中国のことわざ-233 臭を万年に遣す(つかわす)
この言葉はのちに大悪党(例えば、名将岳飛(がくひ)を殺して国を売った秦檜(しんかい))を罵倒する際の決まり文句となったようである。
晋では桓温がかねてより帝位を奪おうとの下心を抱いていた。夜中寝付かれぬままに嘆息し、「男子たるもの、後世に令名をうたわれることができぬほどなら、いっそ末代まで悪名を残してやりたい(男子不能流芳百世、亦当遣臭万年)」と言ったと伝えられている。
もともとの意は、桓温がいったように、男児たるものの野望のほどを語るものであった。
出典:「十八史略 Ⅲ 梟雄の系譜 :徳間書店、奥平卓、和田武司訳、1987年7月七刷」
この言葉はのちに大悪党(例えば、名将岳飛(がくひ)を殺して国を売った秦檜(しんかい))を罵倒する際の決まり文句となったようである。
晋では桓温がかねてより帝位を奪おうとの下心を抱いていた。夜中寝付かれぬままに嘆息し、「男子たるもの、後世に令名をうたわれることができぬほどなら、いっそ末代まで悪名を残してやりたい(男子不能流芳百世、亦当遣臭万年)」と言ったと伝えられている。
もともとの意は、桓温がいったように、男児たるものの野望のほどを語るものであった。
出典:「十八史略 Ⅲ 梟雄の系譜 :徳間書店、奥平卓、和田武司訳、1987年7月七刷」