日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

花見の旅in四国 2014

2014-03-29 23:49:26 | 居酒屋
やや駆け足気味ではしごしてきた今夜の居酒屋探訪も、これが最後の一軒となりました。トリを飾るのは「ぼくさん」です。
昨年高知を訪ねたとき、かねてから注目していたこの店に初めて飛び込み、次からトリは必ずここだと決めていました。そして、一時というこの店の閉店時刻を意識しつつ、これまでの三軒に時間を配分しました。適当にはしごしているように見えながら、その背後には周到な計算があったというわけです。

ぼくさん
高知市帯屋町1-12-9
088-822-4535

豊之梅・司牡丹・一本釣
突き出し二品
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花見の旅in四国 2014

2014-03-29 23:04:50 | 居酒屋
前回立ち寄れなかった二軒に寄って、今回の目的の半分を達成することができました。あとは時間の許す限りなじみの店を訪ねて締めくくります。高知でなじみといえばまずはこの店、「居魚屋一釣」です。

居魚屋一釣
高知市帯屋町1-10-7
090-1571-3209
1800PM-200AM(不定休)

土佐しらぎく・亀泉
鯖刺身
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花見の旅in四国 2014

2014-03-29 21:57:46 | 居酒屋
「くもん屋」の盛りが相変わらず気前よく、早くも腹が八分目まで満ちてしまいました。腹ごなしに宿へ戻って一風呂浴びられれば理想的なのですが、この先の予定を考えるとそのような猶予はありません。間髪入れずに飛び込んだのは、同じ並びの「かもん亭」です。

かもん亭
高知市はりまや町2-3-13
088-885-0855
1730PM-100AM(火曜定休)

文佳人・美丈夫
突き出し(筍)
カツオたたき
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花見の旅in四国 2014

2014-03-29 20:23:16 | 居酒屋
今回高知の酒場をめぐるにあたって、過去に訪ねた、しかし前回立ち寄れなかったところを優先すると申しました。具体的にはこの店のことです。教祖おすすめの「くもん屋」を二年ぶりに再訪します。教祖のおすすめといっても、この店は「居酒屋味酒覧」には掲載されたことがありません。西日本の旅の必携書として愛読している「ひとり旅 ひとり酒」の中でさりげなく登場するのがこの店なのです。

★くもん屋
高知市はりまや町1-4-15
088-882-3819
1700PM-2200PM(日曜定休)

桂月・土佐鶴
突き出し二品(白和え・ポテトサラダ)
かつお刺身
砂ずり唐揚
土佐巻
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花見の旅in四国 2014

2014-03-29 19:24:01 | 四国
高知に着きました。雨は既に本降りとなっており、傘をさしても少し濡れます。高知の呑み屋街は過去に何度も歩いており、また今回は新規開拓をするつもりもないため、機材を持たず手ぶらで出かけることにします。
日中は岡山に注ぎ込みましたが、本日の目玉は何といっても高知の酒場めぐりです。四国で随一、中国四国を通じても広島に次ぐ地酒の豊富さもさることながら、高知の酒場のよさとは肴にあると思います。鰹、ウツボ、鯨に鯖といったところを主役にして、川海老、どろめといった脇役にも抜かりがなく、しかもあらゆる品に土佐らしさがあり、なおかつそれらが酒の肴として完成されているため、品書きをざっと眺めるだけでも高揚してくるものです。
そんな高知の酒場を、半年ぶりにめぐる機会がやってきました。間隔がそれほど開いていないため、まずは前回立ち寄れなかったところを振り出しにして、体力と時間の許す限り訪ね歩くつもりです。
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花見の旅in四国 2014

2014-03-29 17:36:14 | 四国
瀬戸大橋で四国へ渡って峠を越え、この春27年ぶりの選抜出場に湧いた池田に着きました。高知まであと一時間少々です。
吉野川が流れる山間の町だけに、桜の開花も少し遅いかと思いきや、車窓からの眺めはまさに桃源郷です。どんより曇って日も傾いたどうしようもない空模様だというのに、これほど見事に映るのは、今がまさに花盛りだからでもあります。池田がこれなら、高知ではもう花吹雪が舞っているでしょう。今夜の雨がどれだけ桜を散らすかが気になります。
今まで辛うじて踏みとどまっていた空から、とうとう雨が降り出しました。予報によると、この雨が夜半から次第に強まり、明日の朝には12mmなどという土砂降りになるそうです。 宿を出る10時頃には小雨に変わり、午前中に止むとはいうものの、さすがに土砂降りでは花見にならず、傘を差しながらの花見も興ざめします。どのみち降るなら、いっそのこと早く降って早く上がってもらいたいものです。
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花見の旅in四国 2014

2014-03-29 16:13:35 | 中国
七時間という予想外の長時間滞在もこれにて終了、列車を乗り継ぎ高知へ向かいます。
それにしても今日はよく歩きました。しかも、乗り継ぎの合間に軽く散策するつもりだったため、ロッカーに荷物も預けず全ての機材を担いだ上でのことです。天候は平凡、桜も見頃には早く、何がそこまでよかったのかは我ながらよく分かりません。しかし、天候が最後まで崩れることなく、日頃素通りに近い形でお茶を濁している岡山に、せめてもの罪滅ぼしができたのはよいことでした。
列車が高知に着くのは七時前、一風呂浴びて呑み屋街に繰り出せば、時間配分としては申し分ありません。昼間のラーメンから時間も十分に空いており、万全の状態で酒場めぐりに臨むことができます。今夜は体力の続く限りはしごすることになりそうです。

★岡山1605/南風17(47D)/1848高知
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花見の旅in四国 2014

2014-03-29 15:07:14 | 中国
あまりに月並みながら岡山城を訪ねます。自身の趣向の関係上、月並みな観光地には得てして足が向かないもので、岡山城に立ち寄るのはなんだかんだでこれが初めてです。花見という大義名分がなければ、もしかすると一生立ち寄らないまま終わっていたかもしれません。
城跡には桜がつきものですが、ここの桜は実にささやかで、さほど高くはない木が数えるほど植えられているにすぎません。さほど開花が進んでいないという事情はあるとしても、仮に満開となったところでたかが知れているような気がします。桜だけではなく城全体の造りも思ったほどではなく、壮大な城郭を誇る熊本城との違いは歴然としていて、高知城と比べても五十歩百歩です。ある意味地味な岡山らしいともいえます。
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花見の旅in四国 2014

2014-03-29 14:17:09 | 中国
旭川を訪ねるにあたってあたって事前に聞いていたのは、岡山城の対岸に桜並木があるということでした。これに対し、足を運んで初めて気付いたことがあります。後楽園のある中州にも桜が並んでいることです。
右岸の桜並木が、堤の上の桜を河原から見上げるような形となるのに対して、ここの桜は地平に植えられており、遊歩道の両側に桜並木が続くという絵柄になります。しかも開花はこちらの方が進んでおり、五分を過ぎて早くも満開に近づこうとする頃合いです。右岸と中洲は仮設の橋で随時行き来できるようになっており、交互に進めば適度な変化を楽しめます。
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花見の旅in四国 2014

2014-03-29 13:40:07 | 中国
清輝橋から電車に揺られ、市内屈指の桜の名所「旭川さくらみち」にやってきました。
その名の通り、旭川の堤に沿って桜並木が続くというもので、それ自体はごくありふれた光景のようでもあります。しかし、桜並木といえば得てして単調になりがちなところ、堤が北へ向かってきれいな円弧を描き、広い河原の向こうには岡山城の石垣と天守が鎮座する眺めは上々。河原では地元の人々がシートを広げ花見に興じており、多からず少なからず適度な人出です。
桜はようやく一分か二分咲き、空は可もなく不可もない曇り空で、これが満開、快晴だったらと仮想したくなるのは人情です。しかし、高知へ行けば昼から雨に降られていたところが、時折薄日も差す天候下で、自身未体験だった岡山の桜を鑑賞できたのですから、それだけで十分というものでしょう。
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花見の旅in四国 2014

2014-03-29 12:43:42 | 中国
花見を再開します。緑道をかなり南へ下ると、再び桜並木が現れました。しかし、他の木々に混じってところどころという状況は北側と同じです。以前車で通りがかったとき、この緑道沿いに桜並木が続いているのを見て、花が咲く頃にはさぞやと思った記憶があったのですが、どうやら富山の松川公園あたりと混同していたようです。とはいえ、時折散歩客が行き交うだけの閑静な緑道は悪くありません。
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花見の旅in四国 2014

2014-03-29 11:46:13 | B級グルメ
この先長くなると見込んで、腹ごしらえを済ませることにしました。岡山といえばデミカツ丼ですが、讃岐うどんや広島のお好み焼きなどと比べて、最近のブームに乗せられている感は否めません。そんな中、いかにも県外からの一見客といった面を下げてデミカツ丼に群がるのは、天の邪鬼の信条に悖るものがあります。そこで選んだのが中華そばです。京都、和歌山などの有名どころに比べればいたって地味とはいえ、以前訪ねた店が非常によかったこともあり、岡山でお昼という状況になったとき、真っ先に思いついたのが中華そばでした。本日は有名店の「山富士」を訪ねます。

駅前の繁華街の一角、黄色い日除けに「中華そば」と大きく朱書し、一文字ずつ屋号を入れた暖簾を掲げた店構えは、紛うことなき老舗です。店内は小さなテーブル三つに柱の周りのカウンターのみとささやかで、清潔な厨房で店長とおばちゃんの二人組が仕事をこなしています。
品書きは基本的に中華そば一本、これに大盛り、チャーシューが加わり、月見、わかめ、天麩羅なる品書きがあるのは、おにぎりといなり寿司があるところを含めて立ち食い蕎麦屋に通ずるものがあります。気をてらわず注文した中華そばは、龍を描いた丼に濃い色の豚骨醤油スープを満たし、チャーシュー、メンマと青葱を散らした、簡素ながらも完成された一品で、見た目も味わいも和歌山の中華そばによく似ています。特に、濃い味でやわらかく煮込まれたバラチャーシューは秀逸です。前回訪ねた「あまいからい」も同類の味だったことからすると、これが岡山の正統派なのかもしれません。深夜二時まで通し営業、麺は50円引で半分量にもできるため、呑んだ後に立ち寄るのもよさそうです。

山富士 本町店
岡山市北区本町5-13
086-225-6147
1130AM-200AM(水曜定休)
中華そば600円
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花見の旅in四国 2014

2014-03-29 11:34:11 | 中国
公園の片隅にD51が置かれ、その脇にはまだ若い桜の木々が。惜しくも開花にはわずかに早く、最初の一輪が今まさに開こうとしています。すぐそばの幼稚園から、卒園式を終えたと思しき親子連れが続々出てきました。ほほえましい光景です。
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花見の旅in四国 2014

2014-03-29 11:06:11 | 中国
一時間少々歩いたところで一旦終了です。川沿いの緑道といえば、思い出すのは先日訪ねた鹿児島の甲突川ですが、河原も緑地も広々していた甲突川に対し、こちらは街中を流れる水路のほとりの遊歩道といった雰囲気です。立派な桜並木が続いている様子を想像していたところが、桜があるのは大通りの北側に限られ、それも他の樹木に混じってところどころ植えられているにすぎず、枝振りも思った以上にささやかです。とはいえ、雨を覚悟していたところが時折日も差す予想外の好天で、それなりに楽しめたのは幸いでした。
午後から雨という予報は変わらないものの、岡山では降り出すのが三時頃と遅く、少なくとも高知よりはましです。後楽園の先まで行けば、市内で最も名高い桜並木があると聞いているので、そこまで足を延ばすにもやぶさかではなくなってきました。
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花見の旅in四国 2014

2014-03-29 09:45:18 | 中国
西川緑道公園にやってきました。湿度が高いということか、日差しがなく気温も高くはないというのに、駅から少し歩いただけで軽く汗ばんでいます。ここからは半袖の登場です。
これまた意外なことに、まだ先といわれていた桜が、ざっと三分程度には咲いています。これなら今日行きがけに眺めた近所の桜と変わりません。見頃にはわずかに早いものの、その分見物客がほとんどおらず、しみじみ鑑賞するにはおあつらえ向きです。とりあえず10時の列車は見送り、時間を気にせず歩いてみます。
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