むじな@金沢よろず批評ブログ

台湾、国際情勢、アニメなどについて批評

気分が良かったインドネシアとマレーシア行

2009-05-07 01:00:55 | マレー世界
NHK番組事件にかまけて、4月4日から16日のインドネシア、マレーシア旅行の感想をうpしていなかった。
最近、雰囲気が急速に悪化、中国化の一途を歩んでいる台湾と比べて、マレー社会の本家、インドネシアとマレーシアは、まだまだ民進党政権時代のような明るくてほんわかした雰囲気に包まれていた。
インドネシアも民主化と自由化は着実に進んでおり、今回あったリベラルグループの人たちは「どんどん良くなる傾向にある」と将来を楽観していた。
そう、台湾の李登輝後半から陳水扁第一期のときのような将来を楽観できる雰囲気なのだ。

そして戻ってきた台湾は、やっぱり雰囲気が暗く元気がない。

そういえば、アジアの新興民主主義の多くが、現在、逆行に向かっている。
90年代半ばには明るい展望にあったフィリピン、タイ、モンゴル、韓国、台湾がいずれもおかしくなっている(ただ、韓国だけは、選挙による牽制が可能という点ではまだ市民意識が健全なところはあるが)。

とはいえ、インドネシアとマレーシアは着実に良くなっているのは事実だ。
もちろんだからといって、私の研究対象がそっちに移るとかそっちに移住するとかは考えていない。逆にあまりにのんびりしていて、ある意味でマトモすぎるから、私のこれまでの研究スタンスを変えないといけなくなるから、いまさら無理だ。

ああ、数年前の、あの、すばらしかった台湾はどこに行ってしまったのだろうか(嘆)。

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