ムジカ公式ブログ MUSICA Official weblog

オーディオと音楽とすこしマニアック。 MUSICA are a new Hi-Fi brand from Japan.

3極管5703使用 真空管バッファアンプキット発売!!

2019-02-28 | オーディオ部品のうんちく

ムジカの人気モデルに『真空管バッファアンプ legatoⅡ』があります。



バッファアンプとは日本語で緩衝増幅器といいますが

前後の回路の影響を抑えるのが目的です。

梱包のときに使うプチプチを緩衝材といいますが

これも前後の品物がお互いに影響しないよう入れるものです。

オーディオ機器には相性があります。

例えば、プリアンプとパワーアンプを接続した場合

プリアンプはパワーアンプに影響され

パワーアンプはプリアンプに影響されます。

同じメーカーのプリアンプとパワーアンプを使用した場合うまくいくことが多いのは

互いの影響が最小限になるよう設計されているからです。

プリアンプとパワーアンプの間にバッファアンプを挿入すると

お互いの影響が最小になり、機器の持ち味がよくでてきます。

また、最近多い使い方としてCDやPC(DAC)、MP3プレーヤーなどの出力を

プリアンプ(またはプリメインアンプ)に接続するさい

デジタル機器特有の硬質感やキツイ音を真空管によって改善するために

お使いになる方も多いようです。

バッファアンプを使用する場合、legatoⅡの他にも、

カスタマイズでバッファアンプを追加することができますが

このカスタマイズに使用している真空管バッファアンプを

限定20セットで販売することになりました。



真空管はパトリオットミサイルを生産している

アメリカのレイセオン社の3極管で5703という真空管です。

軍用のサブミニチュア管ですので振動にも強く、

信頼性も高い素子です。

ゲインは1で、周波数特性は50KHzまでフラットに伸びています。

34mm×24mmの小さな基盤ですので自作のオーディオ機器に内蔵させたり

小型のケースに組み込んで使用することもできます。

基盤は完成品です。

基盤には電源ジャックや入出力のRCAジャックも接続済みですので



ケースなしでそのままでも使用できます。

もちろん電源アダプターも付属しています。

限定20セットです。

販売は YAHOOショップで行っています。価格は¥10,000(税別)です。






詳細は後日このブログで!



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¥2980(税込)限定100ケ

イギリス・CELESTION社のネオジウムマグネットを使用した

スピーカーユニットAN3510を値下げしました。

直径88mm。 周波数特性は98Hz~18.5KHzと非常に広帯域です。

あと30ケになりました!

詳細はこちら 


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小出力アンプは何ワット必要? vol.9

2019-02-27 | スピーカー

『小出力アンプは何ワット必要? vol.8』の続きです。

小出力アンプは結局のところ、何ワット必要なの??ということで、

実際に測定してみました。

今日は前回通常の音量で聴いたときには6w必要だった

レイ・ブラウン・トリオのSweet Georgia Brownを

BGMのように仕事をしていても気にならない程度の小音量で再生したときを計測します。

前回普通の音量でのピーク値は7v(p)でしたが

今回小音量でのピーク値は1.7v(p)でした。

電力を計算すると P=V^2/R=1.7×1.7÷8=0.36wになります!

小音量であれば、pppからƒ ƒ ƒ までというような曲でも

1Wあれば大丈夫なようです。

最後にこれ以上はうるさくて聴けない!という音量で測定してみると、

ピーク値は17v(p)でした。

電力を計算すると P=V^2/R=17×17÷8=36.1wになります!

ここまでの内容をまとめてみると

音量の変化があまりない曲の場合や

音量の変化がある曲でもBGMのように聴く場合は1w、

音量の変化がある曲を普通の音量で聴く場合は6wもあればOKですが

うるさいくらいに上げると40wは必要になる・・・ということです。

次回に続きます。





詳細は後日このブログで!



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小出力アンプは何ワット必要? vol.8

2019-02-26 | スピーカー

『小出力アンプは何ワット必要? vol.7』の続きです。

小出力アンプについて考えてきましたが

結局のところ、何ワット必要なの??ということで、

実際に測定してみました。

測定方法は十分なパワーのあるアンプで実際に音楽を再生し

そのときの平均電力とピークの電力を測定します。

音源の音が大きくなったり小さくなったりすると測定できないので

まずは音量がほぼ一定のバロックから四季の『春』を使用しました。

部屋は12.5畳のログハウスで

スピーカーとリスナーの距離は近目の1.5m

スピーカーの能率は86dB/wです。

ミリバルでアンプの出力電圧を測定したところ・・・0.3~0.5vでした!

予想外に少ないです。

0.5vで計算してみます。

スピーカーのインピーダンスは8オームですので

P=V^2/R=0.5×0.5÷8=0.03wです!

次にピーク値です。

ピーク値はシンクロスコープで観測したところ1.5v(P)でした。



同様に計算すると

P=V^2/R=1.5×1.5÷8=0.28wです。

これならば1Wもあれば十分・・・というわけにはいきません!

曲を変えて レイ・ブラウン・トリオのSweet Georgia Brownで計測しました。

ミリバルでアンプの出力電圧を測定したところ0.1~1.9vでした。

耳で聞いた音量は曲の音が小さいところに合わせますので0.1vですが、

レイ・ブラウンのベースがはいるといきなり1.9vまで跳ね上がります。

1.9vで計算すると

P=V^2/R=1.9×1.9÷8=0.45wです。

そしてピーク値ですが・・・なんと7v(p)でした。

P=V^2/R=7×7÷8=6.1wになります!

計算結果からすると

一定の音量で鳴っているような曲であれば

アンプの出力は1wもあれば十分ですが、

pppからƒ ƒ ƒ までというような曲では6wは欲しいなぁということになりました。

次にBGMと割り切って仕事をしていても気にならない程度の小音量で計算してみましょう・・・次回に続きます。





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小出力アンプは何ワット必要? vol.7

2019-02-25 | スピーカー

『小出力アンプは何ワット必要? vol.5』の続きです。

次の小出力アンプに関する都市伝説は『小出力アンプの方がクオリティは高い』を考えてみます。

パワーアンプの心臓部は電力増幅回路ですが、実はコストがかかっているのは電源回路です。

特に旧態依然とした大型トランスを使用した電源回路では

パワーアンプのコストの半分以上が電源という場合もあります。

電源回路は使用する電力に比例してコストが上昇していきますので

大出力パワーアンプほど電源にお金がかかります。

例えば、50万円の500Wの大出力パワーアンプと、

同じ50万円の100Wのパワーアンプでは電源にかけるコストが大きく異なるため

肝心な心臓部の電力増幅回路に使用しているコストは何倍も違ってきます。

『小出力アンプの方がクオリティは高い』は本当だと言えるでしょう。

大出力アンプに搭載されている巨大な電源回路はノイズ対策も大変です。

ノイズ対策はノイズの発生源のインピーダンスが低くなると加速度的に対策にコストがかかるようになり

大型アンプで電源部と増幅部の筐体が独立しているモデルがありますが

1つにすると重すぎて持てない!という理由の他に

1つにするとノイズが混入するから!・・・という理由もあるのです。

限られたコストの中でよりクオリティ高い音質を求めるのであれば

本当に必要なパワーを把握し、選択することが重要です。

次回に続きます。


最近お気に入りの『大人のお道具箱・ナカバヤシ ライフスタイルツール ボックス』です。



畳むとリングファイルホルダーのようになり



本棚に仕舞うことができます!!

アルバムのナカバヤシらしいしっかりとした作りです。





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小出力アンプは何ワット必要? vol.6

2019-02-24 | スピーカー

『小出力アンプは何ワット必要? vol.5』の続きです。

次の小出力アンプに関する都市伝説は

『真空管アンプの2wはトランジスターアンプの20wに相当する』の

もうひとつの解釈『2wの真空管アンプの音の馬力は20wのトランジスターアンプにも負けない』を

考えてみます。

真空管アンプは半導体アンプに比べて出力インピーダンスが高くなっています。

一般にダンピングファクターが高いという表現が用いられることもあります。

アンプの出力インピーダンスが高くなるとスピーカーの入力インピーダンスに影響されやすくなります。

フォステクスの10cmフルレンジスピーカー FE107Eを例に計算してみましょう。

メーカーが発表したインピーダンス特性は下図のようです。



このスピーカーの入力インピーダンスは中域では8オームですが、

70Hzあたりでは40オームに上昇しています。

まず、内部インピーダンスが0.1オームの半導体アンプでドライブしたときを計算してみます。

無負荷でアンプから10v出力した場合、

中域でスピーカーに入力される電圧は10×8/(8+0.1)=9.88V

70Hzでスピーカーに入力される電圧は10×40/(40+0.1)=9.98V

中域も低域もほぼ同じ電圧がかかることが判ります。

次に内部インピーダンスが2オームの真空管アンプでドライブしたときを計算すると

中域でスピーカーに入力される電圧は10×8/(8+2)=8V

70Hzでスピーカーに入力される電圧は10×40/(40+2)=9.52V

9.52÷8=1.12=1dB

中域に比べて低域は1dBほど高い電圧がかかります!!

一般に低域のレベルが上がると馬力があるように聴こえますから

これが『2wの真空管アンプの音の馬力は20wのトランジスターアンプにも負けない』の

正体だと思われます。

やはり真空管アンプは良い!ということができるかは微妙で

これはプリアンプについているトーンコントロールで低域を1dB増強しても同じ効果が得られます。

次回に続きます。






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