ロック探偵のMY GENERATION

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メイデンの名曲を振り返る

2024-06-15 20:39:35 | 過去記事

Iron Maiden - Holy Smoke
今日は、前回に引き続き、音楽記事です。一昨日のスコーピオンズの記事では、メタルバンドにちなんで新種のクモに名前がつけられたという話を紹介しましたが……そこに登場した4つのバン......


過去記事です。
アイアン・メイデンについて書いています。

最近の記事で、メイデンがちょくちょく出てきていたので……こんな記事を振り返ってみようかなと。



もはや旧聞に属する話ではありますが、当該記事を書いた後にアイアン・メイデンは新譜を発表しています。
タイトルは、『戦術』。原題も、日本語を使った Senjutsu となっています。

収録曲に、Stratego というのがありました。
おそらく、英語のstrategy にあたるラテン語みたいなことなんでしょう。とすると、準タイトル曲ともいえます。

Iron Maiden - Stratego (Official Video)

日本をイメージしたMVとなっており、戦術ということだからか、将棋がモチーフになっているようです。

もう一曲、The Writing on the Wall。
こちらは、元記事で書いた文明批評的な視点がはっきり出ているMVといえるでしょう。

Iron Maiden - The Writing On The Wall (SFX Version)


この『戦術』というアルバムもその一環でしょうが、アイアン・メイデンといえば、戦争をテーマにした曲が多い印象があります。
たとえば、代表曲のひとつ Aces High。
こんなふうに、メイデンの曲は歴史上の実際の戦争をテーマにしていたりすることがよくあります。

Iron Maiden - Aces High (Official Video)

そうすると、ウクライナ戦争についてどう考えているのかというようなことも気になるところですが……
メイデンのメンバーがウクライナ戦争についてなにか発言したというような話は耳にしていませんが、ウクライナ支援でメイデンの曲The Trooper をカバーしたという動画を見つけました。


 




 
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ヴェラ・ファーミガという女優が歌っているものです。
この方は、モンスターヴァース版のゴジラなんかにも出演されているんだそうです。そういわれると、見覚えがある気もします。音楽方面にも人脈があるのか、このパフォーマンスではさりげなくアンスラックスのイアン・スコットがギターを弾いていたりします。
果たして、メイデンのメンバーはこういう立ち位置でウクライナ戦争をとらえているのか。これはなかなか難しいところなんじゃないかと思えます。現実の戦争は将棋とは違うわけで……
パイロット免許をもつブルース・ディッキンソンはときに戦闘機や爆撃機を操縦したりもしているようですが、そういう飛行機への憧れと、一方で、現実の戦争にそれが使われる事態にどう向き合うべきなのか……そんな宮崎駿的二律背反があるのかもしれません。
ディッキンソンは、メイデンから脱退していた時期に、ボスニア紛争中のサラエボでソロ公演をやったという伝説の持ち主でもあります。そういったところからすると、やはり現実の戦争を“戦略”的な視点から俯瞰するというような立場には立っていない、立てない人なんじゃないかと個人的には思っています。



ついでに……
ブルース・ディッキンソンは、今年ソロで新譜を発表しています。
タイトルはThe Mandrake Project。
その収録曲 Rain on the Graves のMVがYoutubeで公開されています。

Bruce Dickinson – Rain On The Graves (Official Video)

新譜発表にあわせてツアーも開始。
LAのWhisky A Go Go でのパフォーマンスを観客が撮影した動画がYoutubueにありました。

Frankenstein (The Edgar Winter Group cover)  (Live debut) BRUCE DICKINSON @ Whisky A Go Go. L A.

この動画では、先のRain on the Graves に続けて、エドガー・ウィンターの「フランケンシュタイン」をカバーしています。このインスト曲でブルース・ディッキンソンは何をするのかと思っていると、ドラムを叩き始めます。しかし、途中でスティックを落とすなど……まあ、あるいはこれは最初からそういう演出なのかもしれませんが、後半ではなんとテルミンを演奏。


最後に、ブルース・ディッキンソンが参加した豪華パフォーマンスということで、Deep Purple のBurn。
本家ディープ・パープルのグレン・ヒューズ、イアン・ペイスが参加し、オーケストラとの共演。鍵盤にはリック・ウェイクマンの姿も。

Celebrating Jon Lord 'Burn' (Dickinson, Hughes, Paice, Airey & Wakeman) Official Video Preview





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