幸い「ベトナムの友人」のおかげで自分はすでに2回のワクチン接種が済んでいる。
ベトナムの接種率が一桁台であることを考えると「ありがたいことである」
近年、ベトナムは発展したとはいえ、未だに個人GDPが$3000(年間)に満たない国である。
ワクチンの購入やその他のインフラの整備もと整ってはいない。
それでも自分の印象は国内ワクチンの開発や、集団接種など「頑張っている感じだ」
普段は「中国に対しては、強い敵意を持っているが、ワクチンに関しては別物らしい」
中国からのワクチン提供はベトナムにとっては大きな比率を占めている。
ここにあるように、ロシア、キューバ、中国などの社会主義陣営
そしてアメリカ、フランス、日本などの資本主義陣営、ありとあらゆる国からの
援助を受け入れている。
ワクチンの有効性や安全性を無視しているわけではないが、とにかく
「手に入るワクチンは、全て活用している」印象である。打たないよりはいいだろうということだろう。
ベトナムの現状を考えれば「これは致し方ない事である」
もし同じことが日本で行われ、現在ベトナム南部で起きている医療崩壊が日本で起こっていたら?
間違いなく「大問題」になり、政府にも大きな影響を与えるだろう。
しかし、不思議とベトナムでは「そういう動きは起きないのである」
ベトナムでは「体制不備による医療崩壊や、ワクチンの入手の遅れ」も
一言で言えば「仕方がない」で済ませてしまう印象だ。
2000年中国に支配され、近代になってはフランスに100年植民地にされ、
第2次世界大戦では日本に支配され、その後又フランス、そしてアメリカ
最終的に解放されたのは1975年、ベトナム戦争終了後、わずか50年足らずなのだ。
彼らには「どうにもならない事がこの国にはある、それは仕方がない」と思える
DNAが存在しているように思える。