眺めのいい部屋

人、映画、本・・・記憶の小箱の中身を文字に直す作業をしています。

『美女と野獣』(2017)

2018-06-08 16:11:43 | 映画・本

作品とは関係ないコトばかり書いた「ひとこと感想」その12。

いつ頃だったか、若い友人と一緒に家のTVで、同じディズニーのアニメーション版『美女と野獣』(1991)を観たことがある。そのときの友人曰く、「この野獣、あまりに可愛い!! 今ならこのままで(フ)女子にモテモテだな~(笑)」。正直、私も同じことを思った。他の(人間の)男たちは賢くも可愛くもないのに、どうすればベルに喜んでもらえるだろうとヤキモキする野獣は、本当に(女性から見て)可愛げのある男性に見えたのだ。

「この(野獣の)ままでハッピー・エンドになってもいいのにね」というところで、友人と私の意見が一致。大体おとぎ話では、イケメン?に戻ると途端に「バカ王子」に見えてくることが、あまりに多いの。私の好みが偏ってるんだろーか・・・なあんて話もしたと思う。(なので、今年のアカデミー賞作品賞に選ばれた『シェイプ・オブ・ウォーター』が、私の疑問(というか希望)に応えてくれたのは、素直に嬉しかった(^^))

今回の実写版リメイク作品(3Dアニメでもある?)については、「野獣」は私の好みではないけれど、別にこれはこれでOK。それより、カップやお茶ポット、ロウソク立てに箪笥といったお城の調度キャラが好き~♪ 吹替えをしている俳優さんたちの顔がうっすらと浮かぶデザインは、映画のラストの舞踏会で「人間」に戻ったとき、「あ、やっぱりあの人だった!」なんて楽しみ方も出来る。(映画館ではあっという間に過ぎてしまう場面だけれど、ポット夫人は誰で、どのキャラの奥さんだったか・・・とか、いつかゆっくり確認したいな~)

ディズニーのアニメーションを観ていると、私は映画の内容よりも、キャラだの、衣装だの、背景だのの方に目がいってしまう。子どもの頃からずっとそうだったし、だからこそディズニー・アニメが好きだったのだと、今頃になってやっと気づいた。ディズニー・アニメを「食べて育った」実感があったのは、「細部」に宿っている「夢」を食べて育ったから・・・そんなことも考えた。



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