今回、1年間に観た映画をあれこれ思い出していて、ふと、日本映画については1度もこのブログに書いてないことに気づいた。オフシアターでも映画館でも、日本映画で印象に残った作品は何本かあって、それぞれその都度、思い巡らすものがあったのに。中には、私が時々読みに行く掲示板などで話題になって、何人もの方の間で盛り上がっている話に誘われるようにして、最初行くつもりの無かったのを観に行った作品(『男たちの大和』 . . . 本文を読む
今はもう、映画館と言っても、私が行けそうなのはシネコン一つと昔からの小さな映画館が一つだけ。街中の繁華街には全く無くなってしまったのが寂しい。
郊外に出来たシネコンは、映画を「観る」ためだけならとても快適なのだけれど、観終わって外に出た途端、ざわざわしたショッピング環境だの、はたまたコンクリートの塊だの、どこにでもあるような大量生産の風景が待っているので、一気に現実に引き戻される。平気な時もある . . . 本文を読む
去年の初め、新しく日本映画を自主上映するグループが出来た。幸運にもその会場が自宅に近く、「低エネルギー状態」の時も何とか観に行けるので、日本映画を観る機会が増えて喜んでいる。私は現実から離れたくて映画を観ているところがあるせいか、元々は外国映画を観ることが多かったけれど、毎月日本映画を観るようになってみると、改めて「日本でもこんなに映画って作られているんだ・・・」という驚きがあった。シネコン(のミ . . . 本文を読む
昨年は映画を観るのを「最優先」にして暮らしたような、元々映画の好きな私としても珍しい1年だった。映画館で46本、それ以外の会場で上映されたものが81本、計127本を「スクリーン」で観た事になる。「それ以外の会場で・・・」というのは市や県の主催によるものや美術館ホールの定期的な特別企画を除くと、いわゆる自主上映グループによるものが多かった。私が昨年、映画館での2倍近くもそちらを観たこと自体、「珍しい . . . 本文を読む