むじな@金沢よろず批評ブログ

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能登麻美子の金沢弁が下手すぐる件

2011-05-31 00:31:09 | アニメ・ラノベ
しっかし、郷土の有名人?能登麻美子って、金沢弁が下手糞だなw。
「花咲くいろは」の輪島巴役として、第7話の冒頭と末尾に母親との電話会話で金沢弁が出てくるんだが、下手。
金沢で飲んだ地元紙記者も「のとまみ、金沢弁、ぜんぜん下手くそっす」とぼやいていたぞw。
むしろ母親役の湯屋敦子のほうが金沢弁うまかったくらいだ。長崎出身なのに。

ついでに、アニメイトが出しているCD「恋する方言 方言恋愛 side B 金沢編」を金沢店でゲットして聞いてみたが、やっぱり下手。
というか、そもそも文法的に金沢弁ではない。
理由を示す「~やから」も普通は「~やさかいに」「~やさけ」というし、また説明口調も「~してん」といっているが、これも普通は「したげ(鼻濁音)ん(わ)」とすべき。
あと一人称の「うち」も「う」を高く発音しているが、あれじゃ京都弁。金沢は「ち」が高め。しかも、これってむしろ一人称複数の「うちら」を多用するんじゃないか?
能登の声質ともあいまって、けっこう上品かつきれいに聞こえるようになっているが、きれいすぎて金沢弁ではない。てか、金沢弁は(高知あたりに似ているが)、鼻濁音の「が」とか「げ」を多用するし、語尾も延ばすので、けっこう汚く田舎くさい方言だと思う。
CDでは能登のコメントで「家に帰ると自然に話すが、一人では方言は話しにくい。やはり言葉は人との対話だと思った」みたいに、もっともらしく語っているが、もともと能登家はコテコテの金沢弁を話していなかったっぽいな。

てか、のとまみ、「ちゃ○ぺ」って言葉知っとるんか?!!!ごるあああーーー!!(て、怒ってどうするw)

まあ、金沢弁のアクセントは、上方のⅠ型でも、東京のⅡ型でもなく、その中間の垂井アクセントという種類なので、東京に住んでいる間に、わけがわからんくなりがちではあるけど。

もっとも、いまどき金沢の地元でも、中高校生ともなると、金沢弁はほとんど話せない。したがって「ちゃ○ぺ」も知らない。
能登は31歳、この世代でも、金沢弁が崩壊しはじめたころだから、微妙だろうな。
とはいえ、「変ゼミ」での新谷良子の金沢弁のほうがまだそれらしく聞こえたので、能登の演技力がないだけなのかもw。まあ、能登は声がいいだけだからな。

とはいえ、金沢弁ってあまり有名な方言ではないし、垂井アクセントだということもあって、よその人には良し悪しの判断がつかないようで、
「エキセントリック少年日記@3冊目 2011年05月15日23:59 今期は金沢弁アニメが2つもあったのか…。」では「でも、能登麻美子さんの金沢弁台詞が物すごくナチュラルっていうか、ネイティブっぽく聞こえるような……」なんて書かれている。いやいやネーティブに言わせると、ぜんぜん駄目なんすよw。

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