球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

ザイオン訴訟

2005-04-23 | 初期の投稿
最近医者の処方する目薬と同じくらい効き目があるということで
薬局に行けば大抵置いてある、それがサンテビオ。
赤い目薬、と言えば大抵の人は理解してくれるものと思っている。
ビタミンB12が疲れ目に効く。
こういう文字列さえ並べれば僕も店頭の人とは同じぐらいにこの目薬を知った気になれる。

ところが、この目薬、サンテビオというのは一つの仮の名前で、
サンテザイオン、サンテアスティというまた別の名前を持つ。
確認のためネットで調べてみたのだが、やはりこの3種類は成分がまるで同じらしい。
しかも、価格は均一ではないらしい。

それがかねてからの謎であった。
なんでこいつらは、色々名前がついているんだ?
今日食べたステーキにも、もともとの牛には名前があったなんていうぞっとしない話も少し…

概要だけを話す。

この目薬の商品名を事業部単位で決めることになったとき、
さしあたり各課で名前を決定することとなったようだ。

点眼液開発事業部一課の課長はちょうどその頃ザイオン国立公園で優雅な休暇を取っていた。
二課の課長は折悪く息子が電磁気の勉強に励んでいた(ビオ・サヴァールの法則)。息子は明日進級のかかったテストだ。親としてはもうまごまごする気持ちを抑えて黙るくらいしかすることがない。
一方、三課の課長は徳島に出張をしていた。(アスティとくしま)


そこで一斉にデザインと名前を発表することになった。
その全てのネーミングが不可のない安全駒だったので、
とりあえず現行ではそれらの全てが認められとりあえずは店頭においてあるということである。
何もわからない人は3倍買っていくだろう、と思ったのかもしれない。

でも、区別がつかないものをわざわざ置かなくてもいいだろう、とは思わずにいられない。
ザイオン訴訟を起こして、統一してしまいたい。
コメント
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