コロナ騒ぎで、予定が次々と無くなり、散歩が何よりの楽しみになっています。
この公園は少し離れていますが、いきはバスで、帰りは歩きました。
一番は、サイカチの木を見てくること。 うっそうとした山に入ってすぐにあります。
とげとげがいっぱいの木です。葉っぱは、小さくって優しいのだけど、木の実は４～５0センチもあろうかという豆の莢がぐにゃっとしながらぶら下がるの。小さめのが下に落ちていたりもします。
季節が悪かったわ。それらの何一つもありませんでした。せいぜいが、隣に生えている若木のとげ位。
丈夫そうなとげでしょう。花の頃、実のなる頃にまた尋ねたいです。
この山を登っていくと、頂上に石の方位版？ があります。
ここは、父が若いころに毎日訪れては、四方に遥拝していたという所なんです。
私どもが相模原のこの地に住まうようになったのは、偶然で、
あとから父に聞いてびっくり。
父が我が家に来た折に、一緒に登って話を聞きました。
石の上面を見て、びっくり。10年ぐらいまえでしょうか。父と見に来た折には
皇居とか、伊勢神宮などの方向を示す矢印や文字が見られたのです。
他に何が書いてあったのか、覚えていませんが。
毎朝、起きるとここへ走ってきて、各所の方角をみんなで見て、敬礼したと
話していました。その後体操をして、走って帰ったそうです。
父が10代後半～20代前半だった頃のことですから、
石に彫られてあったでしょうに、だんだん削られて、無くなったしまったのかも。
その父も2年前の4月に97歳で逝きました。
この公園には、昔アスレチックがあったように思うのだけど、影も形もなかったわ。
こうしてどんどん姿を変えていくのね。
