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カメラを続けて20年!

子供の誕生を機にカメラを始めてそろそろ20年。もう子供も被写体になってくれず、あらたな被写体を求め模索中の毎日です。

フィルムカメラ時代の広角レンズにフードを使わずに撮影したらフレアが出まくった

2024年09月21日 08時30分00秒 | カメラ

フィルム価格の高騰のため、ここ1年以上フィルムを購入することを見送っていました。

「高いなぁ、どうしようかなぁ」なんて思っていましたが、あれよあれよと値上げの波は収まらず、2,000円近くまで高騰してしまいました。

これではイカン!ということで一年発起しFUJI FILMの100 36枚撮りを購入し、愛機のEOS KISS 5に装填し、見慣れた街を2024年3月から7月の期間、撮影しました。


タイトル写真は 横浜中華街関帝廟の屋根上の装飾を撮影しました。

今回のフィルム撮影で綺麗に撮れた内の一枚です。

使用したレンズはフィルム時代の格安望遠であるEF80-200mm F4.5-5.6 USM(1992年発売)だったのですが、予想に反して鮮明な写真を撮ることができました。



反してこちらの写真はEF22-55mm F4-5.6 USM(1998年発売)で横浜媽祖廟を撮影したものでが、フードをつけずに撮影してしまったためか、天気が良いにもかかわらず空がモヤがかってしまいました。



同様に横浜媽祖廟の撮影ですが、こちらは門の裏側から撮影しました。

まるで霧がかかった鮮明さに欠ける写真になったのは残念でなりません。



東京駅丸の内駅にある駅舎を、向かいの丸ビルから撮影しました。

見上げる写真が多い東京駅舎ですが、同じ高さの目線で撮ることができるこのフォトスポットは貴重です。



お馴染みの東京国際フォーラムのガラスホールの天井の竜骨写真です。

撮影で使用したEF22-55mm F4-5.6 USM(1998年発売)レンズはもともとAPSカメラ向けに販売された広角レンズです。

フィルム用の広角レンズは28mmまでしか持っていなかったので、竜骨の「全景」をやっとフィルムカメラで収めることが出来たのは嬉しい限りです。


年を追うごとに撮影技量も多分向上しているのでは?と分不相応に考えていましたが、失敗のきかない一発撮りのフィルムカメラでその足りない技量が露呈してしまいました。

「デジタルカメラでは撮影技術は向上しない!」とうるさ方のカメラマンが言っていたことが今更ながら胸にグサリと刺さりました。


綺麗さでいうとデジタルに軍配が上がる昨今ではありますが、メーカごとフィルムごと、それぞれの記憶色が再現されるのもフィルムの面白いところです。

今更ながらカメラメーカの開発者の方々の技術力には頭が下がる思いです。



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久しぶりのフィルムカメラでの撮影。撮影技量が上がっているか確認しましたが。

2024年09月14日 08時30分00秒 | カメラ

フィルム価格の高騰のため、ここ1年以上フィルムを購入することを見送っていました。

「高いなぁ、どうしようかなぁ」なんて思っていましたが、あれよあれよと値上げの波は収まらず、2,000円近くまで高騰してしまいました。

これではイカン!ということで一年発起しFUJI FILMの100 36枚撮りを購入し、愛機のEOS KISS 5に装填し、見慣れた街を2024年3月から7月の期間、撮影しました。


タイトル写真は、日差しが強い5月の逗子海岸からの撮影です。空も海も青く染まっていて36枚のフィルムの中で一番綺麗に撮れたのではないかと思います。



神奈川県横須賀市と葉山町にまたがる「湘南国際村の給水塔」です。

10年くらい前までは給水塔内にカフェかレストランが併設されており、眺望も良いことから以前はランドマークでした。

今は一般閉鎖しており立ち入り禁止になっていました。

※本来の給水塔としての役割のみを果たしているのだと思います。



梅雨の時期に紫陽花を撮影しました。

花の撮影においては狙ったポイントへのガチピンを理想としていますが、ノーマルなレンズ(標準と望遠)しか持たない環境では上手く撮るのは困難です。



東京入谷の朝顔市を撮影しました。

フィムルカメラでのスナップ撮影は現場の雰囲気も表現することができて良いです。

これがスマホカメラだったら、ただの記録写真になってしまったと思います。



JR関内駅から程なく近い横浜スタジアムを撮影しました。

解像度の面からいって遠景はデジタルカメラの方に分があることは異論無いと思いますが、デジタルが500万画素くらいの頃(たぶん2002年~2003年頃)はフィルムカメラの方がデジタルよりも解像度の高い写真を撮影できていたような気がします。


フィルムで撮影した写真を「エモい」と表現することが多いですが、スナップ写真の方がよりエモい写真を撮れるような気がしました。

さほど気にするものでもなくてもコンプライアンスが騒がれる現代ですが、人物を含めたスナップ写真を撮る際も気をつけなくてはならないとあらためて感じました。



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コンデジ全盛時のネオ一眼をまた手に入れてしまいました

2024年03月02日 09時38分00秒 | カメラ

OLYMPUSのSTYLUS SP-620UZ(2012年2月発売開始:現在生産終了)を中古で入手しました。

コンパクトデジタルカメラの出荷台数は2008年の約1億1,000万台をピークに2011年や2012年には8,000万台あたりだったようです(一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)より)


時代はまさにコンデジ成熟期に発売されたSP-620UZでしたが、この後に発売されたSP-820UZ(2012年9月発売開始:現在生産終了)やSP-720UZ(2012年8月発売開始:現在生産終了)を既に愛用している身としては、やはり性能の面では今一歩の製品でした。

10年以上前のカメラの性能をあれこれ言うこと自体、野暮なことですが他のラインナップ同様、オールドカメラとして御紹介しようと思います。


まずは主なスペックとなります。

  • 画素数:1,600万画素(当時は1,200万画素が主流)

  • レンズ:35mm換算25mm~525mm

  • ISO最大感度:ISO1600相当

  • 電源:単三電池4本

  • 画像処理エンジン:TruePic III(SP-820UZはTruePic V、SP-720UZはTruePic III)

画像処理エンジンが「TruePic III」ですが、同様のTtuePic IIIを積んだSP-720UZよりも処理速度、画質が落ちていることが気になりました。これは搭載されているDSP(デジタルシグナルプロセッサ)の違いによるものだと予想されます。



上面図です。

電源ボタン・シャッターボタンとズームレバーのみのシンプルな構成です。

物理的なモードダイヤルは廃止されています。フルオート撮影が基本のカメラのため、応用撮影といわれる「絞り優先モード」や「シャッター優先モード」などが省かれています。「全自動」「プログラム」を始め「マジックフィルター」「パノラマ」「3D」といった多彩なモードは健在です。



電源は単三電池4本で稼働します。

デジカメ黎明期は乾電池タイプの充電池でも十数枚で電池切れになるデジカメも多かったですが、eneloopが発売されたことで、その心配はなくなりました。



背面です。十字キーにOKボタン。録画ボタンに再生ボタン、そしてメニューボタンの4つです。

特徴は十字キーとスクロールダイヤルが同心円状に配置されていることです。これは同時期の一眼カメラのPenシリーズにも見られます。



一つ目の作例です。

望遠の実力を図るために使う川崎駅前からの風景です。

画面中央にある「サミット」の緑色の看板までの距離は約600mもありますが、512mm相当の焦点距離はそれを感じさせず、車や案内標識の圧縮感はやはり凄まじいです。

※OLYMPUS STYLUS SP-620UZで撮影:525mm相当 1/400sec F5.8 ±0.0EV ISO100



二つ目の作例です。

隅田川大橋から最大望遠でスカイツリーを撮影しました。距離的には3kmほど離れているせいもありますが、解像感はかなり失われています。

※OLYMPUS STYLUS SP-620UZで撮影:525mm相当 1/500sec F5.8 ±0.0EV ISO80


SP-620UZが発売された頃は同社のE-P3を手に入れ有頂天になっていた頃で、コンデジからは完全に卒業状態でした。当時この機種がかなりの安値で販売されていたにもかかわらず(下手すると10,000円切っていた)見向きもしなかったことが非常に悔やまれます。

「時代とはホントに恐ろしい」




10年前に発売したSTYLUS SP-820UZと呼ばれるネオ一眼を入手したのでレビューします

OLYMPUSのSTYLUSSP-820UZ(2012年発売開始:現在生産終了)を中古で最近入手しました。ネオ一眼と呼ばれるジャンルのカメラですが、ネオ一眼が流行り始めた2005年から2007年...

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超広角レンズを入手・撮影したらスマホとは全然違って感動した

2023年07月22日 08時31分27秒 | カメラ

いつものことではありますが、またもレンズを購入してしまいました。カメラのキタムラを覗いたところ、NIKONのFマウント用の超広角レンズであるSIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC /HSMが良品かつ手頃な価格だったためです。

※先日アジサイの写真で先行紹介させていただきました。


私が所有している最も広角な焦点域は、OLYMPUS STYLUS SP-820UZの22.5mmになります。それ以上だとiPhoneの13mmになります。このSIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC /HSMはDXフォーマット専用なので、D7000に装着することで15mm相当の焦点距離になります。


スペック的には「なぁんだiPhoneのほうがすごいじゃん」なのですが、やはりカメラで撮影することはスマホにはない面白さを感じます。

毎度おなじみの被写体で申し訳ありませんが、川崎チネチッタを被写体にどれだけ超広角の面白さを表現できるか頑張ってみました。


タイトル写真は川崎チネチッタのランドマーク、ガラスタワーです。15mm相当の焦点距離になります。ファインダーを覗きながら「まだ引ける!まだ引けるの?」って思いながらズームリングを広角側に回していました。



ラチッタデッラ内の結婚式を挙げることが出来るCAPPELLA SANT'ANGELO(カペラ サンタンジェロ)を撮影しました。

カペラ サンタンジェロはイタリア語で天使の教会という意味らしいです。

渡り廊下を大胆に構図に入れてみました。まさに超広角ならではの写真に仕上がったのではないでしょうか。

※NIKON D7000 SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSMで撮影:15mm相当 1/320sec F9.0 ±0.0EV ISO200



こちらも私のブログではお馴染みに構図になりますが、ガラスタワーの下、エレベータ広場から見上げた構図です。

15mm相当の焦点距離とシンメトリー構図が鉄骨が美しさを際立たせます。

※NIKON D7000 SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSMで撮影:15mm相当 1/160sec F6.3 ±0.0EV ISO200



先ほどのカペラ サンタンジェロの写真にある「渡り橋」を下から撮影してみました。上からでも下からでも美しい曲線を迫力ある写真として撮影できた気がします。

※NIKON D7000 SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSMで撮影:20mm相当 1/320sec F11 +1.0EV ISO200


SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSMになります。500mlのペットボトルくらいの重さになるので結構な重量感です。超広角レンズということでフィルタ経も77mmとかなりの大きさです。※SIGMA社のHPより写真は引用。


やはり慣れてないせいもあって、納得いくものが撮れたのか撮れてないのかもわからなかったですが、撮影していて面白いのは確かです。

またSIGMAの特性でしょうか、シャープ感が結構鋭く気に入りました。今後は望遠領域とともにこの超広角領域も率先して使っていきたいと思います。




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STYLUS SP-720UZはSP-820UZとまた違うネオ一眼でした

2023年06月03日 08時32分17秒 | カメラ

OLYMPUSのSTYLUS SP-720UZ(2012年発売開始:現在生産終了)を中古で入手しました。このブログでも何度か登場している、同社のSTYLUS SP-820UZと大きく変更されているのは、本体デザインとレンズの焦点距離、電源種類程度なのですが、手にしてみたところ俄然気に入ったのでSP-820UZと比較しながらレビューしようと思います。


まずは主なスペックとなります。

  • 画素数:1,400万画素(SP-820UZも同じ)

  • レンズ:35mm換算26mm~676mm(SP-820UZは22.4mm~896mm)

  • ISO最大感度:は3200相当(SP-820UZは6400相当)

  • 電源:リチウムイオンバッテリー(SP-820UZは単三電池4本)

  • 画像処理エンジン:TruePic III(SP-820UZはTruePic V)

私としては画像処理エンジンが「TruePic III」であることが心配ポイントでした。

SP-820UZと同等のTruePic VであればISO6400の実現や「合成処理による」手ぶれ補正機能も追加できたと思います。



上面図です。

電源ボタン・シャッターボタンとズームレバー・モードダイヤルといったシンプルな構成です。

モードダイヤルに目をやると、応用撮影といわれる「絞り優先モード」や「シャッター優先モード」などが省かれています。「全自動」「プログラム」を始め「マジックフィルター」「パノラマ」「美顔」といった多彩なモードは健在です。

SP-820UZにあった「プリキャプチャー」と「手持ち夜景」機能は搭載されていませんでした。が逆に3D機能がついていました。3D対応テレビを持っていないのでその効果が試せないのは非常に残念です。



電源は乾電池タイプでは無く、専用リチウムバッテリーです。

本体のサイズを小さくするための配慮と、長時間稼働実現のためだと思います。OLYMPUS(LI-50B)の他に、PanasonicやPENTAX(RICOH)・CASIOでも採用されているバッテリーだったため、互換バッテリーも含め当面追加購入の心配はなさそうです。



背面です。十字キーにOKボタン。録画ボタンに再生ボタン、そしてメニューボタンの4つです。

本体が小さい分、ボタンの数が少ないイメージはありません。

物理ボタンや機能が少ないということはシャッターを押すだけで綺麗に写ることを基本としている万人向けのカメラと思われます。



一つ目の作例です。

川崎駅前の商店街である「銀柳街」で子供の日に掲げられた「鯉のぼり」を撮影しました。

なんと家庭から不要になった鯉のぼりを回収したそうです。

マジックフィルターの「ポップ」フィルターを使用して華やかに仕上げてみました。

※OLYMPUS STYLUS SP-720UZで撮影:544mm相当 1/160sec F5.3 ±0.0EV ISO200 ポップフィルタ適用



二つ目の作例です。

東京タワーの展望台をタワーの麓から撮影しました。

コンパクトカメラの割には解像感が出ていると思います。

撮影の仕方もあると思いますが、SP-820UZは画像処理エンジンの性能でさらに解像度が高く、さらに一眼カメラにおいてはコンデジに比べ映像素子が桁違いに大きいため、さらに高い画質で表現できます。

※OLYMPUS STYLUS SP-720UZで撮影:500mm相当 1/400sec F5.1 ±0.0EV ISO100


SP-820UZは「画良し・手ぶれ補正良し・焦点距離良し」でしたが「携帯性」においては多少かさばる部分はありました。

2023年でのスリム型コンデジにもLUMIX DC-TZ95Dをはじめとした40倍ズームレンズを持つ機種は少なくないですが、やはりネオ一眼独特のフォルムは魅力的であるため、あのスタイルでかつコンパクトであってほしい思いはあります。

10年程前は、各社ラインナップに小型のネオ一眼があったはずですが絶滅寸前。やはりデジカメのブームは一段落ついてしまったようです。



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