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萌ちゃんのひとりごと

後期高齢者になりました。老いという壁をどう乗り越えていくか
難題に向かって、試行錯誤のあがきを綴ります

初音の調度

2025-05-24 14:38:43 | 旅行

名古屋観光最終日、「メーグル」という市内の観光循環バスで市内観光をした。メインは名古屋城とトヨタ産業技術記念館だったのだが、時間に少しすき間が出来たので、徳川美術館に寄ってみることにした。1時間ほどしか見学できないのであまりゆっくりできなかった。

この美術館、普通でも1時間ほどで見て回ることなどできないほど充実しているのだが、特別展で「国宝 初音の調度」をやっていた。10年ぶりに一挙公開された「初音の調度」は素晴らしかった。時間がなくて駆け足での観覧になってしまって本当に残念だった。

ところが、18日日曜日、NHKのEテレ「日曜美術館」でこの「初音の調度」が解説付きで放映されていた。見逃し配信でじっくり観ると、やはりすごいものだった。現地ではザーッとしか見れなかったが、テレビでじっくり見られて残念が少しは解消された。

ところで、この「初音」というのは何なのか? ずっと疑問に思っていた。「初音の調度」は徳川3代将軍家光の娘千代姫が、尾張徳川家に輿入れする時の婚礼調度品なのだが、「初音」とは何なのか? その疑問が「日曜美術館」の解説で分かった。現存する約70点の調度品には、そのすべてに父家光が娘への思いを歌として彫り込ませていた。その歌の中に「初音」という文言が出てくる。

「年月を まつにひかれて ふる人に けふ うぐいすの 初音 きかせよ」 (ずっと会えないあなただけど 正月だからせめて便りをよこして あなたの声を届けて欲しい)という意味だそうだ。わずか2歳半で輿入れした娘に寄せる親心は、将軍といえども並の親と同じものなのでしょうかねえ。

 

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夏到来

2025-05-20 14:34:33 | 旅行

一夜のうちに春から夏へと変わった感がある。

16日、名古屋から帰宅した途端に小雨が降り出し、そのまま本降りの雨になった。次の日は蒸し暑く、「ああ~ ついにあの耐えがたい暑さの夏がやってきたか~」と嘆息した。今、我が家の洗濯機のそばには冬物の衣料やシーツが山ほど積んであり、洗濯の順番を待っている。全部片付くのはいつ頃になるだろうか

ジブリパークに行ってきた。念願のジブリパーク、第一印象「広い」、第二印象「細かい」、第三印象「行き届いたスタッフさんの心遣い」 ジブリチケットの入手はホントに大変だったが、大変な目をしてでもゲットした甲斐があった。

日差しはあったがムシッとした暑さではなく、爽やかな風が心地よく吹いていて、歩くのにも支障はなかった。「メイとさつきの家」に行った。アニメそのまんま、昭和のお家だった。メイちゃんの麦わら帽子が置いてあった。お父さんの書斎の本も昔の書籍ばかり。見えないところまで配慮されていた。「地球屋のバロン」に逢い、聖司クンがバイオリンを製作していた地下の部屋も見た。作業途中のカンナくずまで再現されていて細かい! 「ハウルの動く城」は本当に動いていた。雑然とした部屋やバスルームもそのままの再現、よくここまで汚したねえ~と感心した。園内の所々に立っているスタッフの若者はみんな親切で、広い園内の案内を細かく教えてくれ、楽しい一日を過ごせた。

「百聞は一見にしかず」のことわざどおり、やっぱり実物をわが目で見ると感動もひとしおだった。が、やはり歳が歳ゆえキツイ!! 若者のように疲れ知らずで歩き回る事は出来なかった。 最後はザーッと見ただけでパークを後にしたが、それなりに満足だった

 メイとさつきの家

 ハウルの動く城

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旅に出る

2025-05-09 15:14:58 | 旅行

「旅行する」、「旅に出る」・・同じことなのだけど、私の中ではちょっとニュアンスが違う。「旅行する」のは、しっかり計画を立てて、行きたいところ、見たいところ、食べたいものなどをゲットする。出来るだけ効率よく回れるように、「るるぶ」を見たりネットで調べたりと事前準備をするものだと思っている。

「旅に出る」というのは、あまり準備もせず、ふらっと出かけてみる。旅先で興味があることに出会ったら立ち寄ってみる、食べてみる、気の向くままといった感じだと、自分では思っている。

ダンナの定年退職後、あちこち出かけたが、動ける間にどうしても行っておきたい所(団体旅行ではほぼプランに入らないところ)が3か所あった。後回し後回しになって、やっと今年最後の1か所に行くことになった。愛知のジブリパークだ。ジブリパークはチケットを取るところから大騒動で、宿の手配、JRのチケットまで、なんとかゲット出来た。

これが「旅行する」最後のような気がする。旅行の計画から終わりまで、(ダンナはついてくるだけで何もしないので)私が手配しなければいけない。どうしても行ってみたい所だったので苦にはならなかったが、ジブリを済ませると、後はもう特に行きたい所はない。多分、これからはゆっくり気ままに「旅に出る」ようになると思う。

自分の足で歩ける間に、もう少し「旅に出てみよう」と思っている。

 

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紅葉

2024-11-22 14:48:47 | 旅行

婦人会の旅行で県北の方へ紅葉見学に行ってきた。道中、高速道路のから見える山々は綺麗に紅葉していた。北に行くほど綺麗に紅葉していて、バスの中から居ながらにして目の保養ができた。真庭市の木山寺へ行った。細い急カーブが続く山道を大型バスで上っていったのだが、冷や冷やし通しだった。木山寺は静謐な山寺で紅葉も見頃だった。本堂の一角にハート型の窓枠があり、そこからちょうど紅葉の木が見られるようになっていた。インスタ映えをするというので、若い人の来訪が増えているそうだ。

ウチのそばの石垣にもど根性の紅葉が1本。小さい木ながらこちらも見事に紅葉している。

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女子旅

2024-05-19 15:37:34 | 旅行

妹と二人で 東京へ 旅してきた。二人とも佐伯泰英さん著作の「 居眠り磐音 江戸双紙」のファンで、 一度、主人公「坂崎磐音」が歩いた江戸の町を巡ってみたいと思っていた。 足が達者なうちにと思い立ち、今回の旅になった。

坂崎磐音は行動範囲が広くて、 江戸中 あちこち歩き回っていた。我々がそれら全部を追跡することは到底無理で、 とりあえず磐音さんが住んでいた とされる深川界隈と、後年、磐音さんが 主となる 佐々木道場の あったとされる 神保町辺りを散策してきた。

東京のこの近辺を歩くのは初めてのことで、地図を片手に あちこち 迷いながらも 、なんとか 目的の 場所を探し当てた。浪人「坂崎磐音」が江戸で最初に住みついたのが、深川六軒堀沿いの「金兵衛長屋」で、まずはそこを目指した。六軒堀は今は道路になっているが、この六軒堀沿いの道を、浪人暮らしの生業としていた〈鰻屋〉に通っていた。「金兵衛長屋」に当たる所は今は駐車場になっていた。住まいの長屋から仕事場の鰻屋までは案外近くて拍子抜けした。

金兵衛長屋があっただろうと思われる場所。今は駐車場

幅は変わっているだろうが車道部分が六軒堀だった所だと思う。

深川から隅田川沿いに遊歩道を歩いていたら、この辺りのおじさんが話しかけてきた。赤穂浪士が本懐を遂げて泉岳寺へ行った道だとか、休憩したところだとか、面白い話を聞かせてくれた。こういう出会いがあるから歩き旅は楽しい。

その日の宿は両国国技館の後ろのアパホテルだった。ちょうど五月場所の最中で賑わっていた。幟がたくさん立っていた

後ろに見える白い建物がアパホテル。手前の建物が両国国技館

櫓太鼓と林立する幟

 

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