今回は、音楽記事です。
前回フーの記事を書いたところ、いわゆる四大バンドの中ではキンクスが好きだという方からコメントをいただきました。
で、今回は、せっかくなのでキンクスのことを書こうと思います。
とりあげるのは、You Really Got Me。
いわずとしれた、キンクスの代表曲です。
フーの代表曲は何かとなったらいくつか候補があがりますし、ビートルズやストーンズの代表曲といったら百家争鳴状態になるでしょうが、キンクスの代表曲は何かといわれたら、100人中99人ぐらいはこれを答えると思います。それぐらい、大当たりした曲です。
いつだか、イギリスで時代ごとのロックのベスト曲を選ぶというアンケート企画があり、そこでYou Really Got Me が60年~70年の一位になったという話を聞いたこともあります(記憶があいまいなのですが、切り方は55年~65年だったかもしれません)。この曲が、どれだけロックファンの心をとらえたかがわかるでしょう。
そういうわけなので、様々なアーティストにカバーされてもいます。とりわけヴァン・ヘイレンのバージョンが有名で、ヴァン・ヘイレンの曲だと思ってる人も世の中にはいるかもしれませんが、さにあらず。あれはカバーで、オリジナルはキンクスです。
You Really Got Me といえば、まず、あのリフが浮かんできます。
ジャララララッ ジャララララッ というやつですね。
構成をみるときわめてシンプルなリフですが、シンプル・イズ・ザ・ベストを地でいっています。
そしてそれが、Ⅰ→Ⅱ→Ⅴという、特異な進行で展開されます。こういう表し方をするのが妥当かどうかもわからなくなる進行ですが、とりわけ序盤にⅠ→Ⅱとなるところで「お?」と思わされます。普通はこういうのないですからね。デイヴィス兄弟も、これが結構ツボだったようです。
とんがったギターサウンドは、アンプなどに故意にダメージを与えることで作り出されたものといわれます。
このへんも、ロック草創期のなんでもありな感じが出てていいですね。
また、この曲のレコーディングには、ジミー・ペイジが参加しているそうです。レッド・ツェッペリン結成前の裏方的な仕事をしていた時期に、縁があって参加したということです。
ただし、ジミー・ペイジの弾いたギターが使われているのか、使われているとしたらどの部分なのか、というのは、はっきりしないようです。ギターソロを弾いているんじゃないかという説もありますが、これに関してはデイヴィス兄弟もジミー・ペイジも否定しています。
キンクスは、最近、再結成の動きも出ているようです。
デイヴィス兄弟の不仲のためになかなか実現できないようですが、もしかしたら、You Really Got Me を生で聴くことのできる日がやってくるかもしれません。もっとも、彼らの年齢との勝負にもなってきますが……
キンクス、あげていただいてありがとうございます。
わたしは、「サニーアフタヌーン」から「You Really Got Me」へといきました。アルバムは輸入盤しかてにいれることが出来ませんでした。神田のレコード店で・・・。一番好きなのは「ローラ」でしょうか。本国よりアメリカで売れたのかな?
イーグルスもすきなのですが、「ホテル・カリフォルニア」がほんとうはドンヘンリーが作曲者ではないと知ってショックを受け泣きました。
最後は名曲なのでだれがどうかなんて関係ないしね。
ちょっと長くなりました。
ありがとうございました。
記事では知ったふうなことを書きましたが、実際のところ私はキンクスにそんなに詳しくはありません……
キンクスファンの方からしたら、薄っぺらいこといいやがって、みたいに思われてやしないかとひやひやしてます。
まあしかし、名曲は名曲。
薄っぺらくても、広い心で許していただきたいなと思うばかりです。
コメント、ありがとうございました。