風に吹かれて アンマン

日々の想いを記録に残せたらと願っている
内容は「ヨルダン事情・風物詩・気質」「中欧旅行記」「シリア旅行記」などからなる

シリア旅行 4日目 その1(ダマスカス)

2009-03-23 | シリア旅行記(2008年版)
11月24日(月)晴れ 

6:00 起床

7:00 朝食のためロビー横のレストランへ行く。

朝食は当然アラビア料理のセルフ・サービスと思っていたが、
予想に反してサービス・テーブルはなくコンチネンタル風であった。

パン、ジャム、コーヒーなど美味しくお代わりを何度かするほどで、
このクラスのホテルとしては大満足であった。


(朝食)

8:30 ホテルを出てダマスカスの旧市街(オールド・ダマスカス)と向かう。

ホテルから旧市街への途中ヒジャーズ駅がある。

この駅は第一次世界大戦時に造られたサウジアラビアのメッカまでを結ぶ
ヒジャーズ鉄道のターミナルだったが、今は貨物の発着だけだそうだ。


(豪華な造りのヒジャーズ駅 現在は貨物のみ使用)

駅をとおり過ぎるとスーク(市場)入口にでる。

入口のむこうは旧市街である。

1979年に世界遺産として登録された古代都市ダマスカスは4,000年もの
歴史をもち、現存する最古の都市のひとつである。

数々の支配者が入れ替わり政治的な荒波を経てもなお、都市の個性を保ち
現在まで歴史から消えることなく機能し続けている。


(スーク入り口 左は城塞)


(スーク・ハミディーエ)


(スークの屋根)

多数の路地にもスークが走り、巨大スークを形成している。


(路地のスーク)

スークを過ぎると尖塔が見えてきた。


(尖塔)

また別の尖塔が見えてきた、尖塔はいくつかあるようだ。

正直、尖塔がありすぎてどれがどこの尖塔か不明な場合も多い。


(尖塔)

路地裏は細く曲がりくねっていて、木材も多く使われ
日本の昔の下町を思わせる風情である。


(路地裏)

上を見上げると軒にも木材が使われている、日本でよく見かけられる景色である。

これはヨルダンでは決して見られるものではなく、この地方では土が肥沃であり
比較的林業が盛んなのではと思わせた。


(木をつかった軒)

曲がりくねった路地裏を抜けアゼム宮殿に出る。

宮殿は1,749年にオスマン・トルコ時代にダマスカスの知事であった
アッサード・パジャ・アル・アゼムによって建てられた邸宅で
現在は民族博物館として一般に公開されている。


(アゼム宮殿 内部1)


(アゼム宮殿 内部2)


(アゼム宮殿 内部3)

博物館の中には、日本の下駄を思わせる展示物もあり、古くから東西の交流が
あったことを暗示させ興味深かった。


(下駄)

我々は宮殿をあとにし、世界最古のモスクといわれるウマイヤド・モスクへと向かう。


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