さて、ボスニア2日目から大雨に見舞われ、クロアチアのジャコヴォでは街を歩いていると雨風に襲われ散々な目にあったので、早々とハンガリー入りすることになった。
クロアチアよりはハンガリーのほうが先進国に近いと思ったからだ。
こういう「災害」のときは、より先進国に入るに限る。
クロアチアも悪くはないのだが、なんとなく全体的にレベルが韓国程度だと思う。つまり地方はけっこう不便。
6月2日午前6時にタクシーを呼び、まだまだ小雨が降るなかをバスターミナルへ。30クーナ。ジャコヴォにはタクシーは1台しかないし、早朝ハイヤーなので、料金は高め。6時30分発オシエク行きバスに乗り(切符は前日購入で32.30クーナ)、7時10分オシエク着。そこで列車に乗ってペーチに向かった。
オシエクは人口10万を超えるので、そこそこの街で英語が通じる人も多かった。
しまった、これならジャコヴォに泊まるんじゃなくて、オシエクに泊まったほうがアクセスも便利だと良かったと後悔した。もし次回来るとしたら(すぐにはその機会は来ないだろうが)オシエクに泊まろう。
鈍行列車を国境の駅Deli Monastirで乗り継いでペーチに入った。
オシエクからペーチまでは61クーナ。
国境過ぎにハンガリー側検査官が乗り込んできてチェック。荷物を明けさせられた。
クロアチアからボスニアはそんなに厳しくないが、ボスニアからクロアチア、クロアチアからハンガリー(EU)と、「より発展が遅れているところから、より先進的なところ」の国境検問は比較的厳しい。とはいえ、こちらは日本人だから、さしたる問題もなくOK。これが中国人だったら、そうはいかないだろう。そんな中国を褒め称えて、日本を「衰退している」なんていうポスト団塊はやっぱり馬鹿ヤロだw。
ハンガリー側乗務員が乗り込んできて、切符点検。長髪の結構ファンキーないでたちの乗務員だった。jó napot kívánokと挨拶。
おお!初めての生ハンガリー語!
でも、午後9時過ぎで、もうnapなんかい?
7時42分オシエク発、途中乗り換えで、10時18分にペーチに到着。
さて、ハンガリーは今回の旅行のメインのひとつ。ハンガリー語にもある程度熱中していることもあって、結構期待値は高かった。
まあ期待通りで、また行ってみたいところ。
ペーチは日本人にはあまり知られていないが、わざわざ訪れることにしたのは、古城めぐりが目的のひとつで、結構整備されているので有名なシクローシュSiklós城がペーチ郊外にあるため。
またペーチは2010年の欧州文化首都に指定されていて、さまざまな催しがある。ま、それはどうでも良かったのだが。
ペーチは、オスマンに支配されていた時期もあるので、イスラーム的な建物が残っている。モスクがそのままカトリック教会に転用されたりしている。これは中心となるセーチェーニ広場にあるモスク風教会

また、セーチェーニ広場では、「欧州人が撮った日本」と題した写真パネル展示があって、このときのテーマは鳥取県だった。
