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ルビーの森

京都三条と銀座並木通りにある、ミャンマー産無処理で美しいルビー専門店。鉱山から一貫したトレーサビリティーを実現。

お野菜を大きく育てるルビー色

2011年05月24日 14時20分37秒 | 宝物

テレビで、放映されていましたが、

(何の番組か? 確認し忘れていますが…)

自然光に比べて、赤色を照射すると

お野菜の成長が大きく変わるそうです。

「赤色のLEDで育った野菜」は、

成長がはやくと、糖分が2倍、

ビタミンAに至っては14倍になること

が玉川大学の研究でわかったそうです。

青も負けていはいません。

小さくなるものの、ビタミンCは1.5倍

になり、ポリフェノールが3倍になるそうです。

ただ、赤色を照射した時の違いは歴然と

しているそうです。

なぜなのかは、今研究中とのこと。

…何の研究なのか?

実は、宇宙でお野菜の農場をつくる研究

だそうです。

ルビー色、大活躍です。


理屈では分からないルビーの素晴らしさ

2011年05月24日 09時17分41秒 | 宝物



この様に赤いルビーは、何年も探してやっと一つ

出現するかどうか…という希少なモノですが、

意外なことに、不完全性が創った美しさなのです。

実はこの赤色、かなりのシルクインクルージョンが

入ってこの色に輝いているのです。

内包物が普通のルビーよりも多いのです。

そのシルクインクルージョンが絶妙に反射して

この優しい赤色を生んでいます。

少し歪んでいるところ…

シルクが濃く入っているところ…

でも、それらが無いとこの美しさにはならなかった

のです。


ダイヤモンドの4Cで考えると不完全性です

理屈で考えるとレベルが低い宝石の枠に入る

かも知れません。

…が、しかし…このルビーを手に取ってみると、

人が考える「理想」が、このルビーの前では

どうでもよい理屈に感じられるのが不思議です。

そのすべてが魅力に感じられます。

宝石らしいと思いました。


ルビーに感じる「以無所得故」

2011年05月23日 06時06分23秒 | 宝物

ルビーを自分の指に着けて毎日生活をしていると

私が着けている、持っていると思っているルビーは、

私のモノだと信じているだけであって、

私のモノではないのがよく分かります。

経年変化の無いルビーからみれば、100年間の

時間の長さなど無いに等しく、その視点で

見れば、たまたまその瞬間に、そのルビーを持つ人の

ところに寄っただけ…

そういうルビーを自分が持っていると思っているだけ

なのでしょう。

般若心経に、「以無所得故」という一節が出て

来ますが、

「なぜなら、得るということがもともと無いから」と

いう意味ですが、ルビーを見ていると

本当にそうだな…と感じさせられ、少し切なくなります。

…でも、お経にもありますが、それが分かるから

今の一瞬がとても嬉しく、喜びなのだろうと思います。

写真のルビーは、本当に美しく、大好きなルビーです。

(もう手元にはありませんが…)

 


ルビーといえば…モリスルビーと覚えて頂けるように

2011年05月22日 17時47分24秒 | 宝物

モリスジュエラーに聞いてみて下さい。

モリスのブランド価値は?

「宝石をよく知っている人が持っていたい

 と思う宝物をお届けする」

事だと、答えるはずです。

新しく鉱区から産出される無処理で美しい

ルビーは、1ctを超えるジェムクオリティー

は、数えるほどしかありません。

無処理で美しいルビーは、昔から還流して

いるモノが多いか、もしくは、無処理だと

思われているだけのルビーのはずです。

モリスは、同じ美しさ、色の濃淡、サイズ

であれば、処理をしている、していないで

宝石ルビーとしての価値は、全く違うと

思っています。

ブランドと辞書で引くと、

「商標」「銘柄」「種類」「区分」「烙印」

などの言葉が並びます。

要するに、「パッと見てややこしくない様に、

印をしておきましょう」ということだと

思います。

「ルビーならモリス」と認知頂けるように

これからも、モリスは無処理で美しいルビー

をお届けしながらルビーの研究を続けていき

たいと思います。

皆さん、お祝いごとのとき度には、、

「モリスルビー」を思い出して下さい。


ルビーも人も個性があるから相性がある

2011年05月21日 07時00分51秒 | 宝物

 

人に個性があるように、天然ルビーにも個性があります。

一度見たら忘れられない強烈な印象を持つルビー

もあります。

ダイヤモンドは、内包物が内容が良いといわれる

宝石ですが、ルビーの場合は内包物が美しさに悪影響

を及ぼしていない限り、それを楽しむのが正解です。

 

一つ一つのルビーには、違う内包物

インクルージョンがあり、拡大して写真撮影したもの

をご覧いただくと、そのルビーに対する印象が変わり

ます。

インクルージョンを見るまでは、そのルビーの品質を

あれこれと判定する側で居られた自分が、その個性

あるインクルージョンを見たとたんに、

「この人に持ってもらっていいかな~」とルビーに

見られている様な気がします。

自分も個性、ルビーも個性…

自分の意思ではなく、創っていただいて、存在しているのです。

そう感じます。


紀元前1-2世紀のセイレーンのインタリオリング…ヒストリックリングの本から

2011年05月19日 12時15分12秒 | 宝物

Ring88(淡交社)の10番目に紹介されているアメシストの

インタリオリングです。

彫刻されているのは、ギリシャ神話に登場する上半身が

美女、下半身が取りの三人姉妹です。

美しい歌声で船乗りたちを魅了し、その歌声を聞いた船乗り

は岩に船を衝突させてしまうとお伝えられていました。

セイレーンは、ラテン語のシーレーンになり、英語の

サイレンの語源になりました。(本文より)

そのインタリオが18世紀になってリングに仕立てられました。

そして、インタリオの前の部分いハーブのような楽器が

置いてあることから、だれか演奏者がお守りの様に

使ったのではないか?

と推定されています。

ヒストリックリングは、その時代に生きて、そのリング

着けた方の個人的な部分を感じるのが良いですね。


ご縁は、人の考えを超えているもの

2011年05月19日 06時34分54秒 | 宝物

写真は、13世紀の欧州のヒストリックリングの

結婚指輪です。

結婚は、ご縁があって血のつながりのない

「おふたり」が、「新しい、次の血縁」を創っていく

とても、おめでたいものです。

このリングを拝見して思ったのは、誇らしげに

800年間変わらず輝き続けるルビーと、

固く結ばれたおふたりの手のモチーフです。

いまは、どこにいらっしゃるか?

どうなっているか?は分かりませんが、

おふたりの子孫に、見せてあげたい…。

この結ばれた手と手(フェデ)のお陰で私たち

がいるのですよ…と。

私だったら、ご先祖さんが、このようなリングを

残してくれていたら嬉しくて、宝物として着けて

いたいと思います。

 


「指輪-この饒舌なる小宇宙の物語」開催中

2011年05月18日 22時57分49秒 | 宝物

銀座のミキモトホール6階で開催されている

橋本コレクションの展示会のレセプション

の時の写真です。

私の右隣り、永井先生は、業界では知らない人

がいないデザイナー、そして橋本貫志氏の妹様。

そして下村様(日本ティファニーを立ち上げた元

社長)、そして今回の会をずっとオーガナイズして

頂けている末永様。

お偉いお姉さま囲まれて…喜んでいる図ですが、

「指輪-この饒舌なる小宇宙の物語」は

29日までの開催です。

連日、著者の方々が会場

に訪れていますので、直接、手に取った時の

感触などが聞けるかも知れません。


金八先生の気分?

2011年05月18日 22時02分02秒 | 宝物

宝石は、経年変化しないモノですので、

何百年経っても古くなりません。

ですので、市場に出回っている宝石ルビー

の多くは、還流しているモノが多いと

思いますが…

私たちモリスは、どうしても新しく産出

された宝物のルビーを探したくて出かけ

ました。

でも、原産地へ行けばいくほど、還流する

ルビーに出会うことが無い分、美しいルビー

に出会う頻度も下がります。

出会うのに苦労した分だけ、イメージが

一つ一つ頭に焼き付いています。

もう10年経ちますが、× × ×のルビーは?

と聞かれたら、全部、思い出せるかも

知れません。

それだけ、同じキャラクターのルビーは

無いということですが、何年も前に、出かけて

行ったルビーと久々に、再会すると「金八先生」に

なった気分になります。

 

今日、昨年に出かけて行ったルビーと出会ったら、

ふっと9年前に出かけた「マルちゃん」や「オークヒル君」は

元気かな? と思ったのです。

(ルビーの名前です)


中国に、ルビーをご覧になられたい方がいらっしゃるから…

2011年05月17日 17時42分27秒 | 宝物

中国からルビーをご覧頂けるということ

で連絡がありました。

モリスは、ルビーのお話をさせて頂ける

なら、どこへでも参ります。

嬉しい事です。

どの様なルビーのお話になるのか?

宝物として大切にお持ちいただけるのか?

気持ちが伝われば、良いなと思います。

 


自分の眼で見ることができるジュエラーでありたい

2011年05月17日 06時14分24秒 | 宝物

写真は、カット研磨する前のルビーの原石です。

どのルビーが素晴らしいのか?

 

ルビーは、とても希少性の高い宝石です。

天然無処理で品質の高いルビーで1ctを超える

ものは、鉱区でもほとんど見つかりません。

ミャンマー産のルビーは、大理石の中から

出てきますので、探すのは、大理石を砕いて

探すか、もしくはずっと昔に溶けた大理石から

流れ落ちたルビーを探すかのどちらかです。

どちらにしろ、とても少ないので、

普通一般には、処理などをして品質を改良した

モノが主流です。

ほぼすべてのルビーが、天然無処理ではなく、

宝石の中で最も人工合成石の種類も処理の種類

も多く、その上、類似石も多いので、私たちも

更に研究を深めていきたいと思います。

どんなルビーか?

と聞かれた時に、自分の眼で見て、自分の言葉

で説明できるジュエラーでありたいと思います。


Historic Rings (淡交社)のリング実物を見る機会

2011年05月16日 06時06分11秒 | 宝物

只今、銀座ミキモト6階のミキモトホールで開催

されている「指輪-その饒舌なる小宇宙の物語」

は、5月29日まで一般公開されています。

時間は11時から午後7時まで。

世界でも類を見ない4000年前から現在までの

「指輪」の変遷をひとつの会場で見ることが

できます。

写真は、13世紀の結婚指輪と考えられている

「ルビーのフェデリング」です。

ルビーは、拝見したところ、色帯や針状の結晶

の入り方からミャンマー産(モゴックと思います)

のルビーです。

そして、リングの腹の部分に手と手をつないだ

モチーフが彫刻されてあり、このデザインを

フェデといいます。

「指輪88」は会場でも販売されています。

800年も前にこのリングで、愛を誓った

おふたりの人生は、幸せだったと思います。

そういうエモーショナルな部分も感じられる

珍しい書籍だと思います。


結婚指輪にルビーを使うのは、伝統的

2011年05月15日 16時12分49秒 | 宝物

結婚指輪にルビーを使うのは、実は古くからある

伝統です。

私が拝見した一番古いルビーの結婚指輪は

13世紀のモノですが、今も何も変わらず

輝いていました。

シルクインクルージョンの入り方や

結晶インクルージョンの入り方からミャンマー

のモゴック産のルビーです。

モリスブライダルには、必ずどこかに

その伝統的なミャンマー産の無処理で

美しいルビーが入っています。

 


小さな文化遺産…橋本コレクションが見れる

2011年05月14日 16時20分48秒 | 宝物

東京銀座4丁目 ミキモト本店の6階

ミキモトホールで開催されている、

「指輪-その饒舌なる小宇宙の物語」

 ~古代エジプトから現代まで~

では、小さな文化遺産である橋本

コレクション850点の中から選ばれた

60点を見ることができます。

入場は無料です。

博物館に入ってしまう前に、是非

ご覧になっておいて下さい。

指輪に対する印象が全く変わると

思います。