小説「バトル・ロワイアル」を、高校の時以来久々に読み返した。僕はあまり小説を2度3度と読み返すことが少ないですが、600項に上る長編でありながら2度も読ませるこのバトル・ロワイアルは僕にとってかなりのお気に入りかもしれません。
もう10年も前になるのでしょうか、当時この小説が話題となりついに映画化までされました。しかしその内容の残酷さからR15指定となり、中学生以下は観賞できませんでした。それでも結構な興行だったと思います。ちなみに自分はギリギリ高1だったので観にいくことができました。
クラスメイトが一人になるまで殺し合いをする。上辺だけをみたらこんな酷い作品も滅多にありません。しかし同時に、ここまで時間を忘れさせて読ませてくれる小説も少ないです。まさにまさにエンターテイメントの骨頂。映画版は端折られすぎていてあまりお勧めできないけれど、小説は一読の価値があります。
プロットの立て方が秀逸。無理のない設定と殺し合いという極限状態における人物の心理状況、そして随所に散りばめられたパロディ。主人公の一人愁也はロック好きだが、まさにこの作品自体がロックであって、全てを通して、現実世界における見えそうで見えない「あいつら」に対するアイロニーを多分に含めています。ここら辺の隠された(結構おっぴろげかもだが)テーマに気付くか気づかないかでこの作品の是非は大きく振れ変わってしまうのではないでしょうか。
ただ表面上だけをなぞっていては見えないことがたくさんあります。内容は確かに痛烈ですが、本を読ませる力のある、時間も忘れて世界に入り込んでしまう作品は中々出会えず、そういう意味では僕の中でこのバトルロワイアルはかなりの名作です。
本を読むのが億劫な人も、この作品は是非手にとって欲しいです。
もう10年も前になるのでしょうか、当時この小説が話題となりついに映画化までされました。しかしその内容の残酷さからR15指定となり、中学生以下は観賞できませんでした。それでも結構な興行だったと思います。ちなみに自分はギリギリ高1だったので観にいくことができました。
クラスメイトが一人になるまで殺し合いをする。上辺だけをみたらこんな酷い作品も滅多にありません。しかし同時に、ここまで時間を忘れさせて読ませてくれる小説も少ないです。まさにまさにエンターテイメントの骨頂。映画版は端折られすぎていてあまりお勧めできないけれど、小説は一読の価値があります。
プロットの立て方が秀逸。無理のない設定と殺し合いという極限状態における人物の心理状況、そして随所に散りばめられたパロディ。主人公の一人愁也はロック好きだが、まさにこの作品自体がロックであって、全てを通して、現実世界における見えそうで見えない「あいつら」に対するアイロニーを多分に含めています。ここら辺の隠された(結構おっぴろげかもだが)テーマに気付くか気づかないかでこの作品の是非は大きく振れ変わってしまうのではないでしょうか。
ただ表面上だけをなぞっていては見えないことがたくさんあります。内容は確かに痛烈ですが、本を読ませる力のある、時間も忘れて世界に入り込んでしまう作品は中々出会えず、そういう意味では僕の中でこのバトルロワイアルはかなりの名作です。
本を読むのが億劫な人も、この作品は是非手にとって欲しいです。
ちなみに、バトロワのサントラCD持ってます 笑
天野正道作曲!レクイエム!
中学を思い返すと、バトロワも同時に思い出されます・・・。
年齢の問題で見れないってことで、やたら外見がイカつい感じで、大人っぽい友達が借りにいってくれて、一緒に見たのは良い思いでっす。
人間の汚い部分や弱い部分がモロにさらけ出されていて、物凄く楽しめました。
もし自分が、バトロワと同じ状況になったら・・・なんて、何度も考えました。
周りの友達と話してて、「あいつは最初に~になって死ぬ!あいつは最後まで生き残りそうだ」なんてことをよく話してました 苦笑
複雑なことはわかりませんが、バトロワのような状況になった時、この世で誰一人信じられない!なんていう状態にはなりたくないなと思います。
バトロワは汚さの中にある美しさを表現していると、個人的に感じてます。
小説のバトロワ読んでみます。
しかしマンガ化された時の衝撃はでかかったな。あの、絵。もうちょっとなんとかならんかったかなぁ・・・なんて心配したりもしました。ちゃんと最後まで描き切ったのかな?途中で読まなくなっちゃった。