ロック探偵のMY GENERATION

ミステリー作家(?)が、作品の内容や活動を紹介。
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ストーンズ記念日 ヴィンテージ Ⅷ

2024-07-12 22:02:16 | 日記


今日7月12日は、「ローリングストーンズ記念日」。

というわけで、例年どおりストーンズ記事で行こうと思います。
今年はYoutubeでキープしておいた動画を放出するヴィンテージシリーズというのをやっていますが、今回は、そこにあわせてストーンズ関連動画を集めたヴィンテージⅧです。



はじめに、レア共演を2つ。
一つ目は、パール・ジャムのエディ・ヴェダーと共演するWild Horses。

The Rolling Stones & Eddie Vedder - Wild Horses - Live OFFICIAL


2つ目に、昨年発表の新作に収録されていたSweet Sounds of Heaven。
そのライブ映像が公開されています。オリジナル音源に参加していたレディ・ガガもステージに登場。

The Rolling Stones, Lady Gaga - Sweet Sounds Of Heaven (Live At Racket NYC)


ここからは、ストーンズのメンバーのバンド外活動を。

まずは、キース・リチャーズのソロ曲。
アルバムMain Offender から、999です。

Keith Richards - 999 (Official Lyric Video)


ビル・ワイマン。
ここで白状しておくと……これまでヴィンテージシリーズを7回やってきたこともあって、さすがにストーンズ関連限定ではそんなにたくさんの動画はなかったので、今回はちょっとこちらから探しにいってます。
で、ビル・ワイマンを検索してみたところ……ちゃんとチャンネルがあり、こんな動画が目に留まりました。

Bill Wyman's Rhythm Kings- 'I Put A Spell On You' live

リズム・キングスというバンドをしたがえており、このバンドではアルバート・リーがギターを弾いています。
この動画でやっている曲はロッククラシックで、さまざまなアーティストがカバーしているようですが、私としてはCCRのバージョンが印象に残っています。そういえば、ビル・ワイマンがストーンズを抜けた後に元CCRのスチュ・クックが後任募集のオーディションを受けたなんて話もありました。


ロン・ウッド。
ボブ・ディランのSeven Days をカバーする動画がありました。

Ron Wood - Seven Days

この動画を見ると、すべての楽器を自分で演奏しているということのようです。
キャリアの長いバンドマンでそういう人は珍しくないでしょうが……それぞれの楽器で卓越した腕を持っているからこその、この動画でしょう。

彼が複数の楽器で卓越した腕を持っているというのは、たとえばジェフ・ベック・グループでベースを弾いていたというようなところに示されています。よくも悪くも職人的なこだわりをもつジェフ・ベックにその手腕を認められているということなのです。

ジェフ・ベックとの縁もあったということで、ロニーは昨年行われたジェフ・ベック・トリビュートイベントにも参加。そのステージにおけるPeople Get Ready の動画がありました。

People Get Ready - Rod Stewart, Ronnie Wood, Gary Clark Jr - Jeff Beck Tribute - 22nd May 2023

ただし、ロン・ウッドはここではギターを弾いています。
ボーカルは、ジェフ・ベック・グループでも一緒だったロッド・スチュワート。同じステージに、エリック・クラプトンやゲイリー・クラークJrの姿もあります。


ここで、カバーを2つ。

Rage Against the Machine がカバーするStreet Fighting Man。
例によって、原曲の面影をとどめていませんが……しかしそれが実にかっこいい。路上の闘争ということでいえば、RATMこそ本家といえるでしょう。

Street Fighting Man


同じ曲をオアシスのカバーで。
こちらは原曲に忠実です。

Street Fighting Man


最後に、ストーンズ自身の動画として、Miss You。

The Rolling Stones - Miss You - Live 1997

1997年のステージということですが、時代の流れを感じます。
今だったらこういうふうにはできないだろうな、という表現が頻出。良識/建前と露悪/偽悪の距離感というか……それがつまりは、ロックンロールというものの立ち位置の変化でもあるのでしょう。