最近では珍しくハノイの弊社に「お客様」がいらしている。
コロナが蔓延し、入国制限ができてからは「初めての来社」である。
この会社は「かの世界一の自動車メーカT社のTEAR１メーカ」である。
昨年「ベトナムのフエ」にデータ作成会社を設立し、社員教育のために2名の「技術者」を
送り込んだ。この時期に「２Wの隔離措置や移動のリスク」を理解した上で2名を送り込むというのは
該社の並々ならぬ意気込みを感じた。
今回の移動状況は
＊9月2日にベトナム入国し指定ホテルで１Wの強制隔離。
＊その後、別の日系ホテルで「１Wの自主隔離」を経て
解放されたが、
＊ハノイ～フエへの国内移動手段がなく現在は「ハノイにとどまっている」
日本からの飛行機も該社のある名古屋からは無く、国内線で名古屋～羽田、羽田～ハノイ（ノイバイ）のルートだったそうだ。
しかも日本からの便は「一定人数の予約が入ったときのみ搭乗できる、制限付き」である。
ベトナム入国には
◆「各種のベトナム側の書類の準備」と
◆「日本での2回のワクチン接種証明書」
◆「72時間以内のPCR陰性証明」
＊航空券が高額
など、多くのプロセスが現在は必要だ。
そして仮にベトナムに来ても9月29日現在、公共交通機関は動いて無く
レストランもデリバリーのみ（社員からは昨日カラオケが開いていたというが？
真偽は定かではない）名所旧跡はクローズドである。
これに比べ「ベトナム⇒日本」は日本人であれば比較的楽に行くことはできる。
・日本行きの便は週2回だが普通に飛んでいる。
（特に2回のワクチン接種者は最近の報道では強制隔離は無く、自主隔離のみになった）
しかし、現在の「ベトナムの状況」を見る限り、「日本からベトナム」にくる方法は「ちっとも緩和されてはいない」
特に「今回の出張者」のように「国際空港の無い地域」、ましてや「南部、特にホーチミン」に行くのは
至難の業と言っていい状態だ。（ハノイから他の集に行く場合、仮にワクチン接種していない場合は
その週に入るために隔離が必要である。（つまり日本だと東京から群馬に入るのに２W隔離されるということである。
こりゃ大変だ）
そして
未だに≒7000人、死者数178人である。
ベトナムは州ごとに（日本の県に相当）緩和政策を発表しているが
これも当てにはならない。
つまり、日本からの「出張者」や「観光目的者」が自由になるには「もう少し時間がかかるようだ」
早く、普通の生活に戻りたい。
