penso che ・・・

サッカー愛する皆さまご機嫌いかがでしょうか? ・・・盛り上がりましょう!

あいさつ

2007-03-27 13:01:12 | Weblog
タイトルは「あいさつ」だが
最近は、あいさつ以外にも「御礼」や「お詫び」のできない人が多い。

挨拶に対して反応する人は多いのではなく少ない。
された「挨拶」に対しての返答だ。

会社を出る時、「失礼します」と言ったら
「お疲れさま」というのが普通じゃないかと思う。

電車の中で混み合った状況下、人の足を踏んだり蹴ったりしてしまい
「すみません」とか「ごめんなさい」と詫びることが出来る人って、どれぐらい
居るだろうか?

我がチームのメンバーには、基本中の基本は徹底しているので
そんなことはないと思うが・・・どうだろうか?
かく言う小生だが、「あいさつ」にまつわるエピソードとして
初のイタリア旅行の際に痛感した出来事がある。

イタリアに在住していたワケではないので、あくまでも個人的な感想で述べる。

デメトリオKYくんと一緒だった初のイタリア。
宿泊先に到着するなり、飲み物を買いに近所のお店に出向いた。
日本と全く同じく、店に入り、商品を選び、レジでお金を払った。

なにひとつ日本と変わりない行為だった。でも、店員の反応は無愛想。
何かが足りなかったことに気付いたが、その「何か」が最初は解らなかった。
暫くして、「あいさつ」をしなかったことに気付いた。

明日、ふたたび、そのお店へ!
照れながらも、はじめてイタリア語で挨拶をした「ヴォンジョルノ」
昨日の無愛想が嘘のように「ヴォンジョルノ」と返してくれた。
レジでの対応もこちらから「グラツィエ」と言うと
「プレーゴ」(どういたしまして)と返してくれた。

その時のなんとも清々しい気分は今でも忘れません。
「あいさつ」の重要さが恥ずかしながら、あの年齢(当時29歳)で
解った気がした。

イタリアの話が出たついでに
イタリアの場合、ありがとうは「グラツィエ」ですが
この言葉のあとに「プレーゴ」という言葉が必ずといって良いほど
ついてきます。前出ですが「どういたしまして」という意味ですが

日本の場合「ありがとう」の後にはなにも・・・
ですよね。
グラツィエ-プレーゴの関係が妙に好きなのです。
練習場で選手からサインをもらい「グラツィエ」と言うと
必ず返ってきます。しかも憧れの選手から!勿論、サインをもらう前には
「こんにちは」の挨拶は欠かせませんけど(笑)

グラツィエを言うことがほとんどなのですが
1人だけ小生が「プレーゴ」と返した選手がいる。
何を隠そうあのバッジョ!!

練習帰りにファンに囲まれ疲れたであろうバッジョ。
彼の車が走り出した瞬間に彼の車を追いかけ、空いた窓めがけ
プレゼントとして用意した「Tシャツ」を投げ入れた。

発車させた車を停め
バッジョが、「レガーロ?」と(プレゼントかい?)
小生が「Si」(そうだよ!)と返すと
彼が「グラツィエ」と投げかけてくれたので
すかさず「プレーゴ」と返した。

僅かこれだけの会話でしたが、最高に感動した瞬間だった。

ぺらぺら喋るのは素晴らしいこだが、肝心なことが抜けると
それも「台無し」ですよね。

日本人って、調子良いところだけ「国際化」と言っているような・・・



雅104