
上の写真は近所の自販機のもの。なんとなく色合いが映画のときの似ているので載せてみました。
タイトル:眉山 -びざん-:全国東宝系ロードショー
ジャンル:さだまさし原作の映画化/2007年/120分
映画館:福知山シネマ1(146席)
鑑賞日時:2007年9月1日(日),18:25~ 3人
私の満足度:60%
オススメ度:65%
【序】
福知山に映画館復活後2回目の鑑賞。時間ぎりぎりに入ると会場には
2人。で、わたしが三人目。こうなると、席についてる人も、入って
きたほうの人を振り返るんですね。というわけで観客全員の顔を
わかったところでスタート。予告は、舞妓ハーン、嫌われ松子の一生、
西遊記の3本。いずれも公開当時の予告編で、ここでの上映開始日とは
ことなるのがご愛嬌。みてないのは西遊記だけなので、多部未華子が
でるのでみようかな。
【冒頭】
阿波踊りの音楽。メインタイトル『眉山』と縦書き。
背景は、ピントをおもいっきりずらした赤や黄のちょうちん。
(目の粗い映像)
女の子が隊列のなかで踊っている。
『わたしは14歳だった』
踊りながら笑顔で右隣の踊り手をみるがその顔が驚きにかわる。
『母は、踊りながら泣いていた』
踊っている母(宮本信子)。手は普通に激しく動いているのだが、
目からは涙が流れている。
(普通のクリーンな映像)
高層ビル。東京。オフィスビル。
『はい、○○トラベルです。』
30人ほどのフロア。前と二人ごとに横に低いパーティション
でしきられたデスクの上に液晶モニタがならぶ。奥には
ガラス張りでフロアから見通せる会議室。プロジェクターを使い、
プレゼンをしている若い男。6人ぐらいが会議机を囲んでいる。
『このツアーは、40代50代をターゲットとし、世界遺産と・・・』
三十代の女性(咲子役:松島菜々子)が発言。
『××クン。今の40代といっても価格高いんじゃない。』
『立ち寄り入れてないでしょ。』
『時間きつくても、立ち寄りいれて値段下げて。』
『価格計算し直して、もう一度だして』
不満げな若い男。あーあという感じで咲子を見る。
夕方のオフィス。若い女の子が咲子に声を掛ける。
『明日計算してだしますから。ねっ』と言って、昼間にプレゼンを
していた若い男の方をみてニコッとして帰ってゆく。
ほとんど人のいないオフィスで仕事をつづける咲子。
咲子。夜のオフィス街大通りを歩く
『ぼくや。徳島の』
『まっちゃん。どうしたのこんな遅くに』
『あんな。たつこ姉さんが入院したんや』
『お母さんがどうしたん・・・』
電話の会話がフェードアウトしていくなかJAL機が徳島空港に着陸。
【ストーリー gooより】
東京で働く咲子は、母の入院の知らせを受け、久しぶりに徳島に帰郷する。
母子家庭で育った咲子は、気が強く何でも一人で決めてしまう母に寂しさを
感じていた。咲子は医師、寺澤から母が献体を希望していることを知り、
いらだちは募る。ある日、母の友人から箱を手渡される。中には、死んだと
聞かされていた父から毎年届いていた手紙の束が入っていた。隠された母の
恋を知った咲子は、東京に戻り、両親の思い出の場所を訪ね歩き…。
【感想】
宮本信子は久々に見た。調べてみると映画は1997年の
「マルタイの女」以来。伊丹十三監督が亡くなって10年か・・・。
役柄上のこともあるだろうけど、貫禄を感じました。
終盤の阿波踊りもよかった。こんなに迫力を感じた阿波踊りは初めて。
14200人のエキストラですか。すごいですね。東宝さんならでは。
クライマックスともいえる、あのシーンはさすがに盛り上がりました。
あとは、松島菜々子が細い。腰のくびれを強調したカメラアングルが
多いようにおもったのは私だけでしょうか?
全般的には、残念ながらストーリーというか、演出はいまいちな
気がします。謎賭けをしてなぜかなと興味を持たせてあとから
解き明かされるのですが、なんだかわざとらしくて。無理に引っ張って
つないでるような感じがして乗れませんでした。
冒頭の「踊りながら泣いていた」とか、
「あの人はユメクサ会のひとだから」とか、
14才の咲子がお父さんのことを聞くシーンなど、なぞかけ多すぎ。
また病院の休憩室みたいなところで、咲子がドリンクを飲むシーン。
うしろにガンの原因順みたいなポスターが貼ってあって、そのあとで
医者から告知されるとか。そんなことがあったので咲子が14歳の時に
テレビでやってた人形浄瑠璃がまたでてくるかなとおもってたら、
まったくおなじのがあとからでてきたので、あららという感じ。
だんだんと音楽もやけに扇情的なものに聞こえてきて、
結局のところ、原作のさだまさしと私の相性がわるいのでしょう。
【その他の役者さん】
松本じゅん:チルソクの夏で、ババシャツを着ていたおばさん。
この映画でも、もろおばさんしてました。同室の病人役のはずですが
とてもお元気そうでなによりです?
小山田サユリ:看護士役だったのでしょうか?エンドロールで名前を
みつけました。「好きだ、」で、宮崎あおいのお姉さん役以来。
金子賢:格闘技の試合ではみてましたが、はじめて映画でみました。
試合をやってるときより強そうでした。
【雑学】
眉山:人の名前で、有名な陶芸家かな?ぐらいい思っていたのですが
おおはずれ。徳島の山でした。
献体:死後に自分の遺体を解剖学の実習用に提供すること。
私は、献体したら最後はホルマリン漬けになってもどってこないと思って
いたのですが、この映画でもどってくることを知りました。HPで調べると
通常2~3年後。
ではまた。
タイトル:眉山 -びざん-:全国東宝系ロードショー
ジャンル:さだまさし原作の映画化/2007年/120分
映画館:福知山シネマ1(146席)
鑑賞日時:2007年9月1日(日),18:25~ 3人
私の満足度:60%
オススメ度:65%
【序】
福知山に映画館復活後2回目の鑑賞。時間ぎりぎりに入ると会場には
2人。で、わたしが三人目。こうなると、席についてる人も、入って
きたほうの人を振り返るんですね。というわけで観客全員の顔を
わかったところでスタート。予告は、舞妓ハーン、嫌われ松子の一生、
西遊記の3本。いずれも公開当時の予告編で、ここでの上映開始日とは
ことなるのがご愛嬌。みてないのは西遊記だけなので、多部未華子が
でるのでみようかな。
【冒頭】
阿波踊りの音楽。メインタイトル『眉山』と縦書き。
背景は、ピントをおもいっきりずらした赤や黄のちょうちん。
(目の粗い映像)
女の子が隊列のなかで踊っている。
『わたしは14歳だった』
踊りながら笑顔で右隣の踊り手をみるがその顔が驚きにかわる。
『母は、踊りながら泣いていた』
踊っている母(宮本信子)。手は普通に激しく動いているのだが、
目からは涙が流れている。
(普通のクリーンな映像)
高層ビル。東京。オフィスビル。
『はい、○○トラベルです。』
30人ほどのフロア。前と二人ごとに横に低いパーティション
でしきられたデスクの上に液晶モニタがならぶ。奥には
ガラス張りでフロアから見通せる会議室。プロジェクターを使い、
プレゼンをしている若い男。6人ぐらいが会議机を囲んでいる。
『このツアーは、40代50代をターゲットとし、世界遺産と・・・』
三十代の女性(咲子役:松島菜々子)が発言。
『××クン。今の40代といっても価格高いんじゃない。』
『立ち寄り入れてないでしょ。』
『時間きつくても、立ち寄りいれて値段下げて。』
『価格計算し直して、もう一度だして』
不満げな若い男。あーあという感じで咲子を見る。
夕方のオフィス。若い女の子が咲子に声を掛ける。
『明日計算してだしますから。ねっ』と言って、昼間にプレゼンを
していた若い男の方をみてニコッとして帰ってゆく。
ほとんど人のいないオフィスで仕事をつづける咲子。
咲子。夜のオフィス街大通りを歩く
『ぼくや。徳島の』
『まっちゃん。どうしたのこんな遅くに』
『あんな。たつこ姉さんが入院したんや』
『お母さんがどうしたん・・・』
電話の会話がフェードアウトしていくなかJAL機が徳島空港に着陸。
【ストーリー gooより】
東京で働く咲子は、母の入院の知らせを受け、久しぶりに徳島に帰郷する。
母子家庭で育った咲子は、気が強く何でも一人で決めてしまう母に寂しさを
感じていた。咲子は医師、寺澤から母が献体を希望していることを知り、
いらだちは募る。ある日、母の友人から箱を手渡される。中には、死んだと
聞かされていた父から毎年届いていた手紙の束が入っていた。隠された母の
恋を知った咲子は、東京に戻り、両親の思い出の場所を訪ね歩き…。
【感想】
宮本信子は久々に見た。調べてみると映画は1997年の
「マルタイの女」以来。伊丹十三監督が亡くなって10年か・・・。
役柄上のこともあるだろうけど、貫禄を感じました。
終盤の阿波踊りもよかった。こんなに迫力を感じた阿波踊りは初めて。
14200人のエキストラですか。すごいですね。東宝さんならでは。
クライマックスともいえる、あのシーンはさすがに盛り上がりました。
あとは、松島菜々子が細い。腰のくびれを強調したカメラアングルが
多いようにおもったのは私だけでしょうか?
全般的には、残念ながらストーリーというか、演出はいまいちな
気がします。謎賭けをしてなぜかなと興味を持たせてあとから
解き明かされるのですが、なんだかわざとらしくて。無理に引っ張って
つないでるような感じがして乗れませんでした。
冒頭の「踊りながら泣いていた」とか、
「あの人はユメクサ会のひとだから」とか、
14才の咲子がお父さんのことを聞くシーンなど、なぞかけ多すぎ。
また病院の休憩室みたいなところで、咲子がドリンクを飲むシーン。
うしろにガンの原因順みたいなポスターが貼ってあって、そのあとで
医者から告知されるとか。そんなことがあったので咲子が14歳の時に
テレビでやってた人形浄瑠璃がまたでてくるかなとおもってたら、
まったくおなじのがあとからでてきたので、あららという感じ。
だんだんと音楽もやけに扇情的なものに聞こえてきて、
結局のところ、原作のさだまさしと私の相性がわるいのでしょう。
【その他の役者さん】
松本じゅん:チルソクの夏で、ババシャツを着ていたおばさん。
この映画でも、もろおばさんしてました。同室の病人役のはずですが
とてもお元気そうでなによりです?
小山田サユリ:看護士役だったのでしょうか?エンドロールで名前を
みつけました。「好きだ、」で、宮崎あおいのお姉さん役以来。
金子賢:格闘技の試合ではみてましたが、はじめて映画でみました。
試合をやってるときより強そうでした。
【雑学】
眉山:人の名前で、有名な陶芸家かな?ぐらいい思っていたのですが
おおはずれ。徳島の山でした。
献体:死後に自分の遺体を解剖学の実習用に提供すること。
私は、献体したら最後はホルマリン漬けになってもどってこないと思って
いたのですが、この映画でもどってくることを知りました。HPで調べると
通常2~3年後。
ではまた。