音楽中心日記blog

Andy@音楽観察者が綴る音楽日記

サンスト

2008年12月17日 | 試聴・動画
 仕事にかまけて更新をサボっている間に、20万ヒットを達成しておりました。この日記をブログに移行してから1年4か月。いつも見に来てくださる方々に感謝です。
 これからもあせらずあわてず、ぼちぼちとやっていきますので、どうかよろしくお願いいたします。


◆NHK青春ラジカセ - NHK-FMの人気番組「サウンドストリート」がよみがえる!
 Welcome To The Working Week経由で知りました。甲斐よしひろや渋谷陽一、坂本龍一、佐野元春といった人々がDJをしていた往年の人気FM番組サウンドストリートをWeb上で聴くことができます。現在のところ、佐野元春4回分、坂本龍一3回分、渋谷陽一1回分が公開中。

 ネットやYouTubeなどなかった1980年代、いつも音楽に飢えていた人間にとって「サウンドストリート」という番組は、新しい音楽・古い音楽を知るための貴重な情報源でした。また、DJをつとめるのが、アナウンサーや職業DJなどという「しゃべり」を生業とする人でなく、ミュージシャンであったり、音楽評論家だったのも魅力でした。彼らのトークは、洗練されていない分、とても生々しくリアルなものに感じられたからです。
 思えばほんとまじめに毎週欠かさず聴いていました。用があってその時間にラジオの前にいられないときは、カセットテープにタイマー録音しておいたりして。

 残念ながら著作権の関係で曲の部分は少ししか流れませんが、各DJのトーク部分はまるまる聴くことができるので、「あの空気」は十分に伝わってきます。佐野元春がニューヨークに渡ってからの第1回放送なんて、自分でもびっくりするくらいよく覚えてました。床屋に行って髪を切った話とか、動物園のエピソードとか。知らぬ間にこの放送は、脳髄の片隅にある保管庫にしまわれていたんだなあ。

 ナタリーによれば、「放送当時の音源がNHKにほとんど残っていないため、この企画は一般から提供された番組の録音テープにより実現した」とのことですが、それって、隠密録音したライヴ音源がのちにオフィシャル発売されちゃったようなもんですよねえ。ええ話や。

 では、「元春レディオ・ショー in NY 第1回」でかかっていたブライアン・アダムス「ストレイト・フロム・ザ・ハート」をどうぞ。この放送で初めてこの曲を聴いて、アルバムを買いにいったのだったかも。