最近の仕事などから"機能"や"構造"について考える機会が増えているが、
その作業の中で面白かった機能不全家族の話をしてみたい。
下記はこちらのサイトからの引用です。
【機能不全家族】
・非合理的なルールが強く維持されている
・子どもを守るという親の役割が放棄され、子どもが親のケアをすることがある
・家族もすでに分かっているけれど、公にできない秘密がある(性的虐待など)
・家族のなかに他人が入り込むことに抵抗がある
・暗い雰囲気でほとんど笑いがない
・家族同士のプライバシーがない(個人間の境界があいまい)
・家族から離れることが許されていない
・家族間の嫌なことや葛藤などは否定されて無視される
・変化に抵抗する
・家族は分断され、統一性がない
なるほど、こうして列挙されてみると、
家族には以下のような機能があったのかということを再認識させられる。
・合理的なルールを定めている
・親の役割は子を守ることであり、家族は子を護る機能を持つ
・疚しいことのない健やかな在り方を目指す
・家族という集団でありながら外部の存在を柔軟に受け入れる
・安心と笑いをもたらす
・組織として変化を受け入れる
・集団の中にあってもプライバシーを尊重する
・時とともに構成員は変わっていくことを認める
・不都合なことを共に受け止め向き合う
・一定の信念に基づき人生の指針を持たせる
結構家族って偉大じゃないですか?
ちょっと怖くなるのは、下に書いたようなことが出来なくなってくると
機能不全の家族に一歩近づくことになるのか、と感じること。
いまは2人暮らしだが、俺が担うべき役割、結構あるんじゃね?とか、
自分が少しサボったら機能不全の家族にまっしぐらって恐ろしいねとか、
そういうことを感じずにはいられなかった。
しかし、家族の果たすべき機能から自分の役割を考えていくというのは
行き当たりばったりで"家事頑張る"よりはよほど良いはずである。