ロック探偵のMY GENERATION

ミステリー作家(?)が、作品の内容や活動を紹介。
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『オブリビオン』

2018-11-21 19:56:44 | 映画
『オブリビオン』という映画を見ました。

2013年の作。主演はトム・クルーズで、ボンドガールを務めた女優でもあるオルガ・キュレンコが出ています。

SF大作……といっていいんでしょうね。

トム・クルーズに加えてモーガン・フリーマンも出ていてたりして、キャスティングだけ見てもかなり豪華です。

舞台は、近未来の地球。
異星人の攻撃を受けて、壊滅的なダメージを受けた地球で、ある任務にあたっている地球人が主人公です。


これはちょっとネタバレ気味になってしまいますが、この作品にはある種のどんでん返しが用意されています。
しかし、そのどんでんの返し方が、どうにも微妙です。
この手の作品を見慣れている人なら、最初の十数分で設定が提示された時点で、一つの可能性を考えるでしょう。そして、それは間違っていないのです。

まあ、自慢ですが、私は見抜きました。
なので、真相が明らかになった時にも、やはりそうか、とにやりとしたものです。

しかし、実際のところ、これはそんなに自慢できることでもありません。先述したとおり、おそらく真相に気づく人は少なくないんでしょう。

作品自体も、そこはもう看破されてしまうことをある程度織り込み済みなんじゃないですかね。
どんでんは、もう中盤あたりで返されてしまいます。そこがまた中途半端に思えるんですが、しかし、じゃあその後どうするか……というところが、この映画のもう一つの見所でしょう。

敵のラスボスのもとへ乗り込むときの突破法なんかは、うまく練られていたと思います。
ただラストは、ううん、これはどうなんだろうな……と思ってしまいましたが。

もう一つの見所は、廃墟と化した地球の光景でしょうか。
地上は荒廃し、巨大な装置が海水を吸い上げる……ここは、劇場のスクリーンでみたら迫力があるでしょう。

あと印象に残っているのは、作中でプロコル・ハルムの「青い影」が流れるシーン。
個人的に最近この曲に密接に触れる機会があったので、その偶然に驚きました。まあ、これは完全に個人的な事情ですが。


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