
「おっぽしょる」は「おしょる」の強意。
「おしょる」は「小枝などを折る」の意。
例文
※織田信長と豊臣秀吉は幼馴染と言う仮定での会話
豊臣秀吉 「せんせー おだちゃが さくらのえだ
おっぽしょっちまったじー。
先生 「さくらも せっかく はな さかしただにー
なんで おっぽしょっちまっただかー。
こらーっ のぶなが なんで はながさいている
さくら おっぽしょっただー。」
織田信長 「きょうしつの かびんに はな かざろうと おもって
おしょっただいね。
せんせーは いつも きょうしつに はなが
あると いいって いってたじゃんかい。」
先生 「おおー そういうこんか。
わかった。
だがなー さくら きる ばか
うめ きらぬ ばか っていう ことばがあるだが
さくらは きられたり おしょられたりすると
そこから ばいきんが はいって
かれちまう ことがあるで
はな かざるんだったら ちがう はなに
しとけな。」
例文の標準語(?)訳
豊臣秀吉 「先生 織田信長君が桜の枝を
折ってしまいました。
先生 「桜も折角花を咲かせたのに
どうして折ってしまったのでしょう。
こらーっ信長 どうして花が咲いている
桜を折ってしまったのですか。」
織田信長 「教室の花瓶に花を飾ろうとおもって
折ったのです。
先生は何時も教室に花が
あると良いですねと言っていたではないですか。」
先生 「おおー そう言う事ですか。
分かりました。
ですが 桜切る馬鹿
梅切らぬ馬鹿 という言葉がありますが
桜は切られたり折られたりすると
そこからばい菌が入って
枯れてしまう事がありますので
花を飾るのであれば他の花に
しなさいよ。」
おしょるの変化系みたいですが
はしょ・る (端折る)
が語源と関係あるのでしょうか?
こちらでは、折るはそのままですね。
全く関係は無いのですが、山口県では「~する」を「~しよる」と確か言ってたような気がします。
我が家では小皿の事を「おてしょ」といいますが、語源が分かればなるほどと思います。
松本(長野)の方言として、〝おっぽしょる〟
の方言を紹介しておりますが、長野の隣の新
潟でも〝おっぽしょる〟の言葉(方言)は使
います。
新潟県全域では御座いませんが、中越地域で
は使われる方言です。
※柏崎や長岡等……。
意味は、松本弁と一緒で“折る”と云う意味
合いになります。
“おしょる”の言葉は良く使われませんが、
“おっぽしょる”の言葉は使われます。
以上、参考迄にして頂けると幸いです…。
また、情報をいただきありがとうございます。
「おっぽしょる」、中越地域でも使っていらっしゃるんですね。
「長野県方言辞典」を見てみましたら、「おっぽしょる」は長野県の広い範囲で使われているようです。
この「おっぽしょる」にかんしては、長野県と中越地域は同じ言葉の文化圏という事ですね。
話は変わりますが、米山サービスエリアで販売されている「鯖サンド」は私のお気に入りです。