さて今日は、宇宙戦艦ヤマト2202 第一章/第一話にてガトランティス艦隊を一挙に殲滅した拡散波動砲について、気がついた点や思うところを書きとめてみようと思います。
最初に注目したのは、その圧倒的な破壊力・・・・・・ではなく、発射後の軍産複合体(軍需企業群)のオブザーバーたちの会話です。
ガミラス人1「成功だ」
地球人1「拡散波動砲」
地球人2「ガミラスの方も、これで我々への認識を改めることでしょうね」
ガミラス人2「地球の反対派もな」
この会話の流れから、これが拡散波動砲の実戦初使用であり、本砲の開発と配備には、地球のみならずガミラスの軍需企業も参画していることが想像できます。
従来型の波動砲に比べて遥かに運用柔軟性が高いと思われる拡散波動砲の開発と配備が、もしガミラスのあずかり知らぬところで行われていたならば、当然ガミラスは黙っていないでしょう。
また、第二話での藤堂・芹沢とバレルの会話でも、拡散波動砲については一切言及されなかったことからも、アンドロメダと拡散波動砲の存在は既にガミラスでも認知されていると考えるのは自然なことだと思います。
更にもう一歩想像で踏み込むと、拡散波動砲はガミラスでも未だ配備されていないのかもしれませんね。
そうでなければ、その『成功』に地球人2の言う『ガミラスが認識を改める』程のインパクトはないと思いますので(同じ台詞の中の“我々”が『地球』を指すのか『軍産複合体』を指しているかも実は微妙に気になっています)。
しかし、もし開発には参画していながら、巨大な国力と軍事力を誇るガミラスが拡散波動砲を未だ保有していないとしたら、それはそれで不思議な話です。
考えられるとすれば、ガミラスはイスカンダルとの関係性から、波動砲やそれに類する兵器の開発や配備を抑制している場合でしょうか。
その点、経済規模的には微々たるものに過ぎない(金額的に商売上の旨味が少ない)地球にガミラスの軍需企業群が肩入れしているのは、イスカンダルに対する崇拝の念や、それの裏返しである禁忌(タブー)感が、ガミラスに比べて薄いことに起因しているのかもしれませんね。

さて、話は変わって、今度は劇中での拡散波動砲発射時の描写についてです。
アンドロメダから発射された二条の波動砲ビームは、最終段階ではヤマトのショックカノンビームのように絡み合いながら宇宙空間を突進し、そして二条のビームが結合したところで『拡散』が発生しているように見えます。
電撃ホビーウェブの記事によると、拡散したビームは『細くならない』とされていますので、それが事実なら、実質的にはビームエネルギーは拡散点で大幅に『増大』『増幅』していることになります。
飛んでいった二本のビームが結合した瞬間、何らかの二次的反応が発生し、エネルギー量が一挙に数十倍にまで達して飛散する――新たに発生しているエネルギー量が半端ではないので、そこで発生している現象は・・・・・・。
今のところ、その原理については想像もつかないというのが正直なところでして、第二章以降で設定が明らかになるのが今から楽しみですね(^o^)
原理はともかく、拡散波動砲の成立要件の一つ(全てではないと思います)が二つ以上の波動砲ビームの結合であるならば、ドレッドノート級(D級)主力戦艦の波動砲が拡散型か集中型(収束型)か、はたまたアンドロメダのようなハイブリッド型なのか、気になるところです。
実は、主力戦艦の波動砲口内の発射口は二つ有るんじゃないか?と事前に想像したりもしていたのですが、6月発売のプラモデル画像↓で完全に否定されてしまいました(^▽^;)

そうすると今度は、波動砲口の『仕切り』が気になってきます。
主力戦艦の波動砲口の『仕切り』が何の為に存在するのかは、ヤマトファンの間でも昔から謎だった訳ですが、拡散波動砲の成立要件に同程度の波動砲ビームの結合が存在するのであれば、波動砲発射時に艦首部で展開する余剰次元かマイクロブラックホールを分流する為のものと考えてみるのは如何でしょう?
マイクロブラックホールの放射エネルギー(波動砲ビーム)そのものを分流するのは、いくら波動防壁などを展開したとしても“仕切り”が保たないと思いますので、その前段階で分流する方が現実的かなぁと考えました。
また、いざという時は仕切り板を下部船体に収納したり(画像を見る限りそんな構造には見えませんが)、極論、仕切り板を吹き飛ばしてしまえば、集中射撃も可能になります。
でも・・・・・・そんな発想がOKなら、ヤマトの波動砲口にも仕切り板を立ててやれば、拡散射撃が可能になる訳で、でも、そんな一本前歯のヤマトの姿は見たくないですね(^_^;)
それよりかは、せっかく主力戦艦は多数が存在するのですから、二隻以上で統制波動砲射撃を行い、複数艦のビームを結合させることで『拡散』を実現するなんてのもカッコいいですね。
もちろん射撃管制はシビアでしょうし、実戦で実行できる状況も限られるとは思いますが、決して不可能ではない気がします。
それに、250~260メートルクラスの艦にショックカノンに加えて波動砲まで搭載しているドレッドノート級は、少なくとも攻撃力においてはとてつもなくチートな存在です(他国の4~5百メートル級の戦艦とも平然とタイマンで殴り合えそうです)。
その波動砲が拡散/集中まで自由に選択できたら、さすがにあまりにも“強すぎる”かもしれません。
さてさて、週末と言うこともあって、今日も勝手な想像が過ぎました(^_^;)
何にしましても、主力戦艦は私的に大好きな艦で、第二章でもカッコいい見せ場があるといいのですね(^o^)
その方がプラモデルもよく売れると思いますし。
そしてアンドロメダと主力戦艦が沢山売れに売れて・・・・・・年末位に1/1000大戦艦が発売してくれないかなぁw
![]() | 宇宙戦艦ヤマト2202 地球連邦 宇宙戦艦ゆうなぎ艦隊セット(仮) 1/1000スケール 色分け済みプラモデル |
バンダイ | |
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![]() | 宇宙戦艦ヤマト2202 地球連邦主力戦艦 ドレッドノート (仮) 1/1000スケール 色分け済みプラモデル |
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![]() | 宇宙戦艦ヤマト2202 地球連邦 アンドロメダ級一番艦 アンドロメダ ムービーエフェクトVer.(仮) 1/1000スケール 色分け済みプラモデル |
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![]() | 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第一章(レンタル版) |
小野大輔,桑島法子 | |
メーカー情報なし |
アンドロメダに搭載されている二門の波動砲の内、片方は普通の波動エネルギー、もう片方は波動エネルギーに何らかの反応を示すエネルギーを放出すると仮定すると、ドレッドノート級は収束型波動砲しか搭載できないですね。それでもハイゼラード級なぞ相手にもならないほど強力な戦艦になるでしょうが、搭載されるであろう収束圧縮型衝撃砲と併せて、劇中はどのような扱いに描写されるんでしょうね?そして、あの謎の仕切坂の説明もしっかりしてほしいものですw
さて、その拡散波動砲ですが、エネルギーの束が細くならないのなら、あの描写では威力が過少であるとしか見えません。2199では木星が凹んで見えるくらいの描写であったのに、そのままの表現であれば浮遊大陸どころか、あの星そのものを破壊していてもおかしくないと思うのですが。エネルギーの束は細くならないけど、一本辺りの威力は収束型波動砲より低いのかな?益々謎ですね。
おはようございます。
とてもナイス(表現が古い)なトピックだと思います。
ご指摘の通り、2本のビームが捩じれて交わったところで拡散していますので、そこに何かの技術があるのだと思います。
しかも、エネルギー量が増大する謎の技術が。
波動エネルギーは、その名の通り「波」の性質があると想定します。
「波」の性質を持つということは、位相(波の向きですか)もありますから、複数のエネルギーの位相成分を変えることで交差時に共振を起こしてエネルギー量を増大させている、なんていう妄想をしてみました。
この位相成分を微調整することで、拡散時の照準が調整できる、ということにすれば、旧作と異なった運用ができる気もします。
波動エネルギーの位相調整機構は、とても大きいので、アンドロメダ級は一番主砲から艦首までの距離がとても長くなり、400mを超える巨艦になってしまった・・・
でも、この妄想だと、拡散波動砲は発射口が2つ以上ないと成り立たないので、主力戦艦には適用できないですね・・・
主力戦艦の仕切り板は、お手上げですね。
意外と、発射時には下に降りるのかもしれませんね。
それでは。
それについてはスタッフさんが納得いく設定を付けてくれることを期待します。
仕切りについてはよくわからないですが…