ムジカ公式ブログ MUSICA Official weblog

オーディオと音楽とすこしマニアック。 MUSICA are a new Hi-Fi brand from Japan.

高音質コンデンサーを分解してみた! vol.1

2017-06-30 | オーディオ部品のうんちく

オーディオ機器に一番多く使われているパーツは抵抗ですが、

2番目に多く使われているパーツはコンデンサーです。

オーディオメーカーでは日夜、高音質の『当たり!コンデンサー』を探しているのですが、

なかなかお目にかかれないというのが実情です。

ところで、先日あるコンデンサーを入手しました。

このコンデンサーは50年程前にドイツのメーカーが開発し

40年程前日本のメーカーがライセンス契約をして生産していた

コンデンサーにそっくりの外観です。

大きさは30mmほどでフイルムコンデンサーとしては大型の部類に属します。

容量は10マイクロファラッドですので電源にも使用できますし、

信号経路でのカップリングコンデンサーとしてもちょうど良い容量です。

新製品のプリアンプ カンタビレにカップリングコンデンサーとして使用してみると



重心が低くなり、低音に芯がある音になりました!

久しぶりの『当たり!コンデンサー』です!!

このコンデンサーは青いケースにはいっているのですが、

これは湿気に弱いコンデンサーを日本で長期使うために考え出された方法で

コンデンサーを樹脂と一緒にケースの中に封入することによって

コンデンサー本体が空気に触れないようになっています。

余談ですが、

アメリカのコンデンサーをありがたがる方が多いのですが、

湿度が低いアメリカから日本に持ってくると

10年程で特性が悪化していきます。

新しいコンデンサーに交換すると「音が変わった!」という方がいますが

それがオリジナルの音・・・ということも多々あります。

余談でした・・・。

話を戻します。

さらに樹脂でコンデンサーが固められているので

外部からの振動や、音楽信号が通過時に発生する微小な振動がなくなり

高音質につながります。

当社ではこのようなパーツを入手した場合は念のため分解しています。

ということで、早速分解してみましょう!

コンデンサーは青いケースに入った乳白色の樹脂の中にあります。



青いケースを取り外していきます。



青いケースが完全にはずれました。



次に乳白色の樹脂を壊してみま・・・次回に続きます。




(1) Raicho3乗り換えキャンペーン”再び!”のご案内

雷鳥シリーズ(雷鳥、雷鳥2、雷鳥L)をご使用中のお客様で

雷鳥3に変更をご希望の方は¥40000(税別)で交換させていただきます。

期間は2017年7月10日までです。   詳細はこちらです。


(2) 64シリーズ乗り換えキャンペーン”再び!”のご案内

60シリーズ、62シリーズをご使用中のお客様で

64シリーズに変更をご希望の方は¥29800(税別)で交換させていただきます。

期間は2017年7月10日までです。   詳細はこちらです。


(3)『BRONZE 1スピーカー&CDセット』の販売を開始を記念して



CDプレーヤーへ6SN7真空管バッファを追加するカスタマイズ(18000円相当)を無料で行います。



詳細はこちらです
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セットの功罪 vol.2

2017-06-29 | スピーカー
『セットの功罪 vol.1』の続きです。

当社で販売していますスピーカー&CDプレーヤーセットですが



小型スピーカーから生意気な低音を出すセットです。

セットのスピーカーであるモニターオーディオ・ブロンズ1の

周波数特性は55Hz~30KHz。

低音を出したいのであればトーンコントロールで

低音を持ち上げれば良いと思われるかもしれませんが

そう単純にはいきません。

3つの条件に合致した場合のみ低音を増強することができます。

第1の条件は

ウーハーユニットに十分な低域再生能力があることです。

このウーハーユニットは

上級モデルのブロンズ5にも使用されています。

このモデルの周波数特性は37Hz~30KHzとなっていますので

ユニットの本来の低域限界は55Hzではなく37Hzと考えられます。。

第2の条件は最大再生可能音量が大きいということです。

10畳程度のお部屋で90dBの音量で聴く場合

スピーカーからは100dB程度の音量で再生する必要があります。

そこからさらに低域を増強するわけですから

106dB以上はほしいところです。

ブロンズ1の最大再生可能音量は109dBでと十分な最大再生可能音量があります。

第3の条件は

ユニットのコーン紙が丈夫で、エッジの柔軟性が十分確保できているという点です。

ブロンズ1にはポートを塞ぐスポンジが付属しています。

ポートを塞ぐとバスレフではなく密閉に近い動作になるのですが、

小型のエンクロージャーによる密閉型スピーカーは

内部の気圧の変化が大きく、ユニットに大きな負担がかかります。

このウーハーユニットは大きな負担にも耐えられるユニットだと考えられます。

バスレフ専用に設計されたウーハーと

密閉にも使えるようなウーハーとではコーン紙やエッジの強度に大きな差があるのです。

このようにモニターオーディオ・ブロンズ1は

低音を持ち上げることができる3つの条件をクリアした珍しいスピーカーです。

しかし、これはメーカーが意図したものかどうかはわかりません。

意地悪く考えれば、

メーカーが上級モデルとユニットを共用することによってコストダウンを実現するために

設計したユニットでエントリーモデルを作ってしまった結果・・・なのかもしれません。

ともあれ、モニターオーディオ・ブロンズ1は

低域を増強することができる稀な小型スピーカーであることは間違いなさそうです。

もちろん他のスピーカーであっても3つの条件がクリアできれば

低域を増強させて再生周波数を広げることができます。

次回に続きます。


ところで、

ソニーミュージックさんが新規にアナログレコードのプレス機を導入するそうです。

ヤフーニュース『ソニー、レコード国内生産を29年ぶり再開 人気再燃受け』

2016年のレコード生産数は2009年の8倍に上昇したそうです。

とはいっても、レコードの生産量はCDの1/200万なので

一般の方にまでレコードが広がっているというわけではありませんが、

今後ソニーミュージック所属のミュージシャンのレコードは増えると思います。

とても楽しみです。




(1) Raicho3乗り換えキャンペーン”再び!”のご案内

雷鳥シリーズ(雷鳥、雷鳥2、雷鳥L)をご使用中のお客様で

雷鳥3に変更をご希望の方は¥40000(税別)で交換させていただきます。

期間は2017年7月10日までです。   詳細はこちらです。


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60シリーズ、62シリーズをご使用中のお客様で

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期間は2017年7月10日までです。   詳細はこちらです。


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CDプレーヤーへ6SN7真空管バッファを追加するカスタマイズ(18000円相当)を無料で行います。



詳細はこちらです
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2週間だけ行います!!乗り換えキャンペーン再び!

2017-06-28 | 雷鳥 Raicho

現在ご使用になっているオーディオシステムも

いずれは新製品が発売されます。

多くのメーカーでは、新製品の方が高音質です。

中にはそうでないメーカーもありますが・・・。

メーカーとしては高音質の新製品に買い換えて頂きたいのですが

かなりの出費を覚悟しなければなりません。

そこで、

ムジカでは「乗り換えキャンペーン」というシステムがあります。

新製品が発売されてから2ケ間に格安で新製品に交換するシステムです。

交換ですのでそれまでお使いの頂いた製品は当社に返送頂きます。

そんなことで商売として成り立つのかと言われる方もありますが、

ムジカの製品は将来にわたって新製品を使う事ができるという安心感から

より多くの方々にお使いのいただけるようになりましたし、

乗り換えキャンペーンのついでにカスタマイズを行うお客様も多くお見えになり

新しい形態の購入方法になっています。

昨年末から今年3月にかけてモデルチェンジした

雷鳥3シリーズ と 64シリーズの 乗り換えキャンペーンを行いましたが大好評でした。

キャンペーン終了後も多くのお問い合わせがあり、

うっかりしてキャンペーン期間が終わってしまったとの声をたくさん頂きました。

そこで本日より7月10日までの間乗り換えキャンペーン"再び!"をおこないます。

詳細は以下の通りです。


(1) Raicho3乗り換えキャンペーンのご案内

雷鳥シリーズをご愛用の皆様に乗り換えキャンペーンのご案内です。

雷鳥シリーズ(雷鳥、雷鳥2、雷鳥L)をご使用中のお客様で

雷鳥3に変更をご希望の方は¥40000(税別)で交換させていただきます。

交換品は壊れてしまっているものでもOKです。

また、例えばプリメインアンプをご使用のお客様が

プリアンプとパワーアンプに交換することもOKです。

この場合は¥40000(税別)×2=¥80000(税別)となります。

この乗り換えキャンペーンは新品の雷鳥3への交換となります。


(2) 64シリーズ乗り換えキャンペーンのご案内

60シリーズ、62シリーズをご愛用の皆様に乗り換えキャンペーンのご案内です。

60シリーズ、62シリーズをご使用中のお客様で

64シリーズに変更をご希望の方は¥29800(税別)で交換させていただきます。

交換品は壊れてしまっているものでもOKです。

また、例えばプリメインアンプをご使用のお客様が

プリアンプとパワーアンプに交換することもOKです。

この乗り換えキャンペーンは新品の64シリーズへの交換となります。

お申込は eigyou@musika.jp まで

期間:2017年7月10日までです。


『BRONZE 1スピーカー&CDセット』の販売を開始を記念して



CDプレーヤーへ6SN7真空管バッファを追加するカスタマイズ(18000円相当)を無料で行います。



先着10名様です。

6SN7真空管バッファを追加しても価格は変わらず76800円(税別)です。

詳細はこちらです

お問い合わせは eigyou@musika.jp までメールいただくか

0584-51-6232 (株式会社ムジカコーポレーション)までお電話ください。



現在開催中のキャンペーン情報はこちらです。


ムジカスタイル夏号 PDF版です。



(ダウンロードはこちらから)
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セットの功罪 vol.1

2017-06-26 | スピーカー
ムジカではいくつかの製品でセットによる販売を行っています。

レコードプレーヤーセットや



スピーカー&CDプレーヤーセット。



当社の場合、

セットにする事によって音質が際立って向上したり、

他のメーカーと提携する事によって特別な価格を実現できる場合にセットを組みます。

セット販売はメリットばかりかというと

そうでもありません。

当社のスピーカー&CDプレーヤーセットの場合、



目的は小型スピーカーから生意気な低音を出す事。

普通の特性のパワーアンプに接続しただけでは

100万円のアンプをもってきても、それなりの低音です。

生意気な低音を出すためにはどうしても電子回路の御世話にならなくてはいけません。

生意気な低音を出すための中間アンプを別途作っても良いのですが

プリメインアンプに組み込んでしまったほうが

使い勝手と、コストにおいて有利です。

スピーカー&CDプレーヤーセットでは

モニターオーディオのスピーカー・ブロンズ1が再生することが難しいような低い周波数の音を

増強し、スピーカーに送り込んでいます。

その結果50hz程度までしか出ていない低域が

40Hz程度まで聴こえてきます。

この10Hz分は大きいです。

限られた大きさの部屋と限られたコストの中で2ランク程上の音を聴くことができるのです。

ところがデメリットもあります。

セットのプリメインアンプはモニターオーディオのスピーカー・ブロンズ1に特性をあわせているので

将来、他のスピーカーに変更した場合

不自然な音になる可能性があります。

このままではスピーカーのグレードアップが出来なくなってしまいます。

このようなときのためにムジカでは

セットのプリメインアンプを一般的な特性に戻す逆カスタマイズ?も行っています。(有償にはなりますが)

次回に続きます。



『BRONZE 1スピーカー&CDセット』の販売を開始を記念して



CDプレーヤーへ6SN7真空管バッファを追加するカスタマイズ(18000円相当)を無料で行います。



先着10名様です。

6SN7真空管バッファを追加しても価格は変わらず76800円(税別)です。

詳細はこちらです

お問い合わせは eigyou@musika.jp までメールいただくか

0584-51-6232 (株式会社ムジカコーポレーション)までお電話ください。



現在開催中のキャンペーン情報はこちらです。


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『スピーカー&CDセット』に無料で真空管バッファを追加・・・まとめ

2017-06-25 | スピーカー
「『スピーカー&CDセット』に無料で真空管バッファを追加・・・vol.5」の続きです。

真空管が半導体に比べて優れている点について考察してきました。

これまでいくつかの要素を考えてきました。

(1)真空管のルックス。

(2)微小信号を増幅する真空管の特性。

(3)シングル回路であるメリット。

(4)適正なインピーダンスで回路が設計されている。

このほかにもあるのかもしれませんが

これらの要素が混在して真空管特有の音を形成していると考えられます。

雑誌に書かれているように

真空管は触ると熱い=>暖かい音がする

というのは完全に間違いとは言いませんが

風が吹けば桶屋が儲かる的な

間をすべてすっとばした飛躍した表現であることは否定できません。

こういった真空管の特性を理解し

オーディオシステムのどの部分に使用することが効果的なかのを

考えていくのもオーディオの楽しみだと思います。

ところで、

昨日ブログでお伝えしましたが

雷鳥3int と int 64 に6SN7真空管バッファを追加するカスタマイズができるようになりました。



これらのプリメインアンプに6SN7真空管を使用するためには

電源関連でクリアしなければいけない問題があったのですが、

新たな電源用の素子を見つけることができたので

これらのカスタマイズも可能になりました。

これも熱心なお客様がどうしても雷鳥3intに6SN7真空管をというリクエストがあったからです。

時間はかかってしまいましたが・・・。

(カスタマイズ価格は18000円(税別)です)

ムジカではカスタマイズによって

お客様の要望に対してかなりの実現性があります。

ぜひご相談ください。



『BRONZE 1スピーカー&CDセット』の販売を開始を記念して



CDプレーヤーへ6SN7真空管バッファを追加するカスタマイズ(18000円相当)を無料で行います。



先着10名様です。

6SN7真空管バッファを追加しても価格は変わらず76800円(税別)です。

詳細はこちらです

お問い合わせは eigyou@musika.jp までメールいただくか

0584-51-6232 (株式会社ムジカコーポレーション)までお電話ください。



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