球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

日記

2007-04-08 | 技術
今日は後輩の家で目が覚める。
最初に6時台に目が覚めたが、あまり早いと
後輩をわざわざ起こしてお礼を言うことになるのでもう少し寝る。

今日はパリの人間なら音楽を聴かないくらいよい天気。
ベランダに揺れるシャツの白さが目に染みる。
そして花壇のチューリップの黄色と赤の鮮やかさ。
全く他の色成分が混じっておらず、感動する。
太陽は万物に透明感を与えた。
自転車のハンドルを握る手の力が抜け、ペダルを漕ぐ足が止まる。

先日の、同じ楽器の後輩(保育園関係の仕事をしている)との会話。
"春だから、チューリップの絵とかを描いて壁に貼るんですよ。"
"なんで春だと、チューリップの絵を描くの?"
"ん~… わかりません(てへっ)。"

保育園や幼稚園に通う子供なら、大人がわからない問いに易々と答えるのかもしれなかった。

帰宅すると急激に嫌なことが沢山頭によぎった。
いろんな人の顔が見える。寂しそうな顔で、それは多分僕の顔のはずだった。
寝ることにする。



選挙は20時までだった。
19時30分頃になって、ようやく選挙のはがきを探す気が起こった。
先日パスポート取得の際に渡された紙と混じって見つからない。
今日一日が他者とのコミュニケートがないまま終わる可能性が出てきた。

5分間捜索、5分前が嘘かと思うくらいあっさりと見つかった。

投票所は保育園で、
黄色や緑やピンク、水色がたくさん使われていた。
カラフルな建物だった。
クラス分けとか色々区別するためのもので、機能美の一種であろう。

保育園のフェンス部分には象や猿、パンダなどの動物のイラストがたくさん描かれていた。
アナログで描かれているはずなのに異様なほどのシンメトリシティを備えており、
彼らの笑顔の意味がわからなくなる。





コメント (2)
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