ベトナムハノイの「六本木ヒルズ？」

ベトナムハノイの「六本木ヒルズ？」

　ここのところハノイも高層ビルラッシュである。多くは「チュンクー」（日本で言うとマンションだろうか？）

の下層階が「ショッピングセンター」や「映画館」になっており上の階が住居スペースだ。

高層化も進んでおりハノイには「72階の江南ビル」「65階のロッテビル」などがある。

（現在ベトナムで最高層はホーチミンにある92階建てである）

この写真は「DISCOVERY COMPLEX」というビルである。ここは50階。

隣も高層ビルで、ここにはベトナム第3の航空会社「バンブー航空のヘッドオフィス」がある。

　位置はあのホアンキエム湖からは西に5キロ余りの「ハノイの新都心」にある。

以前はホアンキエム湖の周りに名だたる企業の本社があったが、最近はこの西側の区域に本社を移しつつある。

ここは日本で言えば東京、この50階ビルは「ハノイの六本木ヒルズ」とでも言おうか？

　しかし、家賃相場は高くない。

実は私はここの賃貸に住んでいる。90㎡で＄650である。（エアコンや家具付き）

会社までバイクで3分という好立地。自分はハノイで実に6回目の引っ越しだった

①＄４００のサービスアパート、チュクバックという湖のほとりにあった。サービスアパートの4階

しかしエレベーターなし。帰ってくると部屋の中が変わっていて、気持ち悪くて転居

②ホンホアタン　６７１という高層アパート13階　家賃＄600　140㎡もあり広すぎて難儀。窓からはホータイ（タイ湖）が一望

しかし、会社がうまくいかず、高額な家賃が払えず「苦境に陥り引っ越し」

③私の人生で一番大変だった時期。場所はホータイの近く。1部屋「トイレ、シャワー付き」

家賃は＄１１０　　６階わずかだが「ホータイ」も見えた。「なんとエレベーター付き」大家さんが２階に住み１階が

バイク置き場。しかしこの駐車場のカギを渡してもらえず。「いつでも電話すればあけるから」と言いながら、接待等で

遅くなると電話に出ず。何度か安宿に泊まらなければならない羽目に。　それで引っ越し

④　チュンクー13階、家賃＄３００にうつったが、２Wで公安が訪ねてきた。「あなたは外国人登録されていない。3日以内に

出ていくようにとの事？（オーナーが面倒なのとお金がかかるので、登録してなかったことが判明、オーナーは「へへへ」と

笑ってただけだった。

⇒時は7月、酷暑の中3日目に引っ越し。どこも行くとこが無く、仕方なく「社員寮のアパートへ一時的に身を寄せた」

外気温40℃以上、室内体感温度60度以上。でも考えてほしい。社員はここで暮らしている。男性も女性も。文句は言えない。

社長が転がり込み、1室を空けてくれた、しかし窓なし４．５畳。寝るときは裸で工業用扇風機を直にあて、枕元に凍らせた

１．５Ｌのペットボトルを置き、水分補修しながら寝た。３週間後やっとアパートが見つかり、引っ越した。私の引っ越しは

全て社員がやってくれていた。（この4回目までは）

⑤　やっと安住の部屋へ移れたと思ったが2年後、「オーナーから連絡が」「その部屋、売っちゃったので出てってくれる」との

連絡。やはり追われる身となってしまった（ここからの引っ越しは社員の旦那さんがやっている引っ越しやに頼むことに）

⑥　そしてここからは少々良い物件に。仕事も何とか軌道に乗り「初めて新しい外国人が許可された物件にうつった」スーパーとプールが併設されており、以前とは比較にならない「快適な環境になった」

⑦　しかし、それもつかの間、前と同じ「売っちゃった」攻撃。あえなく玉砕。また流浪の民に。

そしてこの物件にたどり着いたのである。

そしてこの物件。

地下はスーパーマーケット

あまり高級感はないがモールと映画館、そしてジム。1件だけ「食べ放題のレストランが入っている」家賃が高いせいか

まだまだ空テナントが目立つ。

ベトナム人のハイソな人たちが住んでいるようだ。日本人もいるが、社宅として使っているようである。

朝会うと、日本人らしく「作業着で出社」している。それでもお迎えの車付きである。

10年たっても「自分でバイクで出社する自分とは違う」

　しかし、いつどうなるか？いつも不安を感じながら住んでいる。ベトナムでは期待しない事が重要である。