むじな@金沢よろず批評ブログ

台湾、国際情勢、アニメなどについて批評

「びんちょうタン」のVCDをげっとびん!

2010-04-01 23:44:47 | 芸術・文化全般
萌え擬人化の元祖というか典型的作品としてその昔オタク大賞にも輝いたというコミック「びんちょうタン」。アニメ化されたが、大阪MBSなどで深夜にしかも15分12回放送されただけなので、いまいちマイナーなんだが、知る人ぞ知る心温まる名作だびん。

台湾では2-3年前に緯来日本台でちょこっとやっていたことがあって、そのときは画風がいかにも萌えであざとい感じがしたので避けていたのだが、あとで思い出していろいろ検索してみると、やはりなかなかよい。こないだビデオCDを見つけたので早速買ってきて見てみたびん。
この作品のVCDわりといろんなところで見かけるので、もしかして台湾では人気があるのかもしれない。まあ、おばあちゃんの思い出とか友達の輪とか台湾人が好きそうな話だけど。
もっとも、テンポは遅いし、最初のうちは登場キャラも少ないので若干退屈なのは事実。しかし回を重ねるごとに友達の輪が広がり、面白くなってくるのだが、せっかく面白くなったところで12回終了という欲求不満になる作品でもあるびん。
最初のうちは退屈だと書いたが、絵そのものはしっかり描かれているし、昭和30年くらいの日本の田舎の自然が表現されていて、なかなかよいものがあるびん。

そういえば2月末のアニメフェスタFF15にゲストでやってきた門脇舞衣って、このアニメではまだ門脇舞の名前だが、セカンドキャラのちくタンやっていて、エンディングテーマの「びんちょう音頭」を歌っているんだびん。
ちなみに主役のびんちょうタンの声は、野中藍。

自殺しようとした人がこれを見て思いとどまったらしいし、原作コミックはさらによいらしい。確かに人生を前向きにとらえれらる作品だびん。
しかしできれば、アニメ版をもっと回数増やしてやってほしいと思う。12回といっても15分番組で、普通の30分に換算すればわずか6回分だから。これではあまりにもすくなすぎ。それとどうしてこれほどの名作を朝か夕方にやらなかったのか、不満だ。

ちなみにこれはヲタクに人気があるらしくてブラックユーモアのネット百科事典アンサイクロペディアにもちゃんと項目がある。http://ja.uncyclopedia.info/wiki/びんちょうタン
それによると、
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夜、びんちょうタンがミスをして、自分の体に火が付き、来ている服ごと燃えて(萌えて)何も無くなってDEAD END。 これが実話であると打ち切りとなってしまうため、次の話で朝起きるときに、「ああ…悪い夢を見た」と提示することで、前回の話を無かったことにしている。本人曰く、「こうでもしないと本当に最終回が来てしまうでしょう」とのことである。 」
>
という記述があって、内容を知っている人にはブラックな話としてなかなかツボ。

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