アイスランドの映画って、初めて観たと思う。とにかくチラシの表(主人公の顔にピンクの落書き~♪)が可愛い?のと、有名な歌と同じタイトルが気になって、楽しみに観た映画だったけれど・・・観終わって思ったこと。「よく出来た映画だな~(私の好み)」「43歳独身。体重150キロ超。趣味は戦車や兵士の小さなフィギュアでジオラマを作ること。ずっと母親と同居。空港に勤めてる(手荷物関係)けど飛行機に乗ったことはない . . . 本文を読む
『杉原千畝 スギハラチウネ』(監督:チェリング・グラック)メモには、「なんだか久々に真面目な映画を観た気がした」とだけ。監督さんが外国の人で、キャストにも外国のいい俳優さんたちが揃っていると思ったこと。また、そういうことと多分関係があるのだろう、第二次大戦時のヨーロッパで、諜報戦の真っ只中にいた杉原千畝という外交官の成した仕事に対して、冷静な距離感が感じられて、それがこの映画の一番いいところのよう . . . 本文を読む
個人的でとりとめのない「ひとこと感想」その32。(長くなってスミマセン)去年観た映画の中で、私にとってのベスト1(というか本当に「特別」な1本)はこの映画だったと思う。(あまりに色々 なことを思ったので、わざわざ文字化する気になれなくなったくらい)私は、「戦争の影響」を、目に見えない深い傷として身に刻み込まれた両親の元で育ち、「戦争」というものについて、いつもどこかで考えさせられてきた。父親も直接 . . . 本文を読む
『007 スペクター』(監督:サム・メンデス)今年最初にスクリーンで観た映画。 メモにはタイトルしかない。タコそのものみたいなオープニングに始まって、なあんとなくチグハグというかとってつけたみたいな感じ((大層な悪役のはずなのにそう見えなかったり)がついて回った記憶があるけれど、キャストも好きだし、アクション(ハラハラせずに「感心」してしまう)も楽しんで観たと思う。それにしても、映画に登場する女性 . . . 本文を読む
「ひとこと感想」その31。実話だとは聞いていたけれど、それでも観てるといろんな意味で「目(耳も)を疑う」シーンが続出(^^;。山場となるカーネギー・ホールのリサイタルは1944年のことだから、戦争の真っ最中に、ニューヨークでは(セレブとはいえ)こんなコトもやってたんだ・・・と。(『カサブランカ』観たときと似た驚き)フローレンスを演じるメリル・ストリープの歌が始まったときには、「これを2時間聴くこと . . . 本文を読む
ごく個人的な「ひとこと感想」その30。アウシュヴィッツの強制収容所の話・・・と聞いていたので、観にいく元気が湧かなくてグズグズしていたら、先に観にいった家族曰く、「観て元気が出るような映画じゃないから(無理に行くことないけど)・・・でも、とにかく”音”がすごい。あれは映画館じゃないと体験できないかも」。急逝された自主上映関係の知人が、次に上映したいと言っておられた作品でもあ . . . 本文を読む
ダラダラ「ひとこと感想」その29。(結末にも触れています) 2009年1月、TVのニュースで、マンハッタンのビルの間から旅客機が降りてきて、静かに着水しようとする映像を見たときの驚きは今も忘れられない。その後「不時着水自体はそれほど難しいことじゃない」などという言葉もどこかで聞いたりしたけれど、「それは操縦する自分しか乗ってない場合じゃないか・・・」と、素人の私は思った。多くの乗客の命を . . . 本文を読む
取りとめのない「ひとこと感想」その28。メモには、「観たときの印象が鮮烈! 私が全く知らないことばかりを満載した(大都会に暮らす現在ただいまの”学生”たち、演劇サークルにバンド・サークル、短期海外留学、何より今どきの”就活”、そしてネット上での自分自身・・・などなど)ような映画で、どれくらいを原作が担っているのか知りたくなって、帰りに書店で文庫本まで . . . 本文を読む
このホームズがなぜそれほど魅力的なのか、自分でもヨクワカラナイ「ひとこと感想」その27。これはもう「93歳のホームズ」を演じたイアン・マッケラン(70代半ば)が気に入るかどうかにかかっているような映画かと(^^;。(劇中には「30年前」のシーンも出てくるので、60そこそこのマッケラン・ホームズについても同様)私はシャーロック・ホームズは好きだけれど、この俳優さんについては、好きともキライとも特に感 . . . 本文を読む
映画自体にはあまり触れてない「ひとこと感想」その26。以前、若い友人の知り合いから原作マンガ(最初の2冊だけ)が回ってきて、なぜか私も読むハメになったのだけれど・・・「今度”京アニ”で映画化されるって」と聞いたときには、(7冊のうちの2冊しか読んでなくても)私にとってはこのマンガを読むのはかなり辛い体験だったので、映画を観にいくのにも、相応の気力(と決断)が必要だった。学校 . . . 本文を読む
余計なことばかり書いた「ひとこと感想」その25。 「(若い人たちにクドキ落とされて?)4人で観にいく予定だった『映画 聲の形』が、たまたま国民の休日(秋分の日)に当たっていたせいで上映予定の変更に遭い、代わりにこちらを観にてくることに」と、メモにある。観たのは偶然だったけれど、行けて本当に良かったと思った「ビートルズ」の長編ドキュメンタリー。長いメモの一部を引用すると・・・「ビートルズが . . . 本文を読む
長くなった「ひとこと感想」その24。 物語の大筋はなんとか覚えてる?程度の記憶の中で、印象的だったのは本筋とは関係ないことばかり。たとえば、チラシには「圧倒的な映像美」とあるものの、美しいのは「人間以外」なんだな~と感じたこととか。(スイスの高級リゾート・ホテルや、辺りの風景は確かに美しい) 当然のことではあるけれど、そんなところに逗留できるのは「功成り名遂げた」人種であって . . . 本文を読む
映画の本筋とは関係ないまま、長くなってしまった「ひとこと感想」その23。アニメ好きの若い友人は、映画館から帰るや否や「新海誠がやっと、ちゃんとしたエンタメ作った! いや~ もう、そーゆー(一般向けとして立派に通用する)のは、作れるようにならんのかと思いかけてたけど、よかったよかった(笑)」。 (「そんなに新海さん好きだったの?」「いや、別に」)私はタイム・スリップだのパラレル・ワールドだのといった . . . 本文を読む
ごく個人的な「ひとこと感想」その22。 身体の内部が赤く燃えていて、それが黒い体表のヒビ割れから透けて見える今回のゴジラは、チラシや予告編で見たときから「なんだか痛々しい」気がして・・・むしろそのことに引き摺られて?私はこの映画を観にいったような気がする。庵野監督のアニメや映画が特に好きなわけでもないし、「ゴジラ」にも特に思い入れはないけれど、なぜか今回は「きっといい作品になってる」とい . . . 本文を読む
余計なコトばかり書いた「ひとこと感想」その21。(いろいろネタバレしてます。スミマセン)メモには、「『レヴェナント』(2時間半)の後、ハシゴして観た。いかにも開拓期のアメリカ!な映画を観た後、なぜかそのまま帰宅する気になれなかった。 こちらは現代の日本が舞台。渡辺謙が出てくるせいだけでもないと思うけど、妙に日本的な感性?を感じさせる映画で、アメリカの人たちにスンナリ違和感無く観てもらえるかどうかち . . . 本文を読む