眺めのいい部屋

人、映画、本・・・記憶の小箱の中身を文字に直す作業をしています。

2013年に観た映画 (劇場での外国映画編)

2014-05-28 15:07:03 | 映画1年分の「ひとこと感想」2006~
去年(2013)は映画館にはあまり行けなくて、観た外国映画は14本だけ。(自由に映画が観に行けるようになった2005年以来では、最も少ない本数です)自分の体調が良くなかったせいもありますが、夏の猛暑!!(そのくせ冷房には極端にヨワイ自分~)やPM2.5などの影響?で空気環境が悪化したことで、物理的に「家から出られない」日も多かった気がします。でも、今こうしてタイトルを眺めていても、つまらないと思っ . . . 本文を読む
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『裏切りのサーカス』

2014-05-28 14:43:23 | 映画・本
長くなった「ひとこと感想」その14。最初にタイトルを見たときは、いったいどんな映画なんだろう・・・と思った。(「サーカス」って何かの比喩なのかな~?とは思ったものの、なんと「英国諜報部」だったとは!)原題を知って、もう一度驚いた。ジョン・ル・カレの小説「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」の映画化らしい。 読んだのは随分昔?なので、ストーリーもロクに覚えていないけれど、面白かった!という記憶 . . . 本文を読む
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『天国の門』 デジタル修復完全版

2014-05-27 12:33:22 | 映画・本
とりとめのない「ひとこと感想」その13。長年、タイトルだけは聞いていた(私にとっては)「幻の映画」の1本。今回観たのは、監督自らの監修によるデジタル修復完全版とのこと。(製作当時は5時間以上もあったという作品を、削りに削って短くして公開したものの、あまりの評判の悪さ!?にさらに話がヤヤコシクなって・・・結局製作会社は倒産するわ、フィルムはどこかでどーかなるわ・・・「映画災害」などという言葉まで付い . . . 本文を読む
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『ミッドナイト・イン・パリ』

2014-05-18 13:07:22 | 映画・本
別にしておきたかった「ひとこと感想」その12。メモが(映画自体より)ウディ・アレン作品全般についてのグチ?になっていて、ちょっと呆れた。(でも、これまでもずっと感じていたことなので、そのままここに載せようと)「ウディ・アレンの映画は、私にとってはなぜかいつも、“異国の俳優さんたちが右往左往している”フィルムに見える。自分とは全く関係ない世界の話に見えるので、気楽?と言えば、 . . . 本文を読む
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『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』

2014-05-18 12:24:49 | 映画・本
ちょっと長い「ひとこと感想」その11。観た直後のメモには、「予告編で、“子ども”と“トラ”と、あとはクジラくらいしか出てこない?ような映画に見えたため、私向きかも~なんて、以前から楽しみにしていた作品。苦手な3D映像も、海や海洋生物とは相性がいいかもしれないし・・・などと思っていたのだけれど、実際は“海”だけでなく、冒頭の動物 . . . 本文を読む
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2013年に観た映画 (オフシアター日本映画編)

2014-05-17 13:56:44 | 映画1年分の「ひとこと感想」2006~
日本映画の自主上映は毎月行われているのですが、上映会場が私が長時間居られない場所だったりして、なかなか行く機会がありませんでした。去年観に行けたのは、以下の3本だけです。☆『かぞくのくに』(監督・脚本:ヤン・ヨンヒ)映画のラスト、大型のスーツケースを買って帰る妹の表情が忘れられない。http://blog.goo.ne.jp/muma_may/e/43b68a2d29c16284e0ae27540 . . . 本文を読む
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2013年に観た映画 (オフシアター外国映画編)

2014-05-17 13:56:15 | 映画1年分の「ひとこと感想」2006~
去年(2013)自主上映で観た外国映画は18本。1年間にスクリーンで観た映画は、全部で47本。一昨年までは100本以上観ていたのが、今となると自分でも信じられません(^^; 色々な理由で、映画は「録画して家で観る」ことがメインになってしまいました。(そういう方法では、この他に100本くらい観ています) でもスクリーンで観るのが好きなのは、今も変わりません。去年は、温暖化その他についても日本丸の行く . . . 本文を読む
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2%は天使の取り分 ・・・・・ 『天使の分け前』

2014-05-17 13:43:39 | 映画・本
ちょっと長い「ひとこと感想」その10。 これまでに観たこの監督さんの映画で、好きなのを3本選ぶように言われたら、私は『ケス』、『明日へのチケット』の第3話(監督3人によるオムニバスなので)、そしてこの『天使の分け前』を挙げると思う。この人がイギリスの若い人たちの現実を描く際の、「冷静さ」(イギリスも大変な格差社会だとよくよくわかっている人の眼)、「温かさ」(若くても若くなくても人間は愚か . . . 本文を読む
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『愛、アムール』

2014-05-16 18:46:18 | 映画・本
長~くなった「ひとこと感想」その9。(ネタバレです) メモを書く際、自分が何を感じているのか、自分でも把握しにくくて困ったのを思い出す。それでもなんとか書いておきたくて・・・「公開時の評判がとても良かった記憶があって、私は自分でも気づかないうちに、もっと違う“何か”を期待していたらしい。でも、この美しい映画には、私を深い所で納得させてくれるようなモノは、結局見つか . . . 本文を読む
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『ハナ 奇跡の46日間』

2014-05-16 10:01:42 | 映画・本
ちょっとだけ長い「ひとこと感想」その8。1991年に日本で開催された世界卓球選手権大会に、北朝鮮と韓国が統一チームとして出場したこと。それを発案し、実現のために尽力したのが日本人だったこと。・・・私は全然知らなかった。メモには上映会場のアンケートに書いた内容として、「スポーツというものの良さ!を感じた。 女優さんたちは皆とても可愛いけれど、私はやっぱりペ・ドゥナが好き~♪ 今回の役柄(北朝鮮チーム . . . 本文を読む
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『最終目的地』

2014-05-13 12:13:35 | 映画・本
ちょっと長目の「ひとこと感想」その7。映画を観ている間ずっと、なんだか夕陽がゆっくりゆっくり沈んでいくのを、じっと見つめているような気分を味わった。この作り手の作品は何本か観たことがあるけれど、はっきり「落日」と感じたのは初めてだった。と言っても、映画がつまらなかったという意味ではなくて、ただ、「富(=文化・・・かもしれない)」というものの本質とかその最後の行く末?を描くとしても、これは老年期にあ . . . 本文を読む
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『塀の中のジュリアス・シーザー』

2014-05-12 15:57:14 | 映画・本
書いてるうちに止まらなくなった?「ひとこと感想」その6。長いメモが残っていた。「意外なことに、ローマ市内の実在の刑務所内で、演劇実習!として司法精神病院の患者さんたち(受刑者)が演じている・・・といったことよりも、とにかくお芝居“ジュリアス・シーザー”として面白いモノを観たと思った。」「私はこれほど生々しい“ジュリアス・シーザー”(byシェークスピア . . . 本文を読む
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『ふがいない僕は空を見た』

2014-05-11 16:19:26 | 映画・本
ちょっと長目の「ひとこと感想」その5。観た直後のメモには、上映会場で書いたアンケートの内容だけが残っていた。「原作になった小説を読んでしまっていて、小説だけで十分・・・という内容に思えたので迷いましたが、観に来て良かった。登場人物たちの心情について、ひとつの“解釈”を見せてもらった気がしました。田畑智子さんは綺麗でした。主人公の友人(コンビニバイト)はとても良かった!! 人 . . . 本文を読む
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