人間存在に限らず、存在というものは、自分の愛するものを、おいかけてしまいます。つい気になって、見てしまうものです。
あなたがたも、かのじょを見ずにいられなかったでしょう。わたしも、そうでした。
あの、馬鹿正直なまっすぐが、見ていられないほど、つらかったからです。
だが、わたしは、あなたがたのように、かのじょに対して起こる自分の愛を、裏切ったりはしない。後悔をしないために、これからもずっと愛していく。
かのじょを愛することは、わたしの本質の叫びだからです。
わたしは、愛しているものを、けっして裏切ったりはしない。
ましてや、馬鹿にしたりなどしたら、このわたしの存在が、壊れてしまう。
暴力でかのじょを犯そうとした、あなたがたの行為は、すなわち、自分自身の愛に対する暴虐です。
サビク