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スポーツ観戦&体験記、
映画&ドラマ鑑賞記、
日々の出来事などを、綴ってまいります

癒しは映画、勇気は映画、希望も映画、やっぱり映画が好きー「タクシー運転手」

2020-06-02 16:58:00 | movie
長い自粛生活から、やっと解放され始めました。人の波も普通に出来てきて、ほっとするより、不安がまたムクムクと、心の中にわいてきています。

映画館も、ついに再開され始め、いつ行こうかと、うずうずする気持ちと、仕事柄、もうしばらく我慢、我慢と言い聞かせている自分がいます。

その代わりに、時間を見つけて、溜まってきた、BSの録画映画を見入っています。(2時間とはいえ、自宅で、一気見は、なかなか至難の業!)

昨年、友人に勧められて、劇場でギリギリ見ることが出来た「タクシー運転手ー約束は海を越えて」を見ることに。

何も知らず見に行った韓国映画。主演の、ソン・ガンホさんこそ知っていましたが、壮絶なシーンが目の前に広がり、涙があふれ、ただただ映画の力に圧倒された思いが、甦って来ました。

実際に起こった、むごい出来事、理不尽な殺戮。すぐ近くで、ほんの少し前に、起きたことに唖然としました。そして、気が付けば・・・・同じような争い事があちらこちらで・・・・・

涙と共に、パワーを貰った「タクシー運転手」は、悲惨で目を覆いたくなるシーンもある映画。でも、ほんの少しの勇気と仲間たちの、力を信じさせてくれる、希望がたくさん詰まった映画。

新コロナ吹き荒れる暮らしの中、不安、不満に心をむしばまれるのはゴメンだ。

大好きな映画、そして、歌で、ドラマで、パワーを貰い、夢や希望がしぼんでかないようにと、心を強くそして柔らかくして、コロナ第二派に備えたい。

そして、仲間と又必ず近いうちに集まれる日がくるのを信じ、心待ちにしている。


誰かの為に、誰かが頑張ってくれているから、もうひと踏ん張り・・・・「スケアクロウ」鑑賞

2020-05-08 15:09:00 | movie
遂に、5月、ゴールデンウィークも終了。今年も4分の一が過ぎてしまいました。

自粛の日々も、家事、介護、子守りは変わりなく、合間に、好きなことができる?!時間が増えたので、番組表チェック録画予約がこまめに。
 
偶然見入ってしまった「スケアクロウ(案山子)」。一気に青春時代の映画館通いの日々にタイムスリップ。お気に入りのジーン・ハックマンのとても好きな作品の一つだったが、ほとんど内容忘れていた。

オープニングの嵐の前触れのような黒い空。ロングショットは、大スクリーンで見るのを想像してしまう。
 
 荒野のむこうから、ボストンバックを手に現れる大柄な男、ハックマン演じる、マックスの姿。偶然出会い、強引に共同経営者にされ?!ライオンと言う愛称で呼ばれることとなった、アル・パチーノ演じる、小柄でどこかひょうきんでな男。まだ見ぬ5年前に生まれたという性別もわからぬ我が子に渡すプレゼントの小箱を、常に小脇に抱えている。
 
すぐ手が出るマックスは、喧嘩してバイト先を追い出される。一緒に追い出されたライオンが「殴りたくなたら笑いなよ。カラスは、スケアクロウを怖がっていない。笑っている。スケアクロウは、おかしな顔や恰好して、カラスを笑わせる。笑ったカラスは、おじさんは本当にいい人だから、困らせるのはやめようと思う。カラスは笑っているんだ。」と言う。笑って相手にしないマックス。
 
それでも、ライオンとの旅で、いかついマックスの顔の表情が、次第に柔らかくなっていく。ライオンを引き留めようと、自ら、スケアクロウとなる、ハックマンのストリップシーン、そしてそれを見つめるアル・パチーノの表情は、何度見てもジーン。

 その後の展開は、ネタバレになるので、MYHPで、詳しく書きたいと思っているが、高校時代の習慣が復活して続けて二度目鑑賞し、ライオンの最後の姿が、胸に突き刺さった。この思いは若い頃には感じることが出来なかったもの。ラストの、二人の男の全く対照的な姿が、胸に迫りたまらなく泣けてきた。
 
おどけていて、風にゆらゆらふらついているようなスケアクロウ、カラスがいるから、スケアクロウがいる。そして、スケアクロウが、踏ん張る理由は、大切なものを守るため。

悲しいこと、つらいことは、いっぱいある。人生の厳しさの中で、人が生きていく時かけがえのない物は・・・強い人、弱い人、几帳面な人、おおらかな人、たくましい人、繊細な人、様々な人がいる。皆がそれぞれ傷つきながらも、生きている。それでも、一人で頑張るのではなく、大切な人を思う気持ちが、希望、勇気、元気をくれる。

 新コロナで、気持がぐらぐら、揺れている。

そんな時だから、誰かを、みんなを、思いながら、もうひと踏ん張り、と思わせてくれる映画との偶然の再会に、感謝。

ハックマンの、作品を続けてみたくなった。

優しい気持ちになれる、ロビン・ウィリアムスの作品も、久しぶりに見てみたい。

まだ見ていない、新作録画作品も、たまっているのに・・・・・

さてお次は何見て、泣こうかな。


書き忘れていたが、オープニングの、こちらもお気に入りの、二人で葉巻に火をつけるシーンに、NHKドラマ「十字路」の千葉ちゃんと草刈さんの二人のシーンを思い出してしまった。千葉ちゃんも、「スケアクロウ」好きな作品だとか。

 


決して消えないもの、続いていくものー「ハリーポッター、死の秘宝PART2」

2011-09-12 22:28:00 | movie
 「ハリーポッター死の秘宝PART2」が、ロングラン中だが、公開最終日が迫って来た。
南の端の歴史ある天草の映画館・第一映劇でも、23日までロードショー公開されている。シネコンではなく、第一作から公開し続けたのは素晴らしい!

 この作品は、上質な娯楽作品!家族でも、アベックでも、もちろん一人でも楽しめる。是非!多くの人が劇場空間で、手の届きそうな錯覚を楽しみながら、魔法の世界を楽しんで欲しいと思う。

 最終巻7作目は、初めてパート1と2の2つの映画になった。(1作目から前項編にして欲しかった!)公開中の最終作を見る前に、今までの作品をすべて見るのは至難の技。見ていなくても楽しめるのがこの作品の優れたところ!

 ここからあらすじ。ちょっとネタバレ?!
 完結編は、邪悪な魔法使いボルデモードと、ハリーとその仲間が最終対決すると言うお話。これで結果がはっきりわかるから、見ていてスッキリ!感動もたっぷり!!
 ハリーの仲間は、生徒、教師、保護者、そして、学校に古くから住んでいる?!あるもの達も!!マクゴナガル先生のワクワク顔に、クスッ!!
 沢山の仲間が命をかけて守ろうとする姿を見て、一人ボルデモードとの対決に向かうハリー、死の恐怖に立ち向かってゆく姿に感動!しかし、ヒーローは、他にもたくさん!想像を絶する戦いの果てに、(見てのお楽しみ!!)平和な日々を勝ち取ったハリーたちの、その先にあるものは・・・・。こちらも見てのお楽しみ!だが、ハリーの息子への言葉に又涙!!

 ハリーポッターの物語には、魔法のような勇気をもらえる言葉達と、どんなときも命をかけて見守り続ける強い愛が、詰まっている。
「ハリーポッターと賢者の石」で、ハリーを赤ん坊時代から見守り続けるダンブルドア校長は、『みぞの鏡』の前で、初めて見る鏡に映った両親家族に心奪われるハリーに「夢にふけったり生きることを忘れてしまうのはよくない」と語りかけ、「真実は、とても美しくも恐ろしいもので、注意深く扱わなければなるまい。」と母親の深い愛の力と、父親に借りが有るスネイプが、全力を尽くし守ってくれた事を話す。

 「秘密の部屋」では、若きボルデモード、トム・リドルと自分が似ていることに悩むハリーに「自分が本当に何者かを示すのは、持っている能力ではなく、じぶんがどのような選択をするか」と言って、ハリーが、新のグリフィンドール生が手にするゴドリック・グリフィンドールの剣を、組み分け帽子から出した事実を伝える。

 「アズカバンの囚人」で、両親が死んだ理由を知り、父親の親友で自分の名付け親に出会うハリー。父親の面影を求めるハリーに「君の父君は、君の中に生きていて、君が本当に必要とするとき姿を現す」と言って、勇気付ける。

 「炎のゴブレット」で、仲間の死とボルデモードの復活に立ち会うハリー。身も心も傷ついたハリーの前に、家族同様に心配し気遣う人たちが、次から次へと、現れる。自分は孤独では無い事を実感するハリーに、杖の秘密が明かされる。

 ボルデモードとの対決を、新たに決意したハリーは、「不死鳥の騎士団」で、友人達とダンブルドア軍団を作り、信頼、裏切り、初恋を体験する。名付け親の死、そして、自分の背負った宿命を知った時、その予言を唯一知りながら胸を痛め続けてきた、ダンブルドアの愛情の深さを知る。

 「謎のプリンス」で、ダンブルドアと共にボルデモードを倒す戦いを始めたハリーの前に現れたのは、スネイプ。ダンブルドア校長は、自分の命を盾にハリーを守り、スネイプの手で殺される。師であり、父親代わりだった、ダンブルドアの死と共に託されたボルデモードを倒す闘いを続ける決心をするハリー。

 「死の秘宝」で、ハリーと共にボルデモードを倒す使命を受けた、かけがえのない親友、ロン、ハーマイオニーと、旅に出るハリー。疑念、孤独、焦り、に襲われながらも、勇気を奮い立たせ戦う時、陰で支えてくれていた人達が姿を現す。沢山の援護の下、最強の敵との戦いが遂に学校を舞台に始まる。沢山の仲間が命を落とし、身も心も傷だらけになったハリーは、ダンブルドアが、ハリーが両親を失った時から、ずっと、ハリーを守ろうと、スネイプと計画していた事を知る。命を懸けたスネイプの真実の愛の大きさ、深さを知ったハリー。自らの命を賭けた戦いの先には、明るい未来が・・・。

 スネイプの愛の話は、本で読んでも涙。もちろん映画館でも号泣。人は誰も完璧ではなく、愛がもたらす力で強くなれると、作者のJ・K・ローリング女史が信じる、愛の力が、胸に迫る。そして、それは、大切に、次の世代へと引き継がれていくものなのだと、ホグワーツ特急のを見送るハリーたちの姿に思った。

 毎年、映画館でハリーの成長を見守ってきたが、来年はもう会えない。寂しいが、19年後の姿を見せてくれたのだから、我慢しよう。

 今、手元には第一作が・・・。ハリーポッターは、本と映画では、3対1くらい、内容の濃さの違い(魔法界の生き物、ハリーを取り巻く人々との出来事面白さ、言葉の奥深さ等々)がある。(一度、騙されたと思って、1/3迄読んで欲しい!きっと先が読みたくなるはず!)

 又、あの魔法の世界で、自分だけのハリーに会いたくて、ゆっくり読み始めている。

 そして、この10月、ネットで、ハリーの新しい世界が覗ける予感!目下英語勉強再開準備中!?!

 それより何より、22日までに、もう一度劇場にハリーに会いに行こう!
愛と勇気をありがとうと感謝を込めて!そして、大ファンになってしまった、シャイで誰より強い心を持ったスネイプにもお別れを言いに。

スタローン風、影の軍団 ー 『エクスペンダブルズ』

2010-10-25 00:00:00 | movie
 久々スタローンの、アクション映画。共演者もアクション映画のヒーローがずらり。主役急を引きつれ、どんな風にワクワクさせてくれるのか?!期待しながら映画館へ。

 お話は・・・・(ネタバレ有り!要注意!!)仲間内の痴話喧嘩から始まり、新たなメンバーでの初仕事。しかし、怪しい依頼者から舞い込んできたのは、命がいくつあっても足りない、危険度マックスの仕事。下見調査に向かったリーダーと恋わずらい中のメンバーは、危機一髪助かったものの、関わりあった誇り高き女性の横顔が忘れられない、リーダー。一人、ビジネス抜きでも、捕らわれた女性を救い出す決心をしたリーダーに、仲間も立ち上がる。

 敵のアジトへ向かって、暗闇を駆け抜け、目的の地へ!瞬時に敵を倒し、見事女性を救出した、瞬間、敵の手に落ちるリーダー。仲間は助けに来るのか!?!女性の命は?そして、全員、無事に脱出する事が出来るのか・・・・

 見れば見るほど、以前見た作品を思い出す。そう、千葉ちゃん率いる、軍団物。映画はスタローンが、「半さん」ならぬ、「バーニー」。ストーリーも定番なのだが、年齢を感じさせない(失礼!笑)真っ向勝負の肉弾戦に、思わず引き込まれてしまった。ナイフの切れ味充分なシーンの見せ方は、デジタル思考で、素早く鮮やかに!一方で、いい年下男が、ここまで頑張らなくても・・・・と言いたくなる、アナログ・タローンの肉弾戦には、身を乗り出してしまいそうになるほど、迫力があり胸が熱くなってしまった。火薬使いすぎ!!とは一緒に行った相方だが、かつての千葉ちゃんの軍団作品も、爆薬シーンは迫力があった。

 裏切り、友情、恋愛、そして、戦いの世界に生きる男達が持つ癒しても癒しきれない、心の傷(ミッキー・ロークの、独白は唯一、心に沁み入るシーン!)、生のアクションの味は格別!渋い男達の粋な台詞と共に、難しいことは考えず、痛快に楽しみながらも、改めて、影の軍団を再評価しつつ、劇場を後にしました。

 アクション俳優たちの心意気、技と迫真の表情に拍手!!生身のアクションはやっぱり痛快!と思うのは、千葉ちゃんアクションで育ったから? スタローンの仕掛けたアクションの醍醐味を魅せるアクション魂のこもった映画(それにしても、スタローンは、自分をプロデュースするのが上手い!自らを主役にしたストーリーは、何時も、何度見させられても、安心して見入ってしまう。)に、触発されたか、ジャッキーも、久々に、アクション映画を監督・主演で、撮影中!!50周年を向かえ、改名もした千葉ちゃんに、それでも、日本アクション映画界で、もう一肌脱いで欲しいと思うのは、自分だけではないだろう。

ふらりいつも映画が見られる場所ー天草シネマパラダイス

2010-06-21 00:00:00 | movie
 開演直後に映画館に走り込んで「かいじゅうたちのいるところ」「脳内ニューヨーク」を、見た。見逃してしまっていた作品と、とても興味のあつた作品の、魅力的な二本立てだった。

 平日昼間でも観客が入っている活気のある早稲田松竹は、閉館後有志が復活させたという、落ち着いた小奇麗な映画館で、展示物やチラシ・ポスターのあちらこちらに、映画好きの人たちの映画へ愛を感じる事が出来る映画館。予約無しでは見られない時もあるシネコンが増殖してゆく中、ふとよって見て、ちょっと用事を足して、もう一本戻って楽しめるられる(要半券)という良心的な映画館。

 そして、同じように映画を愛する柿久氏がお送りする本渡第一映劇・天草シネマパラダイスのチラシを、昨年に引き続き置いて頂いた。

 本渡第一映劇は、封切館と名画座の魅力を兼ね備え、映画を見たい方なら、いつでもどんな方でも気楽に入れる映画館。車椅子の方もそのまま劇場に入れるバリアフリーの一階と、柿久氏が映写機を回す直ぐ側のスクリーンを真正面から見る二階席(ゆったりと落ち着いて見られます!)どちらも、お勧め!!見終わった後は、ホールのポスターやサイン色紙(健さんのサインもあります!)を見て、お茶を一服。特典付きサポーターズクラブメンバーの定期的鑑賞会も行われる、映画を愛する人たちが、一日でも長く大切に、映画を上映していきたいう思いが詰まった映画館。

その本渡第一映劇を舞台に繰り広げられる天草シネマパラダイスが、第2週末に続き、第3週末、そして第4週末、3本ずつバラエティーに富んだ作品を上映します。
ご紹介が遅れましたが、18~22日(火)の3本も注目の作品が上映されています。

 「色即ぜねれいしょん」は、主演の渡辺大知が第33回(2010)日本アカデミー賞新人俳優賞を、プロジェクトXの語りでもお馴染みの田口トモロヲ監督が、新藤兼人賞を受賞した、注目青春映画の作品"> 「おしどり駕籠」 
  
は、美空ひばりと中村錦之助共演作品で、ひばりさんの歌もたっぷり味わえる、映画全盛期の東映作品。

 そして 「にっぽん泥棒物語」は、三國連太郎の東北訛りが炸裂する、モノクロ作品。(秋田を故郷にしている自分は解読できる!)若き名優陣の中に交じって、千葉ちゃんの姿が!(三國連太郎主演の「王将」に続いての共演)先週の">   「直撃地獄拳大逆転」   と比べ、こちらは新人時代の初々しい千葉ちゃん!どこに出てくるかご注目です。

 以上3作品の上映は、後一日で終了、是非、ふらり映画館へお立ち寄り下さい。

 今週末の紹介は次回に!!