十八史略を読む-65 戦国の七雄-6 燕 その2 子之、塩漬けにされる
「十八史略:徳間書店発行、丸山松幸、西野広祥編訳、1987年7月九刷」から
燕の王室の姓は姫(き)であり、周初の功臣である召公せきが封ぜられた国である。
それから三十余世を経て文公の代となった。
文公は蘇秦の説を入れて、六国と合従の同盟を結んだ。
文公が死んで易王(いおう)が即位した。易王は在位10年にして、国を宰相の子之(しし)に譲り、王の仕事を任せ、自分は隠居して政務を執らなくなった。
このため国は大いに乱れた。斉がこれに乗じて、攻めると、ひとたまりもなく破れ、子之は塩漬けにされ、易王は殺された。
その後、燕では太子の平を立てて君主とした。之を昭王(しょうおう)という。
「十八史略:徳間書店発行、丸山松幸、西野広祥編訳、1987年7月九刷」から
燕の王室の姓は姫(き)であり、周初の功臣である召公せきが封ぜられた国である。
それから三十余世を経て文公の代となった。
文公は蘇秦の説を入れて、六国と合従の同盟を結んだ。
文公が死んで易王(いおう)が即位した。易王は在位10年にして、国を宰相の子之(しし)に譲り、王の仕事を任せ、自分は隠居して政務を執らなくなった。
このため国は大いに乱れた。斉がこれに乗じて、攻めると、ひとたまりもなく破れ、子之は塩漬けにされ、易王は殺された。
その後、燕では太子の平を立てて君主とした。之を昭王(しょうおう)という。