むじな@金沢よろず批評ブログ

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変なところでCMが入った台湾ANIMAX「涼宮ハルヒの消失」

2011-08-11 16:15:52 | アニメ・ラノベ
「涼宮春日的消失(涼宮ハルヒの消失)」が台湾ANIMAXで8月6日午後11時、7日午前6時、午後9時からの3回、それぞれCMを入れて3時間12分にわたって放映された。
字幕は劇場公開時と若干違うように思えた。たとえば、改変後の世界でキョンが妹に「三味線と話がある」というシーンで妹が「キョン君の頭がおかしくなったよ」というところでは劇場は「頭殼秀逗了」だったはずだが、「頭殼壞掉了」になっていた。

それにしても、例によってというか、CMの入れ方、つまり場面のきり方が変だった。

7日午後9時からの回に即してみてみると:

・12月16日クリスマスの準備のシーンで(ハルヒ)「みくるちゃんにプレゼントがあるの。じゃじゃーん」でCM←変
・(キョンのモノローグ)「誰がした。ハルヒお前か」でCM←変
・(キョン)「終わりだな、いろんな意味で」でCM←これはまあ正しい
・(朝倉、消失長門の家におでんをもってきて)「あなたがいることのほうが意外だな」でCM←これは微妙
・(朝倉、エレベータ閉まるときに、微笑む)CM←これも微妙
・(古泉)「もっとも最近は飽きられつつあるようですが」でCM←これも微妙
・(みくる)文芸部室で「ここ。どこですか」でハルヒ鍵閉めたところでCM←これはまあまあ
・(キョン)「ハルヒ、覚えていてくれよ、ここに俺がいたことを」でCM←これは良い・(みくる大)「時間酔いに気をつけてくださいね」でCM←これも良い
・(キョン)「あ、やべ、長・・門・・」でCM←これは良い
・(ハルヒ指を立てる)「いいわね!」病院屋上がかすかに出たところでCM←タイミングは悪くないが、屋上にかかる前できるべきだろう。


今回劇場じゃなくて、TVの小さい画面だからこそ気づいたというべきかも知れないが、消失長門の目にキョンの姿が映っているシーンが何度か出てくる。これは長門のキョンへの思いを意味深に描写したものなんだな。
ただし問題はキョンがあまりちゃんと気づいていないようで、3年前長門が「待っている」といったところで、なんとなく気づいたように見えるのだが、その後のモノローグを見るとやっぱりいまいちわかっていない。

それにしてもキョンって持て持てだわなw。
ハルヒとは両思い、長門からは正常と消失の両バージョンから片思いを寄せられ、みくるも子孫筋だからかみくる自身が縛りをかけているとはいえ、それでも一般の好意以上のものはあると思うし、朝倉にしても中の人は「消失ガイドブック」で「キョンのことが嫌いなんだな」といっているが、実際そうは思えない、一種の屈折した愛があるように思う。まあ、鶴屋だけは恋愛感情はキョンに持っていないかもしれないが。

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