タイトル:トゥモロー・ワールド(原題 Children of Men)
製作国:アメリカ、イギリス
ジャンル:近未来SF/2006年/114分
映画館:TOHO二条シネマズ(165席)
鑑賞日時:2006年11月26日 (日),14:00~ 70人ぐらい
私の満足度:70%
オススメ度:65%
<序>
チラシを見たときは、どうもいまいちなタイトルだなあと
あまり行く気にならなかたのですが映画館の予告でみて、
これはお金かけてそうだなあと。(製作費120億円)
ときにはこういう派手な爆破シーンの映画もみたいなあと
「シン・シティ」クライヴ・オーウェンが主演という
興味もあって入って行きました。
<冒頭>
タイトルバックで音声のみ移民やテロのニュース。
立っている人でいっぱいの狭い部屋。背景に大通り、
スーパWHSmithの青色看板が見える。人の間をすり抜ける
ようにやや長身の男(クライヴ・オーテン)が、
入ってきて前列までくる
『ブラック・コーヒー』
スタバのようなコーヒー容器をもってる人など、みな
うすぐらいコートをきて、店内のテレビをみているようだ。
『今日、人類最年少の少年ディエド・リカルドが
○○で、ファンに刺され死亡しました。』
笑っている若者の映像、赤ん坊の写真に2009-2027のキャプション。
『人類最年少の寿命は、18年4ヶ月20日16時間8分でした。』
店を出る長身の男。ドアにcafeの文字。
テロップ『ロンドン 2027.11.16』
一見いまとかわらぬロンドンの街並み。だが道路脇には
ゴミが積まれ、街がすすけた感じ。建物の壁は、液晶テレビに
覆われ、ホロを付けた三輪車が排気ガスをあげながら
ビュンビュン飛ばしている。
男は、紙のコーヒーカップを、道路わきのポスト?を長細く
したような台の上に置き、コートの内ポケットをさぐった
あと、再びカップを手にとろうとすると。。。
ドカーン!! 黒煙とともに、炎が今出たばかりのカフェから
噴出し、男はおもわずコーヒーを道路側へとなげだし、腰が
引けてしまう。
メインタイトル(黒地に白) CHILDREN OF MAN
<ストーリー>西暦2027年、人類は18年間の長期に渡って
子どもが生まれない未曾有の異常事態が続いており、
このままでは人類絶滅の危機は免れなかった。そんな中、
国家の仕事に就くテオ(クライヴ・オーウェン)が、
人類存続に関係する重要な情報を握り始める。
人類の未来はおろか自分の将来でさえ興味を示さない
テオだったが……。
<感想>
1985年バックトゥーザフューチャー2で描かれた世界が
2015年だったことを考えると、あまり変化のない街並み。
科学の進歩よりも、社会の変化に目を奪われる。対象的に
主人公の「無関心」とうか「やる気のなさ」に魅かれて
映画のなかに入っていきました。
前半以外な形で、ジュリアン・ムーアが予告編を
みていなければ以外なかたちで登場。でも出番少なすぎ。
チラシでも、主人公と同じ大きさで写っているというのに、
お目当てで行く方は覚悟しましょう。
主人公も自ら事を起こすおこすということはなく、
殺されずにただ巻き込まれて協力するという展開。
周辺の登場人物も、いろいろと変わりながら、
力のある映像やストーリーに対する興味でつないでゆく。
これで派手な爆破シーンがあって、満足度60%かな
ぐらいの気持ちで迎えたクライマックス。ここは圧巻
予想以上でした。延々と繰り広げられる市街戦。
残骸のような建物、ころがる死体、のなかで、
一体誰が味方で、誰が敵なのかも判然のしない。
政府軍、反政府組織、あるいはテロや、身を守るための
市民も銃を手にしているのか? カメラをすぐそばを
弾丸がかすめてゆき、爆破の粉塵がカメラに向かってくる
映像は、まさに戦場のドキュメンタリー。
緊張感は頂点に達しました。
このとき何を思いうかべるか?
私は、これってまるで今のイラクでは?と思いました。
大きな違いは、舞台がイギリスであること。
子供がいないこと。
主人公が死なないこと。
実際には、子供が殺され、親や大人も助けることが
できず、自らも殺されるということが起こっているわけで、
現実はより残酷なことでしょう。そう考えながらの
6分とも8分ともいわれる長回しを見ていると、
ネタバレなので内容は申しませんが自然と涙がでてきました。
トゥモロー・ワールド - goo 映画
トゥモロー・ワールド@映画生活
製作国:アメリカ、イギリス
ジャンル:近未来SF/2006年/114分
映画館:TOHO二条シネマズ(165席)
鑑賞日時:2006年11月26日 (日),14:00~ 70人ぐらい
私の満足度:70%
オススメ度:65%
<序>
チラシを見たときは、どうもいまいちなタイトルだなあと
あまり行く気にならなかたのですが映画館の予告でみて、
これはお金かけてそうだなあと。(製作費120億円)
ときにはこういう派手な爆破シーンの映画もみたいなあと
「シン・シティ」クライヴ・オーウェンが主演という
興味もあって入って行きました。
<冒頭>
タイトルバックで音声のみ移民やテロのニュース。
立っている人でいっぱいの狭い部屋。背景に大通り、
スーパWHSmithの青色看板が見える。人の間をすり抜ける
ようにやや長身の男(クライヴ・オーテン)が、
入ってきて前列までくる
『ブラック・コーヒー』
スタバのようなコーヒー容器をもってる人など、みな
うすぐらいコートをきて、店内のテレビをみているようだ。
『今日、人類最年少の少年ディエド・リカルドが
○○で、ファンに刺され死亡しました。』
笑っている若者の映像、赤ん坊の写真に2009-2027のキャプション。
『人類最年少の寿命は、18年4ヶ月20日16時間8分でした。』
店を出る長身の男。ドアにcafeの文字。
テロップ『ロンドン 2027.11.16』
一見いまとかわらぬロンドンの街並み。だが道路脇には
ゴミが積まれ、街がすすけた感じ。建物の壁は、液晶テレビに
覆われ、ホロを付けた三輪車が排気ガスをあげながら
ビュンビュン飛ばしている。
男は、紙のコーヒーカップを、道路わきのポスト?を長細く
したような台の上に置き、コートの内ポケットをさぐった
あと、再びカップを手にとろうとすると。。。
ドカーン!! 黒煙とともに、炎が今出たばかりのカフェから
噴出し、男はおもわずコーヒーを道路側へとなげだし、腰が
引けてしまう。
メインタイトル(黒地に白) CHILDREN OF MAN
<ストーリー>西暦2027年、人類は18年間の長期に渡って
子どもが生まれない未曾有の異常事態が続いており、
このままでは人類絶滅の危機は免れなかった。そんな中、
国家の仕事に就くテオ(クライヴ・オーウェン)が、
人類存続に関係する重要な情報を握り始める。
人類の未来はおろか自分の将来でさえ興味を示さない
テオだったが……。
<感想>
1985年バックトゥーザフューチャー2で描かれた世界が
2015年だったことを考えると、あまり変化のない街並み。
科学の進歩よりも、社会の変化に目を奪われる。対象的に
主人公の「無関心」とうか「やる気のなさ」に魅かれて
映画のなかに入っていきました。
前半以外な形で、ジュリアン・ムーアが予告編を
みていなければ以外なかたちで登場。でも出番少なすぎ。
チラシでも、主人公と同じ大きさで写っているというのに、
お目当てで行く方は覚悟しましょう。
主人公も自ら事を起こすおこすということはなく、
殺されずにただ巻き込まれて協力するという展開。
周辺の登場人物も、いろいろと変わりながら、
力のある映像やストーリーに対する興味でつないでゆく。
これで派手な爆破シーンがあって、満足度60%かな
ぐらいの気持ちで迎えたクライマックス。ここは圧巻
予想以上でした。延々と繰り広げられる市街戦。
残骸のような建物、ころがる死体、のなかで、
一体誰が味方で、誰が敵なのかも判然のしない。
政府軍、反政府組織、あるいはテロや、身を守るための
市民も銃を手にしているのか? カメラをすぐそばを
弾丸がかすめてゆき、爆破の粉塵がカメラに向かってくる
映像は、まさに戦場のドキュメンタリー。
緊張感は頂点に達しました。
このとき何を思いうかべるか?
私は、これってまるで今のイラクでは?と思いました。
大きな違いは、舞台がイギリスであること。
子供がいないこと。
主人公が死なないこと。
実際には、子供が殺され、親や大人も助けることが
できず、自らも殺されるということが起こっているわけで、
現実はより残酷なことでしょう。そう考えながらの
6分とも8分ともいわれる長回しを見ていると、
ネタバレなので内容は申しませんが自然と涙がでてきました。
トゥモロー・ワールド - goo 映画
トゥモロー・ワールド@映画生活
nyancoと申します。
TBありがとうございました。
この映画は主人が観たので、私は観ていないのですが、本当に幾通りもの解釈ができるSF映画みたいですね。
なぜ子どもが生まれないのか、そのあたりの解釈が観る人によって変わってくる映画だと思いますが、監督の意図としては、やはり今の世相を表しているのかもしれませんね。
TBさせていただきました♪
これからもよろしくお願いします。
まだ行けてません。。。
観る人によって、様々な受け取り方のできる
奥深い作品でした!
例の長回しのシーン、私も気が付くと涙がこぼれてました。
ブログに INDEX付けたんですね。
私もいつかはと思ってますが、いつ実現することやら。
あと数年でこのような世界が来てしまうかも知れないという設定が、あながち有り得ないことでは無いと言う所が怖いですね。
TBありがとうございました。
本家サイト(http://www.yawarakacinema.com/)も、よろしくお願いします。
という感想はどうも違う気がします(笑)。
てなわけで、TBありがとうございました。