最近、なぜかプルーストの大作「失われた時を求めて」にはまっている。
集英社文庫で有名なせりふがある第1巻と第10巻を買って読んだが、なかなか面白い。かといって日本の翻訳は集英社文庫で揃えると1万円近くかかってしまうし、台湾の中文訳も揃えると同じくらいの値段になる。かといってフランスで出ている分厚い廉価版を読みこなすほどフランス語力はまだない。
たまたま昨年10月に誠品信義店の簡体字コーナーでこれの中国翻訳版を見つけた。値段を見ると上下68元で、誠品価格では340台湾ドル、つまり日本円では1000円前後と安い!と思いきや、そのときはなぜか下巻だけが2つあっただけで、外の書店も回ったが売っていなかった。
旧暦12月29日に誠品をのぞいたら、上下揃いが2セットあったので、早速ゲットした。
《追忆似水年华》
叢書標題:譯林世界文學名著
作者:普魯斯特 李恒基 徐繼曾 等
ISBN:7805673209
出版社:南京:譯林出版社
2001年4月 第1版
2006年1月 第6次印刷
ちなみに、同書の中文題名は、《追憶似水年華》、《尋找失去的時間》、《失而復得的時間》
の3種類があるが、近年は台湾も含めて最初の意訳された題名が使われることが多いようだ。
日本語で文庫だと10巻になる大作を、中文にすると1冊あたり900ページくらいはあるんだけど、それでも2冊で収まるんだね。
訳文はわりと読みやすい。これは中国人の好いところ。台湾人が書く中文は(母語じゃなかったのだから当たり前だが)下手なのが多い。翻訳文学でまともなのは、「シャーロックホームズの冒険」の訳本くらい。
しかし、われながら西洋文学を現代中文で読むなんて、西洋の知識を上海などから出ていた漢訳本から吸収した幕末明治の日本の知識人みたいだな。
でも、昨今の毒入りギョーザ騒ぎを見ていると、中国の本って大丈夫かと思う次第。買うとちゃんと消毒剤で表紙を拭くようにしているのだが、例によってインキに常識はずれの高い鉛含有があって、読みすぎると、本ではなく鉛中毒起こしたりしてw。
集英社文庫で有名なせりふがある第1巻と第10巻を買って読んだが、なかなか面白い。かといって日本の翻訳は集英社文庫で揃えると1万円近くかかってしまうし、台湾の中文訳も揃えると同じくらいの値段になる。かといってフランスで出ている分厚い廉価版を読みこなすほどフランス語力はまだない。
たまたま昨年10月に誠品信義店の簡体字コーナーでこれの中国翻訳版を見つけた。値段を見ると上下68元で、誠品価格では340台湾ドル、つまり日本円では1000円前後と安い!と思いきや、そのときはなぜか下巻だけが2つあっただけで、外の書店も回ったが売っていなかった。
旧暦12月29日に誠品をのぞいたら、上下揃いが2セットあったので、早速ゲットした。
《追忆似水年华》
叢書標題:譯林世界文學名著
作者:普魯斯特 李恒基 徐繼曾 等
ISBN:7805673209
出版社:南京:譯林出版社
2001年4月 第1版
2006年1月 第6次印刷
ちなみに、同書の中文題名は、《追憶似水年華》、《尋找失去的時間》、《失而復得的時間》
の3種類があるが、近年は台湾も含めて最初の意訳された題名が使われることが多いようだ。
日本語で文庫だと10巻になる大作を、中文にすると1冊あたり900ページくらいはあるんだけど、それでも2冊で収まるんだね。
訳文はわりと読みやすい。これは中国人の好いところ。台湾人が書く中文は(母語じゃなかったのだから当たり前だが)下手なのが多い。翻訳文学でまともなのは、「シャーロックホームズの冒険」の訳本くらい。
しかし、われながら西洋文学を現代中文で読むなんて、西洋の知識を上海などから出ていた漢訳本から吸収した幕末明治の日本の知識人みたいだな。
でも、昨今の毒入りギョーザ騒ぎを見ていると、中国の本って大丈夫かと思う次第。買うとちゃんと消毒剤で表紙を拭くようにしているのだが、例によってインキに常識はずれの高い鉛含有があって、読みすぎると、本ではなく鉛中毒起こしたりしてw。