ムジカ公式ブログ MUSICA Official weblog

オーディオと音楽とすこしマニアック。 MUSICA are a new Hi-Fi brand from Japan.

オーディオアンプ製作教室

2015-06-30 | クラフト・クラブ・ムジカ

ムジカは春と秋のレコードコンサートや

ソフこい祭りでのお月見コンサート等

地域社会との繋がりを大切にしています。

その一環として夏休みに地域の小中学生を対象にして

『オーディオアンプ製作教室』を開催します。

ムジカint30プリメインアンプをベースに回路を簡易化し

MP3プレーヤーやスマホを音源として再生できるようなアンプを製作します。

地域の小中学校で募集したところ

あっという間に定員に達してしまいました。

製作教室は初めての試みですが、

好評であれば、

より本格的なオーディオアンプを製作する大人を対象とした製作教室へと

広げていきたいと考えています。

また、ブログで紹介した固定アッテネーターや

低域増強アダプター等の製作教室も考えています。

お楽しみに。


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固定アッテネーターを作ろう! vol.13

2015-06-29 | クラフト・クラブ・ムジカ

「固定アッテネーターを作ろう! vol.12」の続きです。

最後にアッテネーターを使用する位置について考えてみます。

CDとプリメインアンプの間にアッテネーターを挿入する場合

①と②があります。



①も②もアッテネーターとしての機能は同じじゃん!という話もありますが

実はノイズ耐性が違います。



CDとアッテネーター間のインピーダンスは通常1キロオーム以下ですが

アッテネーターとプリメインアンプの間は5キロオームです。

インピーダンスは低いほど外来ノイズに対して耐性があります。

そのため外来ノイズに弱いアッテネーターとプリメインアンプの間を短くした方が有利です。

更にはアッテネータ前のノイズは

アッテネータの減衰率でノイズも減衰しますが

アッテネータの後ではノイズはそのまま増幅されてしまいます。

アッテネータの出力側はできるだけ短くして下さい。

次回に続きます。



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固定アッテネーターを作ろう! vol.12

2015-06-28 | クラフト・クラブ・ムジカ

「固定アッテネーターを作ろう! vol.11」の続きです。

ところで2つの減衰率を切り換えるアッテネーターの部品の

スイッチと抵抗の

どちらの部品の音質に対する影響力が大きいのでしょう?

実際に各種の特性を計測すると

抵抗の方が影響は大きいのですが、

聴感上、音質上の影響はスイッチも大きいと思います。

多接点のスイッチの選択肢は少なく

そのため抵抗の質ばかりに目がいきますが

スイッチのクオリティこそよく吟味すべきと思います。

安価でも高品位なトグルスイッチを使用する方法として

次のような回路があります。



使い勝手はとても悪いのですが・・・

次回に続きます。



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固定アッテネーターを作ろう! vol.11

2015-06-27 | クラフト・クラブ・ムジカ

「固定アッテネーターを作ろう! vol.10」の続きです。

固定アッテネーターを設計してきましたが

可変アッテネーターに変更してみましょう。

多接点のスイッチを使用するのではなく

2接点のスイッチを使用することで

2種の減衰率を切り換えることができます。

例として-10dBと-20dBを切り換えるアッテネーターを設計してみましょう。

回路図です。



2接点のアッテネーターのメリットですが、

多接点のローターリースイッチと比較して

2接点のトグルスイッチは低価格でも高信頼性で低損失です。

例えば、このスイッチは接点に銀を使用していてとても低損失です。



トグルスイッチの中には接点を覆う部分に不活性ガスを封入したものもあります。

これによって酸化を防ぎ、初期の良好な特性を継続させることができます。

次回に続きます。



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固定アッテネーターを作ろう! vol.10

2015-06-26 | 雷鳥 Raicho
「固定アッテネーターを作ろう! vol.9」の続きです。

これまでRCAジャックに使用するアッテネーターを作りましたが

バランス用のアッテネーターも製作可能です。

回路図です。



バランスの場合は片方のチャンネルに4本の抵抗を使用しますので

左右で8本の抵抗を使用することになります。

設計にあたっては、この場合もやはり2つの条件があります。

《条件1》入力インピーダンス 10キロオーム前後

《条件2》出力インピーダンス 2キロオーム以下

計算してみました。



ここで注意しなければいけないのは

-6dBのアッテネーターが書いてありません。

-6dBのアッテネーターは2つの条件の両方を満たすことができないのです。

-6dBの代わりに-10dBのアッテネーターを使用するほうが無難です。

次回に続きます。



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