むじな@金沢よろず批評ブログ

台湾、国際情勢、アニメなどについて批評

懐かしかったマレー世界の雰囲気 民進党政権時代の台湾もそうだったんだよな

2009-04-19 17:07:54 | マレー世界
2週間弱、インドネシアとマレーシアに行っていた。最近台湾の雰囲気がどんどん暗く、中国化が進行しているので、民進党政権時代に存在したマレー的な穏やかで明るい雰囲気を再び味わいたいと息抜きに出掛けたものだ。

マレーシアは昨年レバノン行きでストップオーバーして以来2回目で、滞在としては初めて、インドネシアは完全に初めて、さらにいえば、ジャワ島が位置する南半球は初体験となった。

インドネシアではジャカルタとバリのウブド(ウブッ)、マレーシアではKLとペナン、マラッカに行った。
インドネシアは国会議員選挙があったので、それにあわせて行った。それからマレーシアでは以前から知り合いだった華人を中心に、マレー系にもいろんな知り合いができた。
ペナンとマラッカでは福建語が多用されていた。プラナカン、ババ・ニョニャにも接触した。

現在、台湾だけにいても閉塞感が強い。次の次に(現在進行中のものを出し終わった後に)書く本のネタが思いつかない。どうみても台湾は破局に向かっているし、日本人の台湾への関心も大幅に減退している。

今後マレー世界における中華とマレーの融合、中華思想の減退という観点から、マレーシアの華人社会というのも、一つの研究テーマにできると知れないと思った。実際、現在日本で出ているマレーシア華人に関する記述は、学術的なものですら、福建語など地域言語の知識が欠如しているために、いい加減なものが多い。ましてビジネス書にいたっては、ありもしない「華僑ネットワーク」「中国との結びつき」なる幻影を振りまいているからだ。

また4月という時期を選んだもう一つの理由は、ちょうどいまが見ごろを迎えた南十字星(南十字座と呼ぶのが正しいが)およびケンタウルスのα、β星も見ることだった。
ただ、宵のうちに見えるはずの大マゼラン雲は、月齢が10前後だったので見えなかった。
これは10-12月(今年とは限らない)という時期を選んで再訪することにしよう。

いずれにしても、マレー世界の中心地、インドネシアとマレーシアは良かった。礼儀正しいし、和む(台湾も民進党政権時代はそうだったのだが)。何度も行きたい。
今回の旅の感想は、追って報告していきたい。

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