ムジカ公式ブログ MUSICA Official weblog

オーディオと音楽とすこしマニアック。 MUSICA are a new Hi-Fi brand from Japan.

『禁断のスピーカー使用法』番外編 vol.2

2016-07-31 | スピーカー
「『禁断のスピーカー使用法』番外編 vol.1」の続きです。

2セットのロジウム200を使用して実験的な配置を検証しています。

前回は上側のスピーカーを後ろ向きに配置しました。

その結果、ハイスピードな低音が実現されました。

この配置によってさらに音質が変化した点がありました。

奥行き感です。

上側のスピーカーは後向きですので



中低音~高音は後ろ向きに再生されます。

それが後の壁に反射して音場をつくりました。

古くはボーズ802のように音を拡散させることによって

独特の音場を作るスピーカーがあります。

サラウンド再生でリアスピーカーがリスナーの後ろ側にあって

リスナー後方に音場を作るように

今回実験した配置ではリスナー前方のスピーカーの

さらに前方に音場を作り出します。

それが奥行き感につながっているものと思われます。

この奥行き感も悪くはないです。

壁との距離を細かく調整することで

さらにはっきりとしてくると思われます。

早速実験してみましょう。

次回に続きます。




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『禁断のスピーカー使用法』番外編 vol.1

2016-07-30 | スピーカー
『禁断のスピーカー使用法』番外編です。

『禁断のスピーカー使用法』では2セットのスピーカーを使用して

仮想同軸配置の実験をしてきました。

今日は番外編です。

スピーカーに求めるものはそれぞれ異なるとおもいます。

これまでは音場優先で考えてきましたが

オーディオは低音!という方も多いと思います。

私もそのひとりです。

スカッとした低音がでると気持ちよいものです。

クアドラル社のロジウム200は後面にバスレフポートがついています。

100Hz以下の低音は後ろ向きにでています。

これを前にもってくると低音がより出るのではないだろうか?

そこでこんな配置を実験してみました。



上側のスピーカーを後ろ向きに配置します。

音質ですが・・・低音だけなら100点満点です!!

100Hz以下の低音が倍以上に増えた気がします。

びっくりです。

ボンボンいう低音かと思いきや、

すっきりしたハイスピードな低音です。

正規の向きに置くと低音は後ろから出ますので

後にある壁に反射して聴こえてきます。

このとき低音に付帯音がつくのかもしれません。

これはもう少し研究する必要がありそうです!!

次回に続きます。




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『細いスピーカーケーブルは低音が出ない』は本当?vol.6

2016-07-28 | スピーカー
「『細いスピーカーケーブルは低音が出ない』は本当?vol.5」の続きです。

音楽再生において低音は全てではありませんが

大きな割合を占めるものだとおもいます。

そのため「低音が出る」=「音が良い」という錯覚がまかり通っているのもうなずけます。

これまでの実験から「高品位なスピーカーケーブル」=「太いスピーカーケーブル」ではないことが判りました。

スピーカーケーブルの音は、素材と構造に大きく影響されているようです。

そこで、お勧めのスピーカーケーブル選択法ですが、

多くのスピーカーケーブルはその構造によってシリーズが分けられており

そのシリーズの中で最も太いものが高価であることが多いようです。

太さは細くてもよいので出来るだけ自分の好みの構造のケーブルを選択するのがよいと思います。

私の場合は、できるだけシンプルな構造で

硬すぎず、柔らかすぎずといったものを選びます。

平行線や単純な拠り線がお勧めです。

また、単線のように硬い抵抗はクセが強く

スピーカーに対して大当たりもあれば、大ハズレもあります。

無難なのは拠ってある本数の少ない拠り線です。

日本のケーブルは細いものをたくさんまとめて拠ってありますが

海外のケーブルは太めの線を数本拠ってあるだけのものが多いようです。

このあたりも舶来品が良いという理由のひとつなのかもしれません。




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『細いスピーカーケーブルは低音が出ない』は本当?vol.5

2016-07-27 | スピーカー
「『細いスピーカーケーブルは低音が出ない』は本当?vol.4」の続きです。

この抵抗を接続する手法は

いくつかの進化形(はやりなので・・・)が存在します。

例えば、バイワイヤリングのスピーカーであれば、

高域だけに抵抗を使う方法が考えられます。

パワーアンプからスピーカーのウーハーに接続し

ウーハーからツイーターへ接続しているジャンパー線の片方を

0.6オームに変更するだけです。

こうすることでスピード感の低音と、

ソフトな高音を両立することができます。

また、低域は0.3オーム、高域は0.6オームのように

低域と高域を別々に調整することも可能です。

応用編として、スーパーツイーターを使用する場合に

スーパーツイーターだけに抵抗を使う方法もあります。

工夫次第で色々遊べそうです。

次回に続きます。



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『細いスピーカーケーブルは低音が出ない』は本当?vol.4

2016-07-26 | スピーカー
「『細いスピーカーケーブルは低音が出ない』は本当?vol.3」の続きです。

これまで実験で「細いスピーカーケーブルで低音が出なくなるというのは嘘」を検証してきました。

細いケーブルは低域は落ちませんが、音がソフトになるようです。

これを利用してあえてソフトな音にしてみましょう。

多少細くしたくらいでは効果が少ないので

直列に抵抗をいれます。

前々回の実験では0.3オームを使用しましたが

さらに大きな効果を得るために0.3オームに加えて、0.6オームも実験してみます。



結果ですが、

前々回実験したとおり0.3オームを接続すると全体にソフトになります。

楽器自体のの音がソフトになるというよりは

余韻や空間の感じがソフトになります。

0.6オームを接続するとさらにソフトになるのですが、

低音がよりソフトになる印象です。

この実験をしていて思い出したスピーカーがあります。

40年程前タンノイ社にアーデンをいうスピーカーがありました。

JBL4343と並んで人気のあったスピーカーです。

特にクラシックファンには大人気でした。

たっぷりの低音と耳あたりのよいソフトな高音が思い出されます。

0.6オームを接続して、アンプのトーンコントロールで少し低音を持ち上げると

ちょうどそんな音になります。

懐かしかったです!

次回に続きます。



明日7月26日からアウトレットモールが充実します!

お楽しみに!!



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