2日(土)は晴れている時もあれば、曇っている時もあるはっきりしないお天気でした。気温はさほど低くないので過ごし易い日でした。
「色」の話をすると、健常な男性はある程度何かを期待しますが、(済みません)真面目な話です。
ボランティア終了後、大阪市天王寺区の町はずれの画廊前を歩いていました。画廊ではいま、個人の展示会が行われていました。「林 正明」さん の個展でした。画廊前に小さな看板が置いてありました。中を覗くと皿のような物が沢山置いてありました。入ってきた私を相手に林さんは色々説明をしてくれていました。彼は60才代後半の人でした。訊くと、彼なりの論理があって、この絵皿に生涯を掛けている様子でした。(どこか知りませんが)陶芸と絵の着色、陶芸の焼き物も自分でやっている人だと分かりました。昔、少し齧った俳画の知識で「焼き物で自然と一番違う色はなにでしょうか」と訊くと、「今の生産される野菜などは、自然ではない」「化学肥料と生産性向上ばかりだ」「食べものが一番大事なのに作り方が変わってきている」と言います。米作などが「機械化され、野菜もその色も自然産とは違う」という意見でした。化学肥料など使わないオルガニック(有機農業)が近年取沙汰されています。その思想と行動には頭がさがります。昭和の時代に返る「原点へ返れ」「米も自分で植え、自分で刈り取れ」「それが自然だ」というご意見でした。出展されている絵皿などの絵を見ると、どちらかというと”淡い”色の絵皿が多かったです。焼き物の時の釉薬は何を使っているのでしょう。最も色使いで気を遣っているのは「茗荷」だそうでした。これ野菜の中??
(どこでやられているのか)多少米作もやり、有機農業(約一反とか)をしながら、陶芸や自然の色と取り組んでいる林 正明さんの自然愛着と自然農の正直な生き方に感銘しました。でも少々時代錯誤かな。