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我が家の地球防衛艦隊

ヤマトマガジンで連載された宇宙戦艦ヤマト復活篇 第0部「アクエリアス・アルゴリズム」設定考証チームに参加しました。

『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』に見る各種設定(ネタバレ有)

2014-12-17 21:10:59 | 宇宙戦艦ヤマト2199
「星巡る方舟」の新PVが公開されていました(^o^)



残念ながら週間興行ランキングではベスト10落ちしてしまいましたが、年末年始にかけても息長くお客さんが入って欲しいですね♪
私も今週末にもう一回観に行きたいと思っています(^_^)

などと言いつつ、上映開始の週末以降、急に忙しくなってしまい、『星巡る方舟』についての記事が書けない状態が長く続いていました(^_^;)
今日は久しぶりに遠方への出張でしたので、移動の新幹線車内と宿泊ホテルでこの記事を書いています(^o^)
2199本編公開時も、ネタバレ記事は公開1週間後解禁としていましたので、そのセオリーに従えば、そろそろネタバレしても良いでしょうかw
但し、ストーリー的な紹介や感想は、既に色々な方が行っておられますので、マイナーロードを順調に航行中(笑)の当ブログでは、あまり誰も取り上げないであろう設定を取り上げてみたいと思います。

『星巡る方舟』の前半、桐生御影がガミラスの『多言語翻訳機』から吸い上げたデータから、ヤマトのメインフレーム内に独自の翻訳データベースを作成しているシーンがあります。
この際、一覧として表示されるガミラス語族が以下の言語です。

〇ガミラス語族
標準ガミラス語
標準(大衆)ガミラス語
神聖ガミラス語(イスカンダル語)
西半球高地ポルメリア語
西半球高地ゲルバデン地方語
西半球低地ケルカプフ地方語
ゼルグーテン語
東半球高地語

いかがでしょう?
結構興味深いワードが揃ってますね。
『ポルメリア』『ゲルバデン』『ゼルグーデン』という単語は、2199に登場したガミラス艦艇名そのものであったり、それに類似した単語です。
中でも、『ゼルグーデン』からは色々と想像(妄想)できます。



ゼーリック主導で建造された艦が“ゼルグート”級であり、言語としても“ゼルグーテン”語が存在するとなると、大ガミラス帝星(ガミラス帝国)の前身であるガミラス大公国時代、ゼルグーテン語が話される地域は、王侯貴族であるゼーリック家によって統治されていたのではないかと想像できます。
同じように、ポルメリア語やゲルバデン語が話されていた地域も、それぞれ王侯貴族が存在していたのかもしれません。
ただ、エーリク・ヴァム・デスラー大公による統一時か、アベルト・デスラーによる再統一時、これらの王侯貴族の中には滅ぼされてしまったものもあったでしょう(むしろ、その方が自然だと思います)。

その数少ない生き残りの元・王侯貴族の一つが、ゼーリック家だったのではないかと。
これと同様にポルメリア地方やゲルバデン地方を治めていた元・王侯貴族も未だ健在で、その貴族主導で建造された空母と戦闘母艦がそれぞれ『ポルメリア級』『ゲルバデス級』という名前に反映されている可能性もあると思います。
ただ、各地域に強い影響力を持つ旧王侯貴族があまりに沢山生き残っているのは、後継国家たる大ガミラス帝星にとっては望ましくないとも考えられます。



その点、ポルメリア級やゲルバデス級は、各地域の名を冠した重工業メーカー(軍事企業)が提案したことで、その名がつけられている可能性もあると思います(この場合、その地域の王侯貴族は滅ぼされているかもしれません)。
たとえば、ポルメリア地方にある『ポルメリア重工』やゲルバデン地方の『ゲルバデン造船』みたいな感じですね。
実際、ゲルバデス級の設定には『ガミラスの軍事企業群による、属州惑星の統治を旗印とした特殊艦艇の試作競争の中で生み出された艦級』という設定があったりもしますし。

うーん、我ながら呆れるくらいに地味なネタだw
でも、ウチのブログらしいネタであるような気もします(自画自賛)

ところで。。。この西半球・東半球ってのは、常識的にバレラスのそれってことでいいんでしょうか?

次回はもう少し派手(?)にゲルバデス級について書いてみたいと思います(^o^)

小説 宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟
豊田 巧
マッグガーデン

劇場版 宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟 オリジナルサウンドトラック
ランティス
ランティス

宇宙戦艦ヤマト2199 艦艇作例集 “星巡る方舟”編
ホビージャパン
ホビージャパン

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13 コメント

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Unknown (ぐらっと)
2014-12-18 07:45:53
書きますか?書いちゃいますか!?遂にゲルバディス級の妄想設定ををををを!?
そういえば、冒頭PVを見ててふと思ったことが。星巡る方舟のメインとなるストーリーに本来関係ない月や地球のシーンがありましたよね。空間騎兵隊のことは設定資料集にも記述が無い新設定な訳ですが・・・それを出すなら、最初から沖田艦長に関する設定にも載っていて、実際に2199のストーリーにも少し絡む「第二次火星沖海戦」、通称カ号作戦のことを描いて欲しかったと思いました。2199はこれで終わりだけど、いつかはガミラスとの邂逅からメ号作戦までの間、ユリーシャ来訪まで含めた出来事を映画化してほしいですね!
返信する
翻訳言語の充実は (零くん)
2014-12-18 15:16:49
来るかもしれないガト戦でのスムーズな導入に役立つでしょうね。

ガト軍が波動放射器や科学奴隷を欲している事が謳われてましたし、
後はどう続けてくれるかですが、
星巡る方舟の特番でアキラ先生もライフワークにして行くと(脚本次第で)ハッキリ言ってくれただけに復活篇の続編ともども期待したいところ…なんですが(^_^;)

ところでシークレットファイルはお幾つまであるかご存知でしょうか?
返信する
Unknown (MJ)
2014-12-18 19:47:42
こんばんは~♪

> 遂にゲルバディス級の妄想設定ををををを!?

あ、いや、別に妄想設定じゃないです(てか、そんなすぐには書けないです)。
精々がちょっとした考察程度です(^_^;)

> 空間騎兵隊のことは設定資料集にも記述が無い新設定

さすがに斉藤の名前はありませんでしたが、“空間騎兵”という単語は最初期からコスモシーガルのメカ設定に記載されていました(今でも公式HPで確認することができます)

> 通称カ号作戦のことを描いて欲しかったと

総監督自身、2199本編2章か3章のBDに収録されていた対談で作りたいと仰ってました。
ぐらっとさんや私のようなミリタリー系好きのコアなファンはこうした外伝作品を心底から望んでいる訳ですが、お金を握っているスポンサーは、ヤマトが登場しない外伝作品は中々認めてくれそうにないのが頭の痛いところですよね。

> 特番でアキラ先生もライフワークにして行くと

星巡る方舟公開に前後して、宮川先生をはじめ関係者が急に続編について言及し始めましたよね。
それまでは、おおやけに続編について触れられることは無かっただけに、この変化は気になるところです。
気になると言えば、復活篇第二部も(一応)製作発表が為された状態にある訳ですが・・・・・・やっぱり作風も大きく変えてくるんですかね?
常識的に考えれば、成功した2199の影響を受けるのは必然と思いますが・・・・・・。

> シークレットファイルはお幾つまであるか

追憶の航海で配布されたのが0~3の4種類、星巡る方舟は1~3の3種類だと思います(^o^)
返信する
ありがとうございま~す。 (零くん)
2014-12-18 23:23:54
ファイル集めは諦めてますが、ちょっと気になったもので(^_^;)

復活篇、キャラがアンチ松本先生を気にし過ぎだったので、もっと柔らかいタッチの作画をお願いしたいですね。

メカは旧戦力大活躍の方向で~。
返信する
Unknown (Unknown)
2014-12-19 21:33:45
あの部分ちょっと気になってました。
そしてザルツ語やオルタリア語が含まれてない部分もちょっと気になったのですよね。

思えば、本編2話のシュルツとガンツの会話はガミラス語でした。
ザルツ人しかいない部隊での会話の中で、嫌な上官のことを「あの日和見主義者」などと悪口を言うのにガミラス語をしゃべっていたあれは、もしかすると少なくともシュルツが子供の頃既にザルツはガミラスの統治下にあってザルツの公用語はガミラス語になっていてザルツ語は使われなくなっているのかも…などと妄想しております。

ノランの「俺たちだってガミラスだ!」というガミラス人としての民族意識の高さも、ザルツ人とガミラス人の付き合いの長さをうかがわせます。

あと、~半球高地、低地とあるのはガミラスの外殻部分と地下部分のことかもしれないですね。
返信する
Unknown (MJ)
2014-12-20 00:38:21
こんばんは~♪

> もっと柔らかいタッチの作画

同感です(^o^)
特に古代の顔は、日本アニメのキャラの表情には見えなかったくらいでしたから(^_^;)

> メカは旧戦力大活躍の方向で~。

こちらについては、異論なぞあろう筈がありません~。

> ザルツ語やオルタリア語

このあたりは確かに微妙なんですよね。
アベルト・デスラー政権下で併合されたのであれば、まだ併合からそれほどの期間は経っていないので、言語の完全変更は現実的に難しい部分がありそうに思えます。
やっぱり、ガミラス人の1年は地球に比べて遥かに長いと考える方が妥当なのかもしれません。

> ガミラスの外殻部分と地下部分

おおっ!?これは思い浮かばなかったです!!
返信する
Unknown (mars)
2014-12-21 12:18:00
翻訳機のシーンでポルメリア語まで見えたのですが詳細が判ってスッキリしました。
ヤマト3の地球でも競争試作は有ったので州政府ごとの開発はありそうです。
気になるのは「ケルカピア」が標準艦、「ゲルバデス級」が探索戦艦なのに対してゼルグード級がゼーリック主導の戦略指揮艦でポルメリア級がギムレーの親衛隊の主力艦という所。
役立たずのギムレーをデスラーが重用してた謎がやっと解けました。デスラー政権は純潔派同士の対立を利用してやっとこさ成立してたようです。
返信する
Unknown (MJ)
2014-12-21 17:58:25
こんばんは~♪

> ケルカピア

あ、そうか、ケルカプフが転じてケルカピア!!。
正直それは気づいていませんでした(^_^;)

> ポルメリア級

この艦、ストレートにガイペロン級の後継艦なんじゃないかと思っています。
ガイペロン級の開放型格納庫の反省から、密閉型格納庫が徹底されているようにも見えますし(^o^)

> 役立たずのギムレー

わたし、この人は決して無能とは思わないんですけど・・・・・・(^o^;)
返信する
Unknown (mars)
2014-12-23 12:57:30
>ヤマトが登場しない外伝作品は中々認めてくれそうにないのが
ダブついてる旧地球防衛艦隊プラモの在庫整理と考えたらテレビ特番二話分一時間程度でできないかなぁ。
ノーカット版は円盤売りの汚い商売で。
>開放型格納庫の反省から
装甲を抜かれると密閉型の方が酷い事になるから一長一短と思います、結果から見たら艦載機が外に投げ出されたランベアは生き残りましたし。
寧ろ旧作高速十字空母と同じ性格の「汎用強襲揚陸艦」だとしたら治安任務に当たる(筈の)親衛隊に最適と思われます。
確かにギムレーについては主観によって評価が分かれると思います、責任者はデスラーですから責めるのも酷だとは思いますが、結局第二バレラスを失ってますし。
「最短」の手法として最適でも「最良」の手法を取らない意味ではタラン兄弟、ディッツ、ドメルといった優秀な人材から反撥だけ買ってる。
資材の無駄遣い、自国領度の破壊、必要資材の出し渋りと親衛隊だけで物事を進め結局失敗してる。
銀英のオーベルシュタインへの悪評に似てるような…。
デスラーはスターシアの事で何であんなに焦たのか謎。
返信する
Unknown (MJ)
2014-12-24 09:04:29
こんばんは~♪

> 密閉型の方が酷い事になるから一長一短と思います

確かに一長一短でしょうね。
私の思う密閉型の長所は被弾時のダメコンだけではなく、継戦能力の低さにもあると思っています。
ガイペロン級での搭載機の整備は真空暴露下で実施しないといけないので、整備員の負担が大きそうですし。
たとえ同じく宇宙服を着用した作業でも、真空下と与圧下では精神的・肉体的負担は大きく異なる気がします。

> 「汎用強襲揚陸艦」

裏設定として、デラメア級の母艦としての機能があったりしたら、面白かったかもしれませんね。

> 「最短」の手法として最適でも「最良」の手法を取らない

ここは仰る通り主観の違いでしょう(笑)
そもそもタラン兄弟やディッツ、ドメルといった有能ではあっても善良な人々と、銀河規模の大帝国の建設などという覇業は非常に親和性が低いですから。

> 銀英のオーベルシュタイン

“必要悪”たることに躊躇しないという立ち位置は似てるんですけど・・・・・・やっぱりオーベルシュタインとギムレーを同じレベルにしたくはないなぁ(^_^;)
オーベルシュタインも、それが覇業に必要と判断すれば、それがどれほど苛烈な行為であっても、自らの手を汚すのに躊躇しないでしょう。
ただ、行為そのものに悦びを見出すサディストではないのでw
返信する

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