さて、場所は変わって、只今、北京ですが、
北京は街全体が活気づいています。
写真を撮ると…
「あれ…砂だらけ」
さすがは黄砂の原産地です。
こういう風景を見ると少し懐かしい…
感じがするのは私だけでしょうか?
日本の35年ぐらい前も同じうような感じ
だったような気がして、
「光化学スモッグ」という言葉を思い出して
と懐かしくなるのが不思議です。
さて、場所は変わって、只今、北京ですが、
北京は街全体が活気づいています。
写真を撮ると…
「あれ…砂だらけ」
さすがは黄砂の原産地です。
こういう風景を見ると少し懐かしい…
感じがするのは私だけでしょうか?
日本の35年ぐらい前も同じうような感じ
だったような気がして、
「光化学スモッグ」という言葉を思い出して
と懐かしくなるのが不思議です。
向こう側で、くつろいでいる若いお坊さんたち。
日本だと大いに遊んでいる年頃の若者が、
お寺で修行をして、働いて…
ミャンマーのお坊さんのライフスタイルはシンプルです。
日本だと、このスタイルで街中を歩くだけでも驚きますが、
仏教国ミャンマーでは、お坊さん以外の人たちから
一種の憧れの存在です。
普通の人にはできないことをされている…高貴な人たち…
なのでしょうか?
お坊さんの地位がとても高い国です。
同じ空間で居ても、住んでいる次元が違うような気が
するのです。不思議です。
ミャンマーでは、お坊さんの地位はとても高いのです。
勿論、日本のお坊さんも頑張っておられるのですが、
経済的にまだまだこれからのミャンマーでは、お坊さん
が傍楽のに驚きます。
「傍=はた」の人を「楽」にしている感じです。
誰が褒めてくれる訳でも、お金をくれる訳でもなく…
ひたすら働いています。
「何のために?」が存在しないのが仏教なのでしょう。
そういう姿を見ていると自然に手を合わせたくなります。
今回のミャンマー出張で撮影したものです。
若きお坊さんも…
カップルも…
バス停へ。
すると満員の古いバスがやって来て、
走り去りました。
ミャンマーの日常の風景です…
いま成田空港ですが、これからバンコクを経由して
ミャンマー入りです。
パスポートを数えたら…ルビーの旅は、これで、
200回目になりました。
何百回行っても、慣れることはありません。
いつも緊張します。
…ご縁が無ければルビーには出会えないからです。
肉髻珠(こっけいしゅ)と呼ばれる如来さんの
頭に光る赤いモノ。
「肉髻の上に薄皮が張りつめられている時に赤色
に見える」と経典に説かれている赤色の宝石です。
(仏像:日東書院より)
おしゃかさまの生まれたルンビニは、ミャンマーの
ルビーの産地からあまり離れておらず、また、
ルンビニの近くにも昔ルビーが採れたと聞いています。
インドでは、赤い宝石も、最高位ルビー、
二番目スピネル、三番目ガーネットと昔から
分けて認識していた様ですので、おしゃか様の
頭に輝いている赤い宝石は、ルビーのはずです。
写真は、京都の三千院の阿弥陀さんです。
大日如来さんとは、違いジュエリーの類は一切
お召しになっていません。
ただ、頭上にはやはり、ルビーが輝いています。
調べれば、調べるほど、ルビーがありがたくなって
きます。
大切に触りたいと思います。
何やらニヤニヤとiphoneをいじっているのが、
モリスの番頭、千代松。
日本の社員では最も長く、多くの無処理で美しい
ルビーを見てきました。
処理の有無もルーペだけで判別できる
凄腕ジュエラーですが、実は、結婚するカップル
の思い出づくりにビデオ編集したり…と。
撮り溜めた写真をチェックしている図です。
モリス銀座ルビーサロンでは、千代が皆さんの
お越しをお待ちしております。
地下鉄銀座線 出口A2を出たら、「R」の看板が
3階に見えます。モーブッサン入り口を入って
エレベーターで3階へどうぞ。
ルビーに関する話がてんこ盛りです。
お抹茶と空也のお菓子と、ルビーの会話を楽しんで下さい。
どうぞ、お気軽に。
ブライダルリングが活躍する場面としては、
結納があります。
その結納についての豆知識として…
(引用ここから)
結納品(Eetrothal presents)
結納とは、婚約成立のしるしに両当事者かその
親が金銭または品物を取り交わすこと。
また、その儀式や金品。言い入れ。
結納品の品数は5品、7品、9品などが一般的
であるが、奈良県の様に23品と多いところもある。
いずれにせよ、奇数であるのは「割れない」の縁起
からであろう。
結納品の中に指輪が入っているところは、全都道府県
を網羅してるわけではないが、北から南までかなり
の地域に渡っている様だ。指輪を「指輪」と称する
以外に、これも縁起の良い「優美和」「由美和」「結美環」
などの漢字をあてているところが多い。
現実には、結納品に入っていなくても、あるいは
結納そのものを省略しても、これとは別に指輪を
贈るケースが少なくない。
(引用ここまで)
ルビーは「愛とそれを守る力」を表わし…
ダイヤモンドは、「変わらない、約束」を表わします。
モリスブライダルは、結納の場面で活躍すると
思います。
文章は、ジュエリー言語学(桃沢敏幸氏著)より。
写真は、プリズムを通って別れた光です。
雨が降った後などに現れる「虹」もこの現象です。
赤は610nm~780nmの波長ですが、それよりも
長くなると「赤外線」になります。
…もうお気づきの方はいらっしゃると思いますが、
人に照射したら血行が良くなりますし、料理に使う
と美味しく出来上がります。
赤い光が人を元気にするのは、当然ですね。
資料は、「光のしくみ」新星出版社より引用しました。
写真は、奈良県の円成寺に鎮座する大日如来像
です。
仏師として歴史に名を残す「運慶」のデビュー作
として有名なのがこの大日如来。
この大日如来がお召しになっている宝冠を
よくご覧ください。
紅玉、ルビーが輝いています。
ルビーは、仏教でもとても大切な宝の石です。
それを預からせて頂くのですから、気を引き締め
なければ…
そう感じます。
「ルビをふる」とは、よく聞くことばで、
難しい漢字の横に小さな字でフリガナを
つけることですが、このルビは、ルビーが
その呼び名の原点だと、良く聞くことですが、
具体的には、よく分からず、昔はフリガナを
赤い文字で書いていたからなのか?
など、勝手に想像していました。
しかし、そうではない事が分かりました。
ジュエリー言語学(桃沢敏幸氏著)によると
(引用ここから)
かつて印刷業界で使われる活字の大きさは
初号(42ポイント)から7号(4.5ポイント)まで
あり、役所は文書規定で書類の本文は5号
(10.5ポイント)と決められ、これに対応する
フリガナの活字の大きさが7号(5.5ポイント)
とされた。このサイズの活字を英国では、
「ルビー」と呼んだ。
8号(4ポイント)=Gem 宝石
(6.5ポイント)= Emerald エメラルド
他にも、宝石名を活字につけるケースがある。
1962年に日本は「号」を止め「ポイント」に
統一している。
(引用ここまで)
とのこと。
なるほど…マイクロソフトのワードプロセッサー
ソフト「WORD」の初期設定がなぜ「10.5」
なのかも分かりました。
ジュエリー言語学(桃沢敏幸氏著)
「ジュエリー文化への言語からのアプローチ」
は、私の素朴な疑問にこたえてくれます。
赤文字で注釈をつけたから「ルビーで注釈」
という説もありますが、「ルビをふる」ひとつでも
色々な意味があって面白いですね。
写真は、ルビーの内包物である通称「シルク」と
呼ばれるインクルージョンです。
1500度ぐらいで加熱処理すると…
シルク(針状のルチルの結晶)が溶けたと考えられる
のですが、ご覧のように何かやけどしたような姿に
変化します。
無処理で美しいルビーを探されるか方は、しっかりと
内包物の確認と説明も受けて、ご自身の眼で品質を
確かめて頂きたいと思います。
私たちジュエラーは、ルーペで処理の有無を判断
しなければならない機会が多く、ルーペでそれを
見分けられるようになりたい…と9年前から自分たち
でバーナーで美しさに欠けるルビーを加熱したり、
5年前からは、スリランカ産の加熱処理機器を導入
して実験をしています。
実際にインクルージョンを加熱する前と後を
確認することによって加熱したルビーがどういう
姿になるのかが分かってきました。
こちらも典型的な加熱処理の後です。
ご参考まで…
付け加えておきたいのですが、
加熱処理をしたからといって何か悪くなるのでは
ありません。むしろ、品質の高くなかった原石が
美しい姿になるという意味では良いと思います。
ただ、宝石は、美しく、「希少で」経年変化の
無いモノです。それを考えると、希少性が高く
ない処理をした宝石の価値は、相対的に低いと
考えた方が良いということです。(注)
私はいつもルビーの内包物(インクルージョン)は
自然が創ったアートだと、美しいルビーのそのまた
内側に広がる宇宙のような景色をみてそう感じる
のですが…美しいインクルージョンを見た時の
感情をどの様に表現していいのやら…。
「茶の湯デザイン」木村宗慎先生著 Pen Books
の掛軸についての解説のページを読み進むと
人が書いたもの、と自然のままの姿という違いは
あっても、見る人の感情としては、ルビーの
インクルージョンを鑑賞する時の気持ちに似ている
のではないかと感じましたのでご紹介します。
P94より引用)
清巌宗渭の「心不是佛咦」という書は、ひとつひとつ
の文字がアンバランスに弾み、時には墨が飛び
散っている。しかし、単なる文字の上手下手、文言
の良しあしを超えて抽象性を備えたものが、茶人
たちには尊ばれてきた。(中略)
字は、心の中でイメージを膨らませられるからだ。
より抽象性を突き詰め、時には〇マルや、ほとんど
何も書かれていない状態を愛でることさえある。
茶の湯とは、五感だけでなく心で味わうもの。
(引用ここまで)
…と書であるか、自然現象であるかの違いが
あるものの、受けての感性によって意味を持つもの
であるという部分は同じだと思います。
書もルビーも意味があるのはそのもの、「個」です。
同じ文字であっても持っていてもコピーではよろしく
無いのと同じです。
鑑賞する人、見る側の感性が問われる。
そう思って見ていると、同じルビーを何十回見ても
新しい発見ができると思います。
写真はモリス銀座サロンを中心に日本全国を飛び回る
モリスの千代松(ちよまつ)です。
今から8年前になるでしょうか…
まだ芸術大学の学生だった頃に、一人でタイランドへ
出向いて仕入れたジュエリー、アクセサリーを
日本国内で販売して、その資金で宝石専門学校へ
ルビーの見分け方をマスターしました。
彼のルビーに対する熱い思い…
一度、聞かれることをおススメします。
彼なりのルビーの解説は、とてもユニーク。
よく似た美しさと色の濃淡を持った2つのルビー。
普通の日光だとあまり違いがありません。
…が、紫外線にあたると…
かなり違う2つのルビーになりました。
左側のルビーはタイランド産、右側がミャンマー産です。
この紫外線があたると鮮赤色に輝く「蛍光反応」する
のが特徴です。
接触変成岩起源のミャンマー産のルビーは、
玄武岩起源のタイランド産に比べて紫外線域の光を
吸収する鉄分の含有量が少ないから…などの説が
ありますが、どの程度の差なのかは私にはわかりません。
しかし、ミャンマー産のルビーを見分ける一番簡単な
方法であり、また宝石の品質を判定する際に原産地
が重要な要素の一つである理由です。
タイランド産やアフリカ産も少しは、蛍光反応をします
が、その度合いが違います。
この蛍光反応のため、昔から燃える石炭などと
呼ばれたり、ノアの方舟の天窓から入った嵐の日の
光で輝いた赤い石…など色々な言い伝えが残って
います。
一瞬、息が止まるような輝きです。
是非一度、ご覧ください。