月光院璋子の映画日記

気ままな映画備忘録日記です。

「12人の優しい日本人」

2009年03月08日 | ◆サ行&ザ行

陪審員もの+このタイトルを見ただけで、ああ、あれのパロディ版かと思ってしまったほど。そう、ヘンリー・フォンダ主演の忘れがたい映画『12人の怒れる男』、シドニー・ルメット監督の陪審員モノの名サスペンス。
http://homepage2.nifty.com/e-tedukuri/12ANGRY%20MEN.htm

ずいぶん昔の映画だけれだけれも、本作を見て、また見てみようという思いになりました。人物の表情で心理をえぐり出す映像が凄い映画でもありました。この間見たばかりの『波止場にて』の撮影を担当していたのも同じボリス・カウフマンでしたね。
もうじき日本の裁判制度にも陪審員制度が導入されることになっていますが、本作はまさにそれを受けて作られたのかと思ってしまうほど良くできているコメディで、これが1991年に制作された映画とは思えないほど。

豊悦が若いので、ずいぶん前の映画だとわかるけれど、そうじゃなければ最新の映画かと思ってしまうかも。三谷幸喜監督の映画と勘違いしていたのですが、脚本が三谷幸喜監督で、本作の監督は別。中原俊という監督です。
画像の整理ができましたら、改めてアップしたいと思いますが、ホント、爆笑の連続でしたけれど、最後はかっちり日本人が喜ぶような締めでまとめてくれていました。

ところで、
映画『12人の怒れる男』がもう一本あるんですね。前述のシドニー・ルメット監督のは1957年のアメリカ映画ですが、

同名映画はロシア映画(2007年)。監督は二キータ・ミハルコフ
リメイク版なんですね。http://www.12-movie.com/
どのような『12人の怒れる男』になっているのか、実に興味深いです。脚本の大筋がシドニー・ルメット監督の映画の脚本に準拠しているというからです。レジナルド・ローズの脚本をロシアを舞台にどう現代風に脚色したのか期待してぜひ見たいと思います。

 


最新の画像もっと見る