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ルビーの森

京都三条と銀座並木通りにある、ミャンマー産無処理で美しいルビー専門店。鉱山から一貫したトレーサビリティーを実現。

ルビーの色相/明度/彩度

2009年09月16日 06時58分07秒 | ルビー
ルビーは赤色の宝石ですから、

「赤色」であることはとても大切

なことです。

しかし、純色の赤色のルビーは

私自身まだ見たことがありません。

ルビーの赤色を見分けるコツを

ちょっと。。。

色相とは、ルビーの赤色に他の色目

パープル、灰色、褐色が微妙に

混ざっているかどうか、そして

混ざっている場合、ルビーとしての

魅力を増しているのかどうか?

をみます。

次に明度ですが、ルビーそのものは

電池で輝くものではないですから、

光源(太陽の光、蛍光灯の光、電球の

光など)が必要です。

そしてその光源の下で明るく見えるか

どうかということです。強い光を当て

るのであれば、少し濃い赤色がキレイ

でしょうし、蛍光灯の下では薄めの色

がきれいだと思います。

光源に気を使えば見分けやすくなります。

そして、彩度。。。鮮やかであるか

どうか?これは宝石としてとても大切

な要素で、曇りが無くクリアーで

キラキラした感じがあるかどうかです。

なぜか好きになれないルビー。。。は

実はこの彩度が低い時に感じられる

かも知れません。

ルビーをご覧になるときの参考に

してみてください。

目に見えるもの以外も感知する時代

2009年09月14日 06時15分48秒 | ルビー
ルビーを見分ける理由は素晴らしい

ルビーを見つけるためです。でも、

「素晴らしいルビー」を定義して

おかないと「いい加減」な話に

なってしまいますので、少し

説明をさせていただきます。

私たちモリスが認識している

「素晴らしいルビー」とは

1)キレイを超えて美しい

2)美しい原石であったのが
分かるもの(無処理で美しいルビー)

3)自分たちが「宝物として」
コレクションしておきたい

の3つです。

その上に宝石品質判定の技術を使い

ながら見分けていきますが、それは

ご覧になる方に説明するために、

品質というモノサシを使っている

感覚です。

この1~3は、実は言葉で表現する

には、文章で美を表現するだけの別

の能力、いわゆる文才が必要です。

努力はしているものの、私たちには

そこまでの文才もなさそうです。

ということは、素晴らしいルビーは

実物を見ていただかないと分からない

かも知れません。

そもそもモリスがミャンマーに

現地法人を設立してまで欲しかった

ルビーは高品質で希少性などという

言葉で表せない魅力を持った宝物

だったのです。

昨夜のブログで

「お金で買えればラッキーだと思え

る宝物」とは、そういう意味であり、

現地では、自分で宝探ししないと

「宝物」には出会えないということ

です。

私たちが「素晴らしいルビー」と

表現しているのはそういうルビー

です。


ルビージュエリー。。デザインが先か?ルビーが先か?

2009年09月09日 06時53分20秒 | ルビー
宝石ルビーを使ったジュエリーを製作

する場合は、ルビーがあってそこから

得られたインスピレーションがデザイン

に大きな影響を及ぼすと思いますが、

「図案」が最初にあって、そのデザイン

にあう宝石を探すという方法もあります。

私は、ルビーの品質によって、ルビー

ありき、なのかデザインが先なのかが

決まると思っています。

ダイヤモンドは、58面体のラウンド

ブリリアントカットの普及によって規格

化が進んだので、宝石が無くても図案

は描けたのですが、ルビーの場合はそう

はいきません。加熱処理をしたルビーで

無い限り、規定のサイズにカットするの

はナンセンスです。裸石で1.5ctを超える

ようなルビーの原石は、原石の形を優先

して形を決めますので、せっかく

デザイナーの先生がデザインしても

手に入ったルビーの印象が全く違うと

イメージが全く違ってしまいます。

ルビーをご覧頂いてから構想、図案を

考えるのです。

対して、カット研磨して0.3ctぐらいの

原石は数が豊富です。デザインが優先

することもできます。

要するに「出現率」によってルビーが

先か、デザインが先かが決まるといえ

ます。

皆さんがジュエリーをお探しになる際

は、その辺りも頭においていただける

と楽しいと思います。

2ctを超える大きさのルビーは、

日本チャンピオン

3ctを超える大きなルビーは、

オリンピックで表彰台

5ctを超える超特大ルビーは、

世界チャンピオン。

8ctを超えると

100mのウサインボルト並みでしょうか。

写真は、ダイアナスカルスブリック女史

Ringより16世紀の「おしゃれリング」です。





ルビーと過ごす時間が宝物

2009年09月08日 19時25分30秒 | ルビー
無処理で美しい原石は、原石の形に

よってどのような形のルビーなるか

決まります。希少なので、人の好み

よりも自然の形を生かすのです。

写真のルビーは、原石がハート型

だったのです。ルビーは、消費しないで

次の世代に引き継いでいく宝物です。

ファッションの一部として身に着けて

楽しむことも出来ますし、お守りとし

て身に着けることも出来ますが、ルビー

の本当の魅力は、その宝の石ルビーと

過ごす時間だと思います。

色が赤い事もあり、嬉しいときは

更に嬉しく、悲しいときは、ニコッと

させてくれます。

赤くてキラキラ光るルビーを着けてい

ると、電車の中でも注目を集めます。

目立とうとするわけではありませんが

常に人の視線が集まっているのが分かり

ます。エネルギーが集まっているわけ

ではないと思いますが、視線が集まると

いうのは不思議です。シャキッとします。

その時です。希少で宝物として大切に

されてきたルビーを誇りに思うのです。

皆さんにも是非、経験していただきたい

と思います。

ルビーと過ごした時間が本当の宝物かも

知れません。

カラヤンという本

2009年09月08日 05時35分22秒 | ルビー
「カラヤン」(世界文化社)

茂木健一郎著。

という本を書店で見つけました。

第一印象は「音楽は脳みそにいいんだ

という話なんだろうな」と思ったので

本を手にとって見たのですが、なんと

CDがついている!どんな音楽か聴いて

見たかったので購入して音楽を聴きな

がら本を読んでいます。

Herbert von Karajan(カラヤン)と

いう音楽界での伝説の指揮者の伝記を

脳みその科学者「茂木健一郎教授」の

感性で書き上げたモノですが、ひとつ

どうしても残った箇所がありました。

ソニーの相談役大賀氏と茂木教授の

対談の部分で、カラヤンがどうやったら

オーケストラが一番きれいに見えるか

を考えて、オーケストラをそのまま撮る

ということは無かった。。。一生懸命に

録画していた。。

という部分です。音楽は聴くものという

固定観念を持っていましたが。。。

ハッとしました。

とても素晴らしい気付きをいただいた

様に思いました。

「涙が出るような。。。」音楽。

素晴らしいですね。

ルビーを見るときに音、香り、場所。。。

そういうものに気を使っていたかどうか?

いい課題をいただいたような気がします。


ルビーを肌に着けていると幸せになれるf?

2009年09月06日 13時13分59秒 | ルビー
「ルビーを女性の肌に着けていると幸せになる!」

と聞いたことがあるわよ。。。。と数少ない日本の

「ジュエリーコーディネーター」1級の上村先生に

お伺いしました。

何でも、古代エジプトの言い伝えに端を発して

いるようです。

ルビーに関することでしたら何でも嬉しい私です

ので、とても嬉しく思いました。

感謝です。

ルビーのインクルージョンとも一期一会

2009年09月03日 05時56分39秒 | ルビー
ルビーのインクルージョン(内包物)を

見ていると、同じ結晶の同じインクルージョン

を見ているにも関わらず、最初に見た感動は

もうなくなります。

最初に見た時は、「美しいと感じるかどうか?」

だけなのに対して、後で同じものを見ようと

「あの」美しかったインクルージョンを探そう

とする自分の姿勢が「美」を見えにくくして

しまうのです。

「形」を追いかけるからでしょうか?

もちろん、見るときの時間帯によってもルビー

は表情を変える宝石ですし、顕微鏡やルーペで

インクルージョンを見るときのほんの少しの

角度によっても違うはず。でも、それだけでは

ありません。

実は、私が美しいインクルージョンを見た一瞬

の感動は、その瞬間だったから美しかったのだ

と思います。私がそれを意識することにより

変わることを考えると、それは一期一会なのです。

それを後から、「それじゃ~あの美しいインク

ルージョンを写真に残して取っておこう!」と

思って探す「違う自分」には感じられないもの

なのです。

だから、私はインクルージョンは感動した瞬間

の写真を反射的に写真を撮るか?見て楽しんで

忘れるか。。のどちらかです。

(楽しみ方であり、ルビーの研究するときは

データとして画像を残しますけど。。)

何でも、「これが最後だ」と思って接すること

は、何も感じないで接するよりも、もう一歩

深く感じられるので、その分、自分の気持ちは

少しだけ豊かになったような気がします。

朝焼けの一番最初はルビー色

2009年09月02日 05時50分19秒 | ルビー
写真は、すこし明るくなった朝の

空です。

朝焼けは、暗い夜空が少しずつ

明るくなってゆくのですが、最初は

意外と「赤い」のです。

そこからオレンジ、黄色と。。。

不思議なことに、見る場所によって

少しずつ色や表情が違います。

そして「美しい」と思っているうちに

ドンドンと明るく変わっていきます。

あっという間に、幻想的な景色から

普通の「朝」になります。

どちらにしろ、自然にある姿に

こちら(わたし)が感動しているだけ

なのですが。。。

「美しい」という感情を大切にしたい

なと思います。





ルビーの中にいるキャラクター

2009年09月01日 22時50分46秒 | ルビー
これは、ミャンマーのナヤン産のルビーの

結晶内を写真撮影したものです。

ルビーには、この様にひょうきんな表情

をしたインクルージョンが良くあります。

顕微鏡で見ていると、話しかけてくる

ような感覚を受けることがあります。

なにかお髭のおじいさん。。という

感じがしませんか?

私の携帯ストラップ

2009年09月01日 05時57分12秒 | ルビー
写真は私の携帯ストラップです。

西陣織で「モリス柄」を織って

いただいたので、それを首から

かけています。

最近は「クールビズ」なので、

首周りが寂しくなくて私は好きです。

ルビー色ということで、真っ赤で

やってみたら。。。少し派手すぎ

ました。この色にしたら、なぜか

モリスバッグと同じ色になってし

まいました。

私たちは、小さなルビーを色々な

ところで使ってあげたいと思って

います。この携帯ストラップにも

「無処理で美しい」けど小さな

ルビーを使いたいな、と思って

いま製作中です。


美しいトラピッチェルビー

2009年08月31日 13時19分29秒 | ルビー
ルビーの結晶は成長する時に六角形です。

トラピッチェルビーといって歯車型に

育つものがあります。

あまり綺麗なトラピッチェルビーは見た

ことはなかったのですが、これは結構

きれいでしたので、顕微鏡で写真を撮って

見ました。

針状の結晶が密集している様子をご覧

下さい。

自然に育った美しいものを鑑賞するのは

いいですね。

1カラット(1ct) なぜ?

2009年08月30日 15時31分31秒 | ルビー
ルビーの重さをカラット(ct)で

表します。宝石は紀元前から取引され

ていたとてもとても古い「価値」です。

その重さを天秤で量りましたが、宝石

の逆側にのせたのが、「カラット豆」

アフリカ原産のお豆さんで0.2g/個と

いわれています。

本当かと調べてみました。

。。。0.9955ctです。

(モリスにある全国宝石学協会の秤で)

四捨五入すると1ct=0.2gです。

いわれている通りです。

(その後に図ったお豆は1.3ct

ありましたが。。。)

金の純度を表すK=カラットとは

関係がありません。

ルビーの原石の値段

2009年08月30日 08時18分25秒 | ルビー
ルビーの原石の値段は面白いものです。

カット研磨したら驚くほど美しいものも

あれば、その逆もあります。

また、とてもとても希少ですが、カット

研磨する必要がないくらい原石の結晶が

そのままで美しいものもあります。

そして、鉱山主のポケットから出てくる

こともあれば、大理石の中から出てくる

こともあれば、既に誰かのコレクション

であるものを譲っていただくこともある

でしょう。

最近、原産地のミャンマーでは原石の

値段が上がり続けています。

確かにモゴック鉱山などでは、採掘量が

極端に減ってしまいましたし、ナヤン鉱山

もすでにルビーが採掘されなくなった鉱区

も多いことを考えると需要と供給のバランス

から値段が上がるのは当然です。

人がつくる事ができない資源というのが

キーワードでしょうか。。

よく、モリスはミャンマー産の無処理で

美しいルビーしかやらないので、鉱山の資源

が終わったらどうするの?

とご心配いただくのですが、何千年も前から

採掘されて大切にされているルビーは世界中

にあるはずです。

それを探せばいいのです。宝石は経年変化が

ないのが特徴です。古くならない価値なの

です。

その為に、モリスはもう7年間もミャンマー

産のルビーの研究を続けています。

原産国で原石が採掘されているうちに、

原産地で研究をするのが大切だと思った

からです。

私たちがルビーを専門にしているから。。

という訳ではなく、

「今のうちに手に入れておいたほうが良い宝」

かも知れません。

私たちも含めて。。。

写真は、今回みたルビーのインクルージョン

シルクインクルージョンが、なんだか

山の小道に見えました。。







手書きで記録を残していく博士

2009年08月22日 09時27分53秒 | ルビー
モリスミャンマーでルビーの研究について

ご指導いただいているルビーの権威

Dr. U Nyan Thien(ウーニャンティン博士)

はイギリスの宝石鑑別期間FGAにビルマ産

ルビーの鑑別技術開発を指導した立場の教授。

モリスミャンマーでは、1mmのメレルビーでも

もらさずインクルージョン(内包物)の写真

を残しデータの蓄積をしていますが、先生は

いまだに顕微鏡で観察したインクルージョン

を手書きの絵で残されています。

デジタルカメラという便利なものがあるの

でそちらが効率がいいのですが、実際に

自分で顕微鏡を見ながら絵を描いてみました

ら、写真を撮影するよりもはるかに注意深く

観察しなければ描けません。

実は、モリスルビー研究所を設立していただ

いたDr.ミンカイ先生の恩師が、

ウーニャンティン博士です。

ルビーの研究をご指導いただくモリスの

ブレインの先生方。

感謝です。

写真は、先生の生徒さんが描いた

インクルージョンの絵です。

ルビーだけで何処まで行けるか? 第一弾 ブライダルビー

2009年08月21日 19時14分06秒 | ルビー
モリスは、9年前にルビーだけでN.Yにお店を

出して、Parisにお店を出してルビーでは

世界一のブランドになるのだ!!とスタート

しました。

お陰さまで、モリスルビーのファンの方々に

支えていただき日系の企業では初めて現地に

会社ができ、現地の仲間たちとルビーの鉱山

に出入りできるようになりました。

ミャンマー現地で一緒に働く仲間たちの頑張り

も忘れてはいけません。泥だらけになりながら

「日本のモリス本店に宝の石ルビーを届ける

んだ!」と。

まずは、第一弾!

Rea[L+R]ubys リアルビーを使って

Brida[L+R]uby ブライダルビー

を発表しました。

「モリスブライダル」です。

「ハートの色は何色ですか?」と聞いてみると

ほぼ100%の方が「赤」=「ルビー色」だと

おっしゃいます。

結婚には勿論「永遠の約束」も大切ですが、

長い人生です。何よりも大切なのは、約束より

もぽかぽかと「あったかい家庭円満」です。

モリスブライダルが愛のシンボルでありますように。

近々全国の頼りになるジュエラーの専門店で

ご覧頂けるようになります。

ご期待下さいね。