立憲民主党と国民民主党が合流してできる新党の代表選が行われています。
立憲の枝野代表と、国民の泉健太政調会長の一騎打ち。
私はいまのところこの新党を支持できるかどうか保留している状態ですが……個人的には、枝野さんが「新自由主義経済からの転換」を掲げたことに期待したいと思います。
新自由主義という発想は、“自己責任論”と深くつながっていて、格差拡大の元凶でもあるのは疑いないところでしょう。
一時的にうまくいくようにみえても、長期的に見れば新自由主義は社会全体を衰退させていく――というのが私の持論です。そして、実際もう日本は衰退のフェーズに入っているように私には見えます。にもかかわらず、この考え方が一時期もてはやされたときの感覚を引きずっている政治家たちが多い……この状況を、変えてもらいたい。それは、自民党との対立軸にもなりえるでしょう。枝野さんが代表に選ばれるかどうかは別としても、新党にはそのあたりを期待したいところです。
