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ストローバレイ家の介護奮闘記

90→→92歳の母を支える4姉妹の泣き笑い奮闘記・・とその後

一人旅:(3)京都

2016-10-27 16:36:19 | 日常
            

朝から雲一つ無い青空!京都では東寺と養源院に行きたいと思っていたのですが、この二つは京都駅を挟んで斜め正反対にあります。どちらを主にするか悩みました。

でも、あまり気持ちの良い天気なので神護寺方面に行こうかとフロントの人に相談したところ、バスの本数が少ないし、もしも養源院に行くのでしたら まだ紅葉には早いですが、今なら人も少なく鞍馬が良いのでは・・・とのアドバイスをもらいました。

鞍馬は前に夫と貴船までの道を歩いた事があり、下からつづら折りの山道を歩き本殿前のかなりの階段を上った記憶があります。でも 最近のテレビの旅番組でつづら折りの坂道はロープウェーでクリア出来ることを知ったので、青空の下樹木の爽やかな空間に会いたく、三十三間堂~養源院~鞍馬のコースにして、時間と体力が残っていたら東寺に行くことにしました。

荷物を預けまずホテルから徒歩5分位の所にあるバス停から三十三間堂方面に行くバスに乗車。(今回は岡山でも京都でもSuicaが使えたので楽でした。)東福寺を通り三十三間堂へ。まだ10時前だったせいか、お堂内は人も少なく、観音様達をゆっくり見る事ができました。

次は今回一番行きたかった養源院です。三十三間堂の前の道を歩いてすぐの所にあります。以前ここの俵屋宗逹の白象図をテレビで見て、是非本当の絵を見たかったのです。ここもまだ見学者が少なく、白象図、唐獅子図、波と麒麟図の杉戸絵、十二面の松図襖絵の宗逹の素晴らしい絵を間近にゆっくり見ることができました。

養源院は秀吉の側室淀殿が父浅井長政の追善の為建立しましたが、火災で消失した後妹の崇源院により再建され、以来徳川家の菩提所となり、浅井長政、豊臣秀頼、淀殿の位牌も安置されています。

また本堂の廊下の天井は伏見城の本丸廊下で、自刃した家康の家臣達のおびただしい血の跡が残る板をそのまま天井板として使った血天井で、宗逹の絵は彼らの鎮魂のために描かれたともいわれているそうです。(鞍馬はまた次回。)(次女)