『ハイレゾは本当に高音質? vol.9』の続きです。
それではハイレゾをどう活用すればよいのでしょう。
クラシック、JAZZ、POPS、J-POPに分けて考えてみます。
クラシックファンであれば、最新の録音を高音質で楽しむことができるのは
ありがたいことですが、発売されている総数は多くはありません。
むしろ、1950年代~1970年代の巨匠の演奏を
リマスターされた音源で楽しむことができるのが大きなメリットです。
例えば、バックハウスがウィーンフィルで弾いた皇帝は60年代とは思えない高音質です。
この演奏はアナログディスクの持っていますが
多少高域がキツイ気もしますが
情報量の多さはアナログディスクを超えているとすら感じます。
JAZZはクラシックと同様
50~60年代のマイルスやアートブレイキーのリマスターも楽しめますが
リアルな最新の録音を聴くと本当にびっくりします。
特にヴォーカルは、おそらくハイレゾを意識して録音しているからでしょうが
センターにビシッと定位する音像はこれまで体験したことのない世界です。
POPSは70年代から80年代にデジタル録音された音源が多数発売されていますが、
少数ではありますが、ライブ録音盤は楽しめます!
最新のマスタリング技術はスタジオ盤もそれなりに高音質ですが、
ライブ録音を『よみがえらせる』手法を確立しているように思います。
J-POPはビジネスとして成功している若いアーティストの録音の高音質化が顕著です。
たとえば、YOASOBIではYouTubeで聴いた音とハイレゾの音では全く違います。
若い方もぜひハイレゾで聴いていただきたいと思います。
また、私たちの世代(50代)の方にお聴きいただきたいのは
山口百恵さんの『いい日旅立ち』です。
ハイレゾでベスト盤がでていますが
とてもうまくリマスターされています。
この音源のレコードも所有していますが、天と地ほど違う音に驚かされます。
次回に続きます。
≪9月の勉強会(配信)≫
テーマ『オーディオファンのためのフィルター講座 その1』
配信開始:9月11日(土)午前(その後いつでも試聴可能です)
配信アドレス:https://www.musika.jp/benkyoukai/
チャンデバや低域増強フィルターに使用されているフィルターの仕組みを勉強します。
ぜひご試聴ください。
≪9月のイベント≫
日時:9月25日(土)、26日(日)の10:30~12:00と13:30~15:00
場所:ムジカ試聴室(ログハウス)
(密を避けるための措置で4回とも同じ内容です)
テーマ:ハイレゾとアナログディスク
入場無料で事前申込の必要もありません。お気軽にお越しください。
≪試聴とログハウス見学予約状況≫
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